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4 職

 にしてもここ⋯めっちゃ世界観が良い!

 洋風の町並みが、異世界という単語を引き立たせている。

 異世界でよくある店が沢山並んでて、商品も洋風らしいものばかり!

 そういう特有の雰囲気がちゃんと出ているのが、外国に旅行に行ったことがない僕でもわかる。


 「素晴らしい、これが僕の追い求めていた異世界⋯!」


 「ん?どうしたの?」


 しまった!

 興奮しすぎたせいで、本音が口から出ちゃった⋯


 「異世界の雰囲気に耽ってるんだよ。今までそういう場所に行ったことがなかったからね。」


 「へぇ〜」


 でも、この街は他の種族がいない。

 殆ど人間だ。

 エルフとかも混ざってるかもだけど、辺りの住人や商人を見る限り特に変わった様子はないから⋯

 今のだとエルフは、水仙だけ?


 そんな調子で街を歩き回っていたら、近くにギルドっぽい建物があった。

 僕は正直、仲間と立ち向うってことはしたいけど⋯

 今は自分自身に戦闘スキルが備わっているかどうかもわかってない状態だから、無闇に触れると痛い目に遭いそう⋯

 

 ということで、ギルドは一旦スルー。

 引き続き僕達は、 この街を彷徨い歩く頃に。


 「因みにこの世界に、戦闘の役割みたいなのってある?」


 「あるけど、なんで急に?」


 「この辺り、冒険者っぽい人があんまりいないから、少し気になった。」


 「なるほどね。」


 この辺も至って平和だし、ギルドが存在する意味がほぼないんだよなぁ⋯

 別のところが魔物やらなんやらで荒れてるかもしれないけど、ここも魔物が現れるかもしれないんだから、冒険者は多いほうが良いと思うけどなぁ⋯

 国も何か策を練ってるのかねぇ⋯


 「役割というのは違うかも。ここでの役割っていうのは『職』って名前で統一されていて、それには種族も含まれてる。エルフだったり、何かしらのもので作られている族だったりするかな。」


 なるほど⋯水仙以外にもエルフはいるのかぁ〜

 いや、僕はそういうの好きじゃないけど、見てみたくはあるかも⋯!

 決して好きじゃないけどね!あくまで見てみたいだけだよ!


 「本格的な職の名前は君も知ってると思うよ」


 剣士とか、魔術師みたいなものか。

 ここに来て王道のきましたなぁ〜!


 「うむ、わかるぞ。」


 「やっぱり!異世界マニアの少年の思考、読めるようになったぞっ!」


 「その呼び方やめてよぉ⋯!」


 「へへっ、仕返し〜!」


 くぅっ、仕返しを食らったか⋯

 しっかし、自分もなれるのかな、職。

 さっきギルド的建物を見つけたけどスルーしちゃったし、ギルドに登録しとかないと職も手に入らないとかだったらやだなぁ〜


 「ギルド、入りたいの?」


 「う、うん⋯」


 「んじゃあ、さっきのところに戻ろっか。話はそっからだよ!」


 「了解!」


 やっぱギルド入りかぁ〜

 結構不本意だったんだけど、まぁ良いだろう。

 剣使えたり魔法使えたりするし♪


 ーテルリア 冒険者ギルドー


 如何にもってところだな⋯

 宴会が開ける程度のスペースのテーブル、それ相応の厳つい冒険者に看板の依頼に書かれてある内容はえげつないものばかり⋯

 関わってはならぬな、絶対⋯

 困ってる人がいるなら、話は別だけど。


 「っていうか今更だけど、テルリアっていうんだね。ここの国の名前。響き良すぎんだろ」


 「こういうのって、創造主の頭の良さが凄く理解できるものの内の一つだよね。」


 「そ、それメタくない?創造主ってあの方だよ?作者だよ??」


 「大丈夫!創造主って枠に留めてるけど、作者はアホだから!作ってる間に他アニメ見てるくらいだから!」


 「それはアホというか馬鹿だろ」(中枢核(ぬしのこえ))しゃぁないやん、こちとらインフルだったんだぞ!?伝えるの忘れてたのは申し訳ないけど。) 


 な、なんか変な声聞こえたけど気の所為か⋯?

 作者のような聞いてて吐き気がするような声が⋯

 ってかそういうのが多いんだよ最近!

 草原の主にしろ何にしろ!


 「それより、冒険者登録、しとかなくて良いの?」


 「あ、そっか。でも、どうやるんだったっけ?」


 「まずは⋯人に相談しましょ!そうじゃないと始まらないし!」


 「結局そう来るか⋯冒険者の雰囲気好きじゃないから、まじで長居したくないんだけど⋯」


 「穏便に短めで済ませばいいんじゃない?」


 「そう、だね⋯」


 取り敢えず僕達は、蜘蛛の糸と目を潜り抜けるかの如く、ギルド担当の方に登録のことについて訪ねた。


 「あ、あいつら何やってんだ⋯?影に潜むワニの真似でもしてるのか⋯?」


 「あんな、兄弟⋯ああいうやつには関わんないほうが身のためだって話よ。」


 「だよな⋯関わったら変なことされかねん⋯」


 こ、これで良かったのか⋯?

 低姿勢のお陰で冒険者が怖がって近付いて来ない⋯!

 やっぱり姿勢って最強の武器なんだな⋯!(泣)

 よかった、普段からこういう性格で!


 「えーっと、登録の方は〜?」


 「あっ、今します今します!待たせてすいませんした!!」


 担当の方からの話によると、おでこに専用の機械を近付けて読み込むと、ステータスとカードが出るらしい。それとともに階級と職についていろいろと言われるという、話を聞く限り最初以外どうということのない普通の手順だった。


 「なんか冷○ピタとか熱測るときみたいだな。」


 「なるべくその商品は口に出さないほうがいいと思うけど、たしかにそうだね。」


 ー数分後ー


 「お、ステータスとカードだ!どれどれ〜?」


 ――――――STATUS――――――      ―――CARD―――

 水宮颯太 (みずみやそうた)♂ 31歳    水宮颯太 (みずみやそうた)♂ 31

 オススメ職 魔法使いor剣士(剣使い)    階級DDD〜BBB 総合能力評価 クリスタル

 攻撃力 500 防御力 50 魔力∞        誕生日 6/24 魔法の座 B

 頭脳・知能 a(それ)100 b(ぞれ)200

 洞察力 10 統率力 1000 仲間との絆 MAX 

 神の筋 1


 色々気になるところがあるが、一つずつ確認していこう。

 まず職。魔法使いか剣士かしか選べないのはきつい。

 もっといろんな職を試してみたい!

 あとは、基礎攻撃力が500なのは少しすごいと感じる。

 防御力が異常に少ないのは置いておいて、魔力∞!?

 聞いたことも見たこともないぞそんな数値!!

 後に使う時が来れば良いんだけど⋯

 頭脳・知能の数値も気になるな⋯

 態々『それぞれ』を『a』『b』で分けた意味、やはりないと見て間違いないな。

 数値の数は高いからヨシ!

 洞察力の数値は言うまでもなく低いが、統率力はエグいぐらいに高い⋯

 カンストまでと入ってないにしろ、1000はやりすぎだろ!

 仲間との絆は無論MAXだな。カンスト状態と言い換えてやっても良い。

 そして、一番気になるのは神の筋だ。

 特殊ステータスの類なのかな?

 それと、筋っていうのはこれから神に関わるって意味の筋なのだろうか。

 1なのも気になる。これから増えていくのかな?

 

 カードの方もこれまた特殊だ。

 ステータスの時とは違い、階級や位がアルファベットで表されている。

 ま、例外はあれど⋯ね。


 階級はDDD〜BBB、カード制作者はアルファベットを三つ揃えるのが好きなんだな。

 総合能力評価は、技を一つ二つしか出してないのにクリスタルというどデカい評価を叩き出してる。

 こいつは凄い。


 誕生日はデコに当てただけでわかったんだろう。

 さすが機械!


 んで魔法の座、位みたいなものか。

 これに関してはBと普通⋯

 いずれ変わると信じよう。


 にしてもこの担当の方可愛いなぁ、耳の形見るに本格的なエルフ族か!

 意外とエルフって多いんだなぁ⋯



 俺のはこれで終了。

 水仙のは⋯



 ( ゜д゜)ハッ!


 「⋯?これって良い方?悪い方?どっち?」


 天然過ぎてステータスがバグってることに気づいてない!?

 さすが天然水100%、純度100%のお嬢様⋯!


 「えーと、それは⋯悪い方、というか異常反応を起こしてますね。」


 「す、水仙が異常⋯?そんなはずない!!いくら数値が殆ど0で魔力値が俺と同じカンストでも、異常扱いはされてほしくないぞ⋯!!」


 いや、俺と同じってくらいだから、多少異常なのは仕方のないことなのか⋯?

 いや、これは違う、絶対違う⋯


 ――――――STATUS――――――      ―――CARD―――

 水仙 (すいせん)♀ 100歳以上      水仙 (すいせん)♀ 100OVER

 オススメ職                階級DDD〜BBB 総合能力評価 ストーン

 攻撃力 0 防御力 0 魔力∞        誕生日 ?/?? 魔法の座 C

 頭脳・知能 a(それ)0 b(ぞれ)0

 洞察力 0 統率力 0 仲間との絆 0


 年齢が100歳オーバーなのはさておき、やっぱ殆ど0だ⋯

 普通攻撃力とかはチンピラでも付くようなものだよな?(二冊の漫画とネットの漫画から取った情報)

 いや、そいつらと一緒の扱いにしちゃいけない。

 オススメ職は書いてないな。

 推奨するものがわからない以上、載せられないものはたくさんあるよな。

 階級も俺と同じ、総合評価は『ストーン』⋯


 やっぱ制作者ぶっ殺してきていいかなぁ⋯!!


 「お辞めください!!死刑にされたいんですか!?」


 し、死刑はやだな。

 でもいつかとっちめて、どうしてこの評価にしたか洗い浚い吐かせてやる!!

 たとえ死刑になったとしても⋯!!


 誕生日はハテナか⋯

 祝ってやりたいが、これじゃあな⋯


 ―――CARD更新―――

 誕生日 7/27


 意外と近い!!ラッキー!これで祝える!


 ―テルリア 街のど真ん中―

 「これで大半は終わったわね。」


 い、いつの間にお嬢様口調に戻ってる⋯

 いや、これは大人のお姉様口調か。


 「なぁ、最近よく耳にするんだけどさ?その話していいか?」


 「いいぜ。どうせあの話だろ?」


 「そうそう。あの話。お前もわかるようになってきたもんだなぁ⋯」


 「何回聞かされたと思ってんだ⋯痛ぇほど耳に入ってきてるよ。」


 「だよな」


 なんだ?あのわざとらしい会話⋯

 まるで、自分たちの会話を言いふらしてる⋯

 悪人か?懲らしめるしかないか!

 でも、話を聞きに行くだけでも良いんじゃないか⋯?

 聞く分には無料だし。


 「水仙、さっそく任務が出来てしまったみたいだ。もしかしたら、扉の傍にあった看板に載ってあるものかもしれない⋯ちょっと面倒だけど、行こう!」


 「わかったわ!私だけじゃ頼りないかもだから、あの人達も頼りましょ!」


 「そ、そうだねぇ⋯(言い方⋯)」


 言うこと聞いてくれるかどうかはわかんないけど、試してみるしかなさそうだ。                                

このあと、長編糸幹人編に突入―!大半のワードが難しい可能性大。あと、色々気になる所などあれば感想などで教えてくださると助かります!

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