路地にて
某都市 歓楽街の裏通り
表通りから少し入った路地を歩く新城。徐々に客引きの声が聞こえ始める。
「先生!まだ5時前だからタイムサービスするよ!」
「5時前の入店だとマキちゃんのリップサービスが受けれないのは何故ですか?また、ヒカリちゃんのバストが84―Cで、アヤちゃんのが83―Dなのは不思議です」
すかさず突っ込む新城。
「マキのリップサービスは分かったけど、後の違いは俺に聞かれても困るよ、先生」
「それもそうですね。私は今日は更なる貧乳の気分ですので、では」
立ち去る新城の後ろ姿を見ながら、呟く客引き。
「訳の分からん先生だよなー、あ、あっちでもやってら」
路地をさらに進み、声をかける客引きもまばらになりかけた頃、やや古くなった風俗店の前に来て新城は足を止めた。
少しして、その店からまだ五歳位の女の子が出てきた。
「新城のオジさん、グフフしにきたの?」
「こらこら蘭ちゃん、グフフじゃなくグヘへまたは男の抑えキレない欲求を満たしにきたの?と聞きなさいと何度言えば、ん?」
新城のボルテージが上がりきろうとした時、新城の肩を叩く手が。振り向く新城。
「ムギュ」
新城の頬に突き刺さる人差し指。
「ウチの蘭にそういうのを教えないでと何度も言ってるでしょ。」
「あ、ママだ!」 「おや、沙紀さん。お買い物ですか?」
「ええ、まあね。先生は今日はどの娘でお遊びかしら?」
「僕ですか?今日は沙紀さんの見事なまでの貧乳を拝みに・・・」
パンっ。
言い終わる前に飛ぶ沙紀の平手。
「本当に弁護士かしら、あなた。舞も良く辞めないわね」
「北川さんに嫉妬ですか、沙紀さ…」
パンっ!
「なに自惚れてるのよ、この変態弁護士!」
「ママ今日あの日〜?」
「ちょ、蘭?」
驚いた表情で、蘭を見る沙紀。次の瞬間、新城を睨み付ける。
「蘭ちゃんも将来は立派な風俗店の跡継ぎになれそうですね」
「しないわよ!この店は私の代で終わりよ!だから、蘭に変な事を教えないでちょうだい!」
「それは残念です。今から帝王学を叩きこめば…」
パンっ!
「もう良いから店に入ってちょうだい。」
そうして3人は風俗店、アメージングに入って行った。




