くろがく!1 入学式
―とあるダンジョン 深層―
深層に潜ってはや5日。
食料はまだ尽きてないし、体力もさほど減っていない状態。
行くの渋ってたけど、意外とモンスター倒すの楽しいから、やっぱりこういうのは見かけによらないんだなぁと感慨深さに浸っていた。
「敵、弱すぎ。」
「仕方ないでしょ、僕達の魔力値カンストしてるんだから。」
「そうはいってもスキル一覧が強くなってないと意味ないの!」
そういや、スキルって敵倒して手に入ったり、強化出来たりすることもあるんだっけか。
ハイドは僕の『オモイノチカラ』って特殊スキル?を家にお邪魔したとき付与出来てたし、この間の悪魔要塞(後で出ます)の完遂報酬(後で出ます)で、糸のスキルを得たばっかりだったしな。
便利っちゃ便利だけど、今の僕達には暫く必要ないんだよなぁ⋯
特に僕は一般魔法で事足りるし、スキルも毎度毎度増えていくから捨てたいところではあったんだよねぇ。
強化されてもいらないだけ、使わないだけってやつも多いし。
全部使ってあげたいけど、流石に使いどころのないスキルはなぁ⋯
後でみんなに分けてあげよっと。
でも作者さんは、多分これまでの努力や苦労を端折ってる番外編作ってるわけだから、終盤編の命を削るような戦いも兄妹編、決戦編の交渉や戦い丸ごとみんなに見せてないままダンジョン編行ってそのまま番外編見せるわけでしょ?
ギルドに戻って新しい仲間のステータスやカード、皆に見てもらいたかったのに⋯
それに番外編なにやるか、教えてもらってないんだけど。
俺達キャラにもそういうことちゃんと教えろよ馬鹿野郎!
(中枢核)早く書きたかったんです!あと、一応こっから面白くなるんです!まったく、素人めはこれだから困る⋯)
急に喋りかけないでくれるかな?あと、なんか言った?
(中枢核)言ってませんすみません!)
「一人で何ぶつぶつ言ってるの?もしかして、また作者?」
「最近喋りかけられる回数多くなったんだよなぁ⋯兄妹編からなんだけど。そこもちゃんとやってから番外編してくれよぉ!」
「章も変わったんでしたよね。」
「酷だね、実に酷だ。俺達の戦いを移すことなく番外編をやるなんて。マシな展開のこなし方あっただろ滑稽な猿め!」
「あぁもう、こんなことグダグダ言ってたらキリないよ!この作品は別の作品(見たとしても二作品)の流れとは違うんだから!書籍化担当の人が色々流れを変えてくれるさ。」
「結局他人任せだね、滑稽だね主。」
「今んとこ活躍読者に一切見られてない奴がそんな事言うな!」
「あ、主⋯お兄様⋯水仙姉ちゃん達⋯前、前っ!」
「どうした?そんなに怯えて、」
「実に変だ、詳しく教えてく⋯これ、ワープホールか?」
「あ、ホントだ!もしかして、これに怖がってたの?」
「そ、そうですよ⋯皆さんは怖くないので⋯?」
「僕達は平気さ。その内君も平気になるさ!」
「ほ、ホントですか!?嬉しいな〜嬉しいな〜///」
あぁ、兄妹編は非常に刺々しい状態から頑張ってここまで変えてきたのに、それ全部カットされちゃ困るね。
本当に面白いのは、多分決戦編からだろうけど。(糸幹人編で言う中盤編、終盤編みたいな分け方)
「入ってみよ、わっ!?うわ〜っ!!」
「ハイド〜!!」
行くしかねぇやるしかねぇ仲間を救うためだ!!(ガンギマってる)
「ほっ、って!うあああああああああああああああ!!!!!!!」
「行っちゃいましたね⋯」
「実に滑稽だな、よし。妹、行くぞ!」
「えっ、えぇ!?」
「落とされるなよぉっ!実に困るからな!!」
「わ、わかった!」
「私も行くしかなさそうね⋯フッ!」
―謎空間 深層部―
「ハイドぉぉぉぉ!!!!」
「颯太ぁ!!!!助けてぇぇぇ!!!(泣)」
「勿論、助けるに決まってるだろ!幼い子を、傷つけるわけにゃ⋯いかねぇんだよ!!」
「颯太⋯!(感涙)」
「僕に抱きつけぇぇ!!」
「うんっ!!」
「「羨ましい⋯!!」」
「実に滑稽だな。(言えない、呪いを解くために何回も抱きつかれていたことなんてぇぇ〜!)」
虹のような光が揺らめき、四方八方に広がる空間に、僕達は体を揺らめかせ落ちていった。
それも、兄の口癖を借りると⋯実に無様に、だ。
「な、懐かしい感覚がするな。」
何故ならハイドに押しつぶされて、絶賛幸せモードになっているから。
その感覚を覚えたのは約半年か、それとも実質の年、500年か。
僕はもう、それすら思い出せなくなっていた。
でも、質感がちょっと違うんだよな。
女子高生の足に履いてるようなソックスと、似たような感覚⋯
いや、俺高校なんて行ってないからわかんないんだけど、それでもわかるような感覚が⋯
いや、本物?いや、そんなわけない!
これが、本物なわけ、ないでしょうがぁ!!と、足に自分の頭を猫みたいにスリスリしている。
普通の人がやったら蹴り飛ばされるんだけど、僕とハイド達は例外。
「す、スリスリされてる////」
何故か、こうなる。
そこが意外と恍惚を感じて、僕は好きなんだけど⋯
それだと、破廉恥でスケベなおっさんみたいに見えるよな。
僕はそうじゃないんだけど、30代なだけなんだけど。
「「羨ましい⋯そこの席変われよ泥棒猫!」」
「うぅっ⋯(見捨てられて悲しんでる)」
二人も二人で嫉妬深いしな。
それに今回は居ないけど、糸幹人編で出てきたハイドの因子も最近嫉妬深いし⋯
おいおい、僕はハーレム得意じゃないぞ!
「ちょっと、早く⋯離れなさい!」
ん?あれ⋯?やっぱり皆、服装違うくね?
目がぼやけてて見えないけど、なんだか制服のような⋯
は?制服?う、そだろ⋯?
「離れなさいってもう!」
「えっへん!離れるもんか〜!私は颯太のお気に入りなんだもん♪」
「違うわよ!最初に会った私が、颯太の一番のお気に入り!!」
「お二人共何言ってるんですか!主の一番のお気に入りは、この私です!ですよね?主っ♪」
「フッ、実に⋯滑稽だなぁ⋯あはははは⋯(持ち前の眼鏡を付け、主を睨む)」
に、睨んでる学ランの陰キャみたいな奴は置いといて⋯
みんな、服装が変わってる!
俺も学ランだし!いいね、カッコいい〜!
妹さんは髪の色も髪型も美しいし、瞳の色が黒から青色に変わったな。
水仙はポニテが乙女で橙色なのがめっちゃいい〜!瞳の色は変わってないけど、その方がが似合う!
しかもハイドに関しては、上はセーラー、下はミニスカにソックスか。
足が見えてる点において、作者さんの好みそうな服装だ。
肌も糸で作られてるわけじゃないのか、繊維が細かくてそうなってるのかわかんないけど、人間みたくツルツルスベスベだし!
あと結び目のところにスカーフみたいなの巻いてるのが、実に可愛い!(ぜ~んぶお母さんから聞いた知識)
ってか僕、さっきソックススリスリしちゃったな。
作者さんと同じ扱い、されてないといいな。
「(気持ちよかったなぁ〜あれ♪)」
あ、良かった。
どうとも思ってない顔だ。
「(つ、次は私にしてもらえるように、なるべく颯太の近くにいなきゃ。)」
「お兄様?余計なことしなくていいのよ?(満面の笑み)」
「(実に悔しい⋯実に、実にぃ⋯!!!!)」
「ひ、ひやっ⋯!顔が怖い⋯二人共、顔が怖い⋯!」
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「皆さん、どうもこんにちは。」
「だっ、誰!?って、因子さんじゃん!どうしてここに?」
「気になってきちゃいました!最近貴方という人間にゾッコン中ですので♪(※交際は出来ても結婚は出来ません)」
「(チッ、次から次へと⋯!)」
「(奪われないようにしなければ⋯)」
「な、なるほどな~!」
僕の取り合いの相場が激しいハーレム激戦区にようこそ⋯
もう、全員の世話すんの疲れるよ⋯
無理しちゃいけないのわかってるけどさ。
無視できないのさ、皆魅力的だから。
「この世界では、基本的に学園生活を皆さんと共にしていくといった形です。因みに私は、貴方達の担任を担当することになりました〜!」
へぇ、因子さんが!
しっかし、やけに髪の手入れに工夫かけたね⋯
それに服装もビシッとした黒を貴重としたスーツ、これも作者が好きそうな服装だ。
「ということで早速、学校を案内させていただきます。学習する内容としては、高校の問題が基本となります」
や、やったぁ!高校の授業だ!
スマホとかは⋯
「スマホは勿論用意されております!」
神だ。この学校神だ!
んで、家は⋯
「高校から近めの洋風和風選べる、家賃タダ、シェアハウスも可となっている家となっています!」
神だ、この人も設定も何もかも神だ!
「せんせー!」
「何でしょうか?ハイドさん。」
「シェアハウスは何人くらいで出来るんですか〜?」
「そうですね、上限はありません。お風呂も豪華ですし、キッチンも自動調理か自分で調理するか選べますし。」
「か、神だ⋯」
「異界には自由に戻れるんですか?」
「そうですね、イベントやダンジョンの続きがしたい時や重要なことがある場合があるので、基本は後ろのワープホールから戻れます。」
よ、よかったぁ~戻れないかと思った〜!
「あと、この学校には他の生徒は来ませんし、卒業という概念もありません。貴方達だけの学校です!先生や校長は居ますけどね。」
神だぁ⋯
「勿論、旅行的なことも出来ます!日本と近いような場所もありますし!」
あぁ⋯神だぁ⋯
「自由なところに好きなだけいけますし、制限もありません。財布も持ってきていいですし、何より全てタダですから、殆ど持ってくるものはないと言っていいでしょう!何故ならこの世界、お金の概念がないんですから!」
神だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!神の学校を引いてしまった⋯当たりだ!!!!!!!!
「旅行の班も好きに選んでもらって構いません!席替えも好きな席に座ってもらって大丈夫です!」
「「「「「神だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」」」」」
「何でも買っていいですし、お菓子シェアとか動画撮影とかバンバンしちゃってください!好きな時間にご飯を食べるのも可です!家庭科室も使用可です!全部の教室が使用可です!部活も何個も試して入ってもらって結構です!何処かに泊まることも頻繁にありますし、テレビやゲーム機に関しては人数分各教室用意されてありますからゲームも使用無制限ですし、それによるトラブルもすべて排除しています!お金をかける心配もございません!この世にいらない政治家さんなど居ないんですから!」
青春満喫来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!平和だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
「季節ごとのイベントも用意しています。何なら行事の概念もあります!」
青春満喫来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!最高だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
「で、でも⋯そんだけ好きなことやって、大丈夫なんでしょうか⋯?ほ、ほら⋯トラブルとか起こるかも⋯」
「私達学校側が全責任を取らせて頂きます。」
なんかそれは非常に申し訳ねぇぇぇぇぇ⋯
トラブル、起こさないようにしよ。
「取り敢えず、学校生活を存分に楽しんじゃえば良いのです!服装も髪型も自由!行事があれば出し物もあり、人数や分数制限がなく、危険なこと以外何でもやっちゃってもオッケーですし、そもそも曲の概念が大幅にありますし、大会もあります。カラオケも教室として存在しますし、ボウリングなども出来ます!公園みたいな場所もバンバンあります!バイトもする必要はありませんし、することも一応可能ですし、魔法や勧誘行為するような人、ワックスやピアス、酒や煙草、薬や車、刃物、鈍器、他に犯罪が出来るような物や人の感情、AV、悪が詰まった風俗、変な法、危険なSNSアプリやサイト、詐欺集団、宗教団体、N○Kの集金、トラブルが起こりそうな要素、危険人物が出てくる要素など全てのトラブルの原因は空間の設定を弄って除外してますが、その他は何でもしちゃって大丈夫です!(颯太の記憶から頑張った証。でも、この人が全部作ったわけでないらしい。)」
色々怖いワード出てきちゃったけど、すべて最高じゃん!
これで色々満喫できる!高校生活最高〜!
正直現界ってところには戻りたくないけど、戻れるんだよな〜
ま、後で考えればいい話だし、いいや!
―体育館 入学式―
「頑張って下さい!頑張らなくてもいいと思いますが、楽しんでください!以上!!」
終わるのはや!
たった数秒で終わる入学式とは。
「クラスみんな一緒じゃん!」
「やった〜!」
「これはこれで悪くないわね⋯」
「嬉しいな〜嬉しいな〜」
「なるべく席は近くが良いな〜」
これから、この仲間たちと破茶滅茶な学校生活をすると思うと、実感が湧かない。
けど、嫌な要素がない学園生活ならどんどんウェルカムだ!
飽きるかもしれないけど全力で楽しんで、この一生を素晴らしいものにしよう!
つづく
次回、兄妹編の多死族についての説明回です!
伏線が沢山出てくるので、押さえておくように!
〈要らぬ豆知識&補足説明〉ワープホールの空間の中には、ダンジョンと同じで階層が分かれてる!
下に下にとダンジョンは続いている為、名前も『深さ』を表したものが多い。(今回の場合だと『深層部』)
学校へと続く時空のズレによって起きたワープホールが今回出たワープホールであり、仕様ではないので予めご了承ください。
髪色髪型は男子組は二人共〈黒〉で〈キノコヘアー〉で変化無し。
女性組は水仙が〈ポニテ〉〈橙色〉、妹が〈ワンサイド〉〈花柄の黄色〉、ハイドが〈髪が腰までのロング〉〈茶髪〉。
服装は男子組から二人共〈学ラン〉〈学ラン〉。
女子組は〈セーラー〉〈ロング丈〉が水仙と妹、設定濃いのがハイド。
服装が変わったのは時空の歪みによる設定変更です。
時空に関しては後の『遊楽都市』編という謂わば天国に連れて行かれるときにも出てきます。
乞うご期待っ!




