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39話

 セフィアは、恐らくルッカがカイルに好意を抱いていると分かりつつ、彼が本命だけどルッカはその事を隠すと分かりながら、再度ルッカを茶化す為に言う。


「なっ! どうしてカイル何かと一緒に行かなければならないんですか!」


 ルッカがセフィアの予想通りな反応を示したのか、もう一つ含み笑みを見せる。

 こんな反応を見せるだけで、カイルに好意を寄せていると言っている様な物と思いながらもセフィアはルッカを更に茶化してやろうと考える。


「あらあらお嬢ちゃん? 私はボウヤって言っただけでカイル君なんて一言も言ってないわ、やっぱりルッカちゃんはボウヤに興味津々なのねぇ~」

「そ、そんな事ありませんからっ!」

 

 セフィアに図星を突かれたのだろう。ルッカは顔を真っ赤にしムッとした表情を見せそっぽを向いた。


「私はカイルさんとご一緒出来たら嬉しいですけど……」


 ルミリナはか細い声をだしながら、セフィアをチラチラと見ている。


「うふふ、素直なのは良いわね、お姉さん一肌脱いじゃおうかしら?」


 ルミリナもカイルに好意を寄せていると思ったセフィア。

 彼女にとって、ルッカに特別な思い入れがある訳でもない為色恋沙汰に対する手助け基自分がからかい楽しむ為の暇潰しによる恩恵を与える相手は等しくあり、またカイルが誰とくっつこうがどうでも良いと思っている。

 セフィアが発した『一肌脱ぐ』と言う言葉を勘違いしたのか、アリアがセフィアに対し鋭い睨みを効かせている。


「あら~? アリアちゃん? もしかしてー、貴女カミラちゃんと同じクチなのかしら? そうねぇ、お姉さん、男の相手も飽きたのよねぇ、少し位そう言う世界に触れてみるのも悪くないのよねぇ~?」


 アリアの睨みから、何かを勘違いしていると勘付いたセフィアが、やはりクスクスと笑いながら彼女を茶化そうとする。


「いえ、私はこれ以上脱ぐのは危険と感じたまでです」


 アリアが真顔で返事をする。


「あら? 温泉とか行った事無いのかしら? 同性でしょ? こういうのは慣れてしまえばどうって事無いわよ? なんなら男性でも、エリク君の前で」


 セフィアは、3人の前で着ている服を脱ごうとする。

 セフィアの言う通り、場所にもよるが女性が女性の前で衣服を脱ぐ事は特別珍しい事では無いのだが。


「はわわわわ、わ、私には無理です、せ、せめて」


 カイルさんなら、と小声で呟きながら両手をぶんぶんと振り回し拒否の意を示すルミリナ。

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