表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の寝言  作者: おがわかなた
12/53

勇者の寝言 第12夜 「蓋」

苦痛だった。俺は、マトン・スクィーバー、悩みをもつ騎士だ。

頼りになる勇者と一緒に討伐に明け暮れていたが、

夜が来るのが楽しみ、いや苦痛だった。


「マトン、フタとって」

今日も勇者の寝言はまともだ。


「違うよ、それはフタじゃなくて、ブタ!」

えっ、何その流れ。

何やっているんだよ、夢の中の俺!


「しょうがないな、代わりにそれ使うよ」

代わりに使うのか?

それ以前に、代わりになるのか?


「できたよ、ブタの丸焼き」

何で、フタの代わりで使ったものがメインの食材になるんだ。

そもそも、なべで丸焼きはできるのか?


「おいしいね」

よかった、おしかったのか。

って、よくねぇよ。

なんで、途中料理が変わった。


「今度はブタの角煮でも、、、ムニュ」

今度は、もうブタのネタはいい。



「マトン、今日は調子よさそうだね」

「あぁ、ブタの角煮がおいしかったからな、

 ただ、夢の中でだがな」

「えっ、マトン、ブタの角煮食べたの? いいなぁ~」

「今度、作ってやるよ。一緒に食べようぜ」


今日も1日頑張るぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ