12/16
少し時が過ぎ
やや寒い時間が過ぎ、新城が言う。
「鈴ちゃんはやはり賢い娘だね」
ふと我に返りながら、少し照れた様に鈴が言う
「…そんな」
突如新城が、振り向いて拳を下に伸ばしながら叫ぶ。
「明ゾーン!」
ビクッとする鈴。
拳を戻し、徐々に振り返る新城。
「……えっ?」
鈴の方を向いた新城の顔には、仮面が付けられていた。
15%
( ̄ ー  ̄)
「鈴ちゃん、質問があるかい?」
冷静な声の新城。
( ; ゜Д゜)とした表情の鈴。
「早くしないといっちゃうよ」
唖然としながら鈴は思った。
(おじちゃん、すでにいってるよ)