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勇者の寝言  作者: おがわかなた
14/53

勇者の寝言 第14夜 「何を作る?」

俺は、勇者と悪霊・怪物退治をする日々を過ごす騎士、

マトン・スクィーバーだ。

悪霊や怪物を退治することで、報酬アップを目指しているが、

こんな勇者と一緒にいると、俺の経験値は上がっていく一方なのだが、1つだけ悩みがあった。


「オーライ、オーライ」

今日も勇者の寝言は好調だ。


「オーライ、あれっ、ボールかと思ったら、大根だよ」

何、野球でもやっているのか。

それにしても、何で大根?


「マトン、間違えないでよ」

俺か、俺なのか?

なぜ、大根を投げたんだ。


「大根じゃなくて、人参を投げてよ。」

えっ、野球をやっているんじゃないか?

いったい、何をしているんだ、お前は。


「あとは、じゃがいも、、、ムニュ」

人参に、じゃがいも?

カレー、カレーなのか、食べたくなってきたぞ。



今日の戦闘は、激しかった。

右からくる敵を剣で切りつけ、左からの敵は、盾でなぎ倒す。

反動で、俺は少しフラつくが、その勢いを反対方向に押し出し敵に近づき、

剣をふりかざす。

「ふっ、今日も完璧だ!」

「マトン、ちょっとやりすぎだよ」

「うわぁ!」

怪物はみじん切りに、悪霊は乱切りされていた。

「悪りぃ、今日カレー作ろうと思ってな。

 ちょっと手がすべっちまったよ」

「もうっ、でも今日マトンのカレーなんだね。

 楽しみだなぁ~」

さぁ、帰って、カレーを頑張って作るぞ!

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