こうすれば、半狂乱になってオンナは自らホックを外す <期間限定公開>
a●a●でS●X特集やっているようなので…黒楓も“勝手に華ちゃん祭り”をやっちゃいました。(^O^)/
小汚い雑居ビルに通勤していた頃は、夏はセクハラジャングルだった。
夏の日差しがカンカン照り付けるそのビルはまるで石焼ビビンバ鍋、中で人がチリチリと焦げる勢いなのに事務所のクーラーは瀕死状態でほぼ効かない、というか“冷房”は冬しか効かない、意味がない。
なので、外回りの人間はさっさと近くの喫茶店へ脱出するし、澱のように残ったオッサンどもは小汚いヨレヨレのランニングシャツ1枚になって首に掛けたタオルであちこち拭いている。
見た目もゲロゲロだが臭いも凄まじく、麦茶汲みでしょっちゅう呼びつけられる私はたまったものじゃなかった。
激しい頭痛が起こりそうな環境の中、私はペラペラな事務服のブラウスだ。
暑くて(熱くてと言っていいくらい)とても中にシャツは着られない。
ゆえにブラ線が丸見えだ。
少し年配の方は思い出して欲しい。
中学校の夏のセーラー服を…
あんなのより全然薄いガサガサ素材のブラウスだ。
どうなるかはまさしく
“目に見えて”いる。
当然、白かベージュの…まるで色気のない下着を、まだ“今より”若かった私は“あえて”着けていた。
まあ、オヤジの視線は…『もう仕方がない!諦めるしかない!!』と肚をくくったのだが、どうしても許せないのは!!
脳内エロ中2病のハゲ親父だ!!!
こいつ、とんでもない手練れで…
私の背中側に立つと
服の上からブラのホックを1秒も掛けず、外す。
そう!
外す!!
さすがに頭にきてぶっ飛ばしたくなるのだが、迂闊に動くと…
こちらも“前”が危ういので…
動作が制限されているその隙に逃げられてしまう。
リベンジでヤツの麦茶には散々色んなものを仕込んだが、せいぜい髪の毛を減らすくらいの効果しかなかったようだ。
そのハゲ親父が自分の客が事務所に来た時に私を応接スペースへ呼びつけた。
私が、お盆に載せた麦茶のグラスを置くための茶托をテーブルの上に置いた瞬間、オヤジの手が背中に回ってパチン!とやられ、
不意打ちを食らわされた私はバランスを崩してグラスを取り落とした。
もちろんお客様に必死で謝って、流しとテーブルを行ったり来たりしたが…
「ああ、ミスは誰にでもあるから…」と二人ともニヤニヤしている。
そりゃそうだろ! 私のブラのホックは外されたままで、しかもブラウスにまで麦茶が掛かって一部がスケルトンだ。
その状況で激しく動いたものだから…
私、この時ばかりはトイレに籠って泣きたかったが、極限まで蒸しあげられたトイレは殺傷レベルの臭さで…それは到底できない相談だった。
もう悔しくて、辞書みたいな“仕事の基本”という本を隣にドカッと置いて、デスクで辞表を書き始めたけど、誰にも相手にされなかった
仕方ないので、当時付き合っていたカレを呼び出して、涙ながらに訴えたら逆に怒られた。
「お前! 何を見せてんだ!」と
そして
「オレもやらなきゃ気が済まない」と
私をホテルへ引っ張っていって
ブラ一パン一でベッド脇に立たせて、延々と“外す”練習を始めやがった。
結局、全然できなくて
最後は怒りに任せて私の下着をはぎ取り
ありとあらゆることをやらされた。
<<私、それ以来、オトコと寝てない。>>
さて、この冬の最中になんでそんな、真夏のイタイ過去バナをしたかと言うと…
私が今、このババシャツの下に付けている下着についてちょっと触れたくなったからだ。
この下着はオーダーメードで…皆様も良くご存じの“カワイイカルチャーの発信地”たる街で誂えたものだ。
とは言ってもその街にショップあるというだけで…そのデザインは上品かつ優美、何よりサテンシルクのその生地と丁寧な手仕事が織り成す着け心地がとても素晴らしいのだ!!
ショップはテナントビルの二階を1フロア全部使いで、フィッティングルームも充実している。
そうそう、この間、この下着の仕上げチェックの時、ショップに居合わせた女性は“お水”とは違うお金の匂いを漂わせていた。
その女性は超絶の美少年を従えて、今度作る下着の打ち合わせをスタッフとしていたのだが…
連れの美少年は自分の前に、目にも鮮やかな下着たちが広げられているのに…
ただすっと立っている。
うん、犬のラフ・コリーみたいな感じだ。
この子に自分の下着を仕立てる様を見せているこの女性は…きっと色々な高揚感を楽しんでいるのだろう…
残念ながら私はそんな高揚感とは無縁で…
このショップが御用達になったのも、既成のランジェリーだと、とにかく“負けやすい”自分の肌の為と言うのが、元々の動機だった。
けれども、美しいランジェリーは着けると気分がアガる!
会社が今のオフィスに移転してもあのハゲ親父はまだ生息しているので…ババシャツを着ない季節は、やっぱりこのショップのランジェリーは着けられない。
私の密かな…冬のお楽しみなのだ。
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うちの会社はとにかく人が育たない。
女子社員の育成?については言いたいことがたくさんある。
それこそ無限ループの“わんこそば”状態になるくらいに…
でも、今は男性社員についてだ。
男性社員の場合、この親父どもが醸し出す“社風”に染まるかどうかが一つの分岐点だ。
染まらなければ消しゴムが擦り切れるようにどんどん減っていって最後は自分そのものを消して、ジ・エンド!
運良く(悪く??)社風に染まった男子は仕事もできないくせに私に図々しくなり、調子ぶっこくが、やはりいつの間にか消える。
たま~に、意図して私が消す事もあるけど…
今度 入って来たコは前者のタイプで「いつまでもつかな…」って感じだ。
最近のコは飲み会の席を嫌うというけれど、そのコもまさにそんな感じで、自分の歓迎会でなかったら、この親父たちと飲むのを拒否るだろう。
で、カレの歓迎会の場所は会社の近くの居酒屋の座敷と相成った。
事前に分かっていればラフな服装で出勤しておいたのに、いきなりの鶴の一声だったから…
運悪く、その日は私…割といいスーツを着ていた。
「あ~あ、汚したくないなあ」
ジャケットとコートは店と折衝してうまく隔離できたが…スカートを汚さないようにと、座るときにペシャンコに押しつぶされた座布団の上にも膝にもハンカチを置いた。
なので親父たちのいつもの“酌しろ!コール”もある程度、私が発するオーラ圧で撥ね付けた。その分、新人くんにお鉢が回った訳だが、どうせウチの会社は古い体質だ。
これも訓練と諦めてもらうしかない。
んで、観察してみると
カレ、
結構飲める……
いや違うな
リミッター知らずのおバカさんパターンだ。
この時点で実は
「You are already dead」
なのだ
案の定、お開きになってタクシーに乗り合わせた時には、カレはもう、グテングテンだった。
無理もないわ、
さっきの店の酒燗器にささっていた一升瓶。中身が黄ばんでいたもん。
あんなのが入ったお銚子をラッパ一気飲みさせられていたら…死ぬよ…
私はすごく嫌な予感がしたので
なるだけカレ(山口くん)の近くに寄りたくなかったんだけど
それは皆も同じで…
結局、介抱を押し付けられた。
そう言えば…
『掃き溜め女子』ってはるか昔、合コン相手に言われたなあ…
何年か後、偶然、その合コン相手のT●itter見たんだけど
すっかり脂肪を溜め込んでやがったので
ゲラゲラ笑ってやった!
自慢じゃないけど私
夏場は“毎日がサウナ”の事務所で思いっ切り絞れたもんね。
あんな環境の中でもブクブクとトドで、一向に痩せる気配のないこの親父たちはとんでもなく不気味に思えるけど…
あ、山口くんの動き! ヤバい!!!
とっさにサイドドアの窓を下ろして風を入れ、ワイシャツのボタンをもう二つほど外してあげたけど…時間の問題かも
そしたら
「あ、オレら、やっぱ飲み直すから降りるわ、領収書は5千円までな!」
と、男どもは私と山口くんを置いて逃げるようにタクシーを降りて行った。
おい!5千円じゃあ多摩川も越えられない!!!
とにかく山口くんを何とかしなきゃ!
「ね!キミ、家どこ?」
カレが何か口を動かしたので顔を近づけたら、ヤバい臭いがして…
私は慌ててタクシーを止め、カレを引きずり下ろした。
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いったいどのあたりだ!?ここは!!…
私は蹲っている山口くんの背中にストッキングの足をのっけながらスマホの地図を確かめる。
あ、別にプレーじゃないよ。
もう少し前から説明すれば良かったかな?
とにかく吐かせようと、カレを側溝に引っ張って行って自分で指を突っ込ませ、戻させた。
私はカレには毛ほども触りたくないので、できる限り“リモート指示”したが、まあ、あんまり可哀想なので、パンプスを片っぽ脱いで、足の裏で背中をさすってやっていたわけだ。
ていうか、これ、やっぱ傍目にヤバいよね。
こんなの知り合いに見られたら…
『お嫁に行けない』
目下、当ては無いけど…
散々吐かせたら少し落ち着いた様なので、私は自販機でペットボトルの水を2本買って来て、カレに投げてやった。
「そいつで手と口を漱ぎな!」
「アンタ家どこ?」
「…越谷」
「ええ、それ全然私と逆方じゃん!! こっちは多摩川越えようと思ってたのに」
くそ親父ども!!
いい加減な配車しやがって!!!
「じゃあ、ここでさよならだね、私、まだ電車あるからナビで駅まで行くわ」
コイツ!勢いよく手を挙げて
「送りま~す」とのたまう。
「いらない、アンタ足手まとい、アンタ連れて駅まで行ってたら私が終電乗り遅れる」
そしたらカレ敬礼した。
「んー 分かった おちゅかれさまでした おやすみ~」
と路上にバッタリの大の字
おいおいおい
道路で寝るな
バカ!
可哀想だが、ヒールで蹴とばしてムリムリ、カレを起こす。
「寝るんなら、どっか公…」
言い掛けて言葉を飲み込む。
今は冬だし、物騒だからなあ~
思わず空を仰ぐと…
なんで、こんなネオンが目に入るかな…
ラブホのネオンが…
ネオンを頼りに行ってみると、いかにもって感じの外装ですぐに分かった。
料金は…宿泊¥6700均一かあ 高いんだか安いんだか見当つかねえ、なんせご無沙汰だからなあ…
私は思わず指を折ってしまう。
あの日、元カレにラブホに引っ張って行かれたのは何年前だっけ??…
ヤバい!両手の指が折れてしまった。
ホント、ヤバい!!
そんなにも年数経ってたのか…
脳内エロ中2病のハゲ親父…何年居続けんだよ…
まあ、色々深く考えるのは止めよう。
今、私は自分の財布からラブホの支払いして
十分みっともないのだ。
コイツを部屋に放り込んで
さっさと駅までたどり着かないと
終電間に合わない。
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部屋に入ってとにかくカレをベッドに寝かせ、着ていたコートとジャケット、バッグをテーブルの上に置いてトイレだけ借りた。
カレ宛てのメモ(¥6700の請求も含む)を書いて、立ち上がったらカレもムクリと起き上がり、よろよろと私のところへ来て頭を下げる。
「どうもありがと…ゲロゲロゲロ」
「アッー!!!!!!!」
私は思いっ切りヤツを蹴っ飛ばして
バスルームへすっ飛んだ。
アイツ!!私の胸元にゲロ吐きやがった!!!!
シャワーをフルオープンしてブラウスにババシャツ、そして…ブラ…と脱ぎながら降り掛ける。
ああ!!!泣きすぐる!!!!
とにかく吐瀉物を撤去したら
スカートから脱いで
可哀想な下着たちを洗ってやるしかない。
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めちゃめちゃ慌てて外したから…ホック大丈夫かしら
ラブホのバスルームで、胸も露わに…
ナニをしないでブラを洗ってる私って何??
めちゃめちゃ腹立ったけど!!
シャワー浴びてるうちに…
カレの事が
段々心配になって来た。
バスタオルを頭に巻き、バスローブを羽織って
そっとカレを覗いてみる。
蹴とばされたそのままの姿勢で転がっているので、ギョッとして近づくと
軽い寝息をたてている。
コイツ、本格的なバカだ!
私に向かって吐いたので、コイツ自身はあまり被害が無く、それがまたムカつくのだけど
このままにもして置けないかぁ
これはもう…
私もお泊りだわ…
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コイツ、一向に目を覚まさないので、
仕方ないなあとワイシャツ脱がせて(けっこう骨折れた)軽く水洗いし、ハンガーに引っ掛けてから戻ってきてカレのシャツをたくし上げ、とにかく緊急処置的に拭いてやった。
近くでみるとまつげが長くて…なんだか可愛い
胸、割と逞しいし…
カノジョいるのかな…って
おい!アラフォーになろうとするおねーさんが何を考えてんだ???
でもまあ、ちょっと、胸のポッチを押してみたりする。
あ~あ、ゲロ臭くなかったらなあ…
いや…
もう、割と大丈夫?かも??
いやいやいやいや
こんな事口走って!!
私、珍しくほろ酔い??
いや…
ほんと、
気持ちが…
ヤバいかも…
私、カレンダー的に、今、点火しやすい時期??
突然スマホが鳴って、私、飛び上がった。
見るとミスディオさんからメッセだ
『華ちゃ~ん! どこ~?! 飲み来なよ☆(#^.^#)』
私、即レスした
『目の前でオトコのコ転がってて、食べようかどうか思案中( ˘•ω•˘ ).。oஇ 』
途端に、ミスディオさんから電話が掛かって来た。
『アンタ!!今どこに居んのよ?!』
「え、ラブホ」
「オトコって何??」
「会社の後輩、酔って前後不覚なのでラブホに連れ込んだ」
『アンタ、それ、男が女にやったら捕まるヤツだよ!』
「まあ、字面だけ取ったらね」
『アンタに下心なかったの?』
「うん、連れ込んだときには…」
『でもね、ダメだよ、食べちゃ。絶対食あたりするから!!』
「そうだろうね…」
『でも食べたいんだ』
「う~ん…」
『う~ん…って! 悩んじゃうんだ! だったら私が華ちゃんのこと、抱いてあげるよ』
「それはダメ。私、アンタに抱かれたら、マジどうにかなっちゃうもん」
『切ないねえ~』
「うん、オンナは切ない」
『切ないのはオンナじゃなくてア・ン・タ 食べるのはやめときな としか言えないけど…アンタの好きにするさ』
と電話は切れた。
私はため息をついてカレを見る。
やっぱり…
ううん!!
やっぱり可愛い
床に直寝は可哀想
せめて今は
温めてあげなきゃ
私、ファサっとバスローブ脱いで
裸のふくらみを彼の胸にくっつけた。
両のふくらみの先っぽから
失われていた何かが
私の体に返って来る気がする。
私はゆっくり彼の体を覆って
横たわった。
さて、
これから
どうしよう
華ちゃんの下品さは不器用の照れ隠しなのです。
で、そんな華ちゃんが可愛くて私は気に入っております(#^.^#)
ちなみに…
可愛い華ちゃんの活躍?をもっとご覧いただけるのはこちらです。
↓
『喪女 華恵さん』 https://ncode.syosetu.com/n2084hh/
どうぞよろしくお願いいたします。<m(__)m>
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