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Mr.弁護士  作者: ぐへへ
13/16

何事もなく

「さあ、始めようか」

何事も無かった様に語り出す新城。

「おじちゃん、なにを…」

戸惑う鈴。

右手の人指し指をすっーと仮面に持っていく新城。

「鈴ちゃん、ここの数字の意味が分かるかい?」

首を横に振る鈴。

「鈴ちゃんは、どうやら触れてはいけない世界に触れてしまった」


「…触れてはいけない世界?」

「そう、まだ早いと思いつつも明はそれを見逃さない。」

「それって…」

「明ゾーンに」

(?_?)な鈴。しかし、不思議な感覚の中に居た。


(鈴ちゃん、鈴ちゃん)

「えっ、…」

(鈴ちゃん、さぁゾーンを広げよう)

目をキョロキョロさせる鈴。

「…もしかして…」

おそるおそる、明に視線を合わせる鈴。

(ふふふ、ふふふ、ふふふ…)

「はっ!?まさかテレパス!?」

(ふふふ、ぐへへ、ふふふ)

時折混ざる(ぐへへ)を聞きながら鈴は思った。

(まさかのロリコン弁護士…)


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