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42話 草葉の陰から見守り隊

 凛が俺の2号になったことは、瞬く間に学校中に噂になって流れていった。そして、その影響は俺にまで及んだ。朝登校して靴箱の中を覗けば、手紙が束のように落ちてくる。これがラブレターなら嬉しいのだが、全くそうではない。この学校の凛ファンからの手紙だ。



 この手紙の中身は男子生徒ばかりではない。女子生徒も多くいる。凛は男女共に多くのファンがいたようだ。凛に憧れていた生徒からの恨みの手紙も含まれている。手紙の中にカミソリの刃が入っていた時には、本当に心の底からゾッとした。人の恨みのパワーって凄い。



 俺、自分の知らない間に変な呪文とかされていないだろうな。考えるだけでも怖すぎる。



 だが、大半の手紙は男子からだ。それも呼び出し付き、こんなのいちいち付き合ってられるか。俺は手紙を見る度に、近くのゴミ箱に無造作に捨てるのが日課になった。



 今日も靴箱から多くの手紙を捨てていると1枚の封筒が目についた。キ〇ィちゃんの封筒だ。それにキ〇ィちゃんのシールを貼っている。妙な手紙だなと思って、うかつにも封筒の中身を読んでしまった。



 俺は手紙の内容に愕然として、靴箱の所で膝を崩した。それを見ていた結菜がキョトンとした顔で俺の背中を撫でてくれる。結菜はやっぱり優しいな。



 手紙の内容は連判状だった。そして差出人は日下部ファンクラブ (草葉の陰から見守り隊)と書いてある。



 草場の陰から見守るって、お前等、全員、死んでんのか~。



 確かに凛が「氷姫」の時に言葉の刃で斬り倒し、失恋させた奴等ばかりの名前が載っている。あの俺と俊司と慎が見た。勇者岡部の名前も書かれていた。



 俺は勇者岡部の勇姿を思い出した。これは骨を拾ってやるしかない。早く成仏させてやらねば。



 俺はキ〇ィちゃんの封筒と手紙を持って、2階の自分達の教室へ向かった。結菜は不思議そうな顔をして封筒を見ている。



 俺は自分の席に反対に座って、結菜にキ〇ィちゃんの封筒を渡す。結菜は封筒を受け取って、手紙を読むが何が書かれているか、内容がわからないようだ。



「これってなんなの?アタシには全然、意味がわからないんだけど~」



「これな~。名前がいっぱい並んでるだろう。その名前の男子達な、全員、凛に振られた奴等だわ。それも毒舌で即死した奴等ばっかりな」



「それがなぜ、宗太に手紙なんて送ってくるの?」



「凛に毒舌で即死させられても、ゾンビのように凛のことが好きなんだってさ」



「それってキモ!」



「ああ、キモイな確かに。でも本来の男子の姿でもある。俺は勇者岡部の死に様を見てしまったからな。他人事とは思えない」



 勇者岡部、見事にストレート直球勝負で真正面から告白をして、ゴミムシ以下の言葉の刃で斬られ、中庭で四つん這いになって涙を零していた、あの勇姿は俺のまぶたにしっかりと焼き付いている。



「これって、呼び出し状よね。宗太はまた呼び出されて、ほいほい出て行って、ボコボコにされるわけ?」



 結菜、そんな残念な男を見るような目で見ないで~。視線がなんだか冷たいぞ。いつもの結菜スマイルが俺は好きだな。俺はにっこりと結菜に微笑むが、結菜にプイっと顔を背けられた。



 そこへ凛が教室に入ってきて、俺の隣の席に座る。



「おはようございます。あら、朝から喧嘩なんて珍しいこともあるものですわね。結菜が怒るなんて、最近では珍しいことですわ。いったい、どうしましたの?」



 俺はキ〇ィちゃんの封筒と手紙を凛に渡した。凛は不思議そうな顔をして、手紙を読む。



「なんですの。この草葉の陰から見守り隊というのは、縁起でもない。私、死人から見守られるなんて嫌ですわ。なんですの。この質の悪い悪戯は。趣味が悪すぎます」



「あ~こいつ等な、毒舌だったころに、凛に告白して毒舌で倒されて、失恋した奴等ばかりの会だ。失恋しても凛のことが好きで諦めきれない奴等の会らしいわ」



 凛は美少女だからな。顔とスタイルは完璧だ。一度、見惚れたら、なかなかその魔力から目が覚めないのも納得できる。俺も時々、見惚れるもんな。結菜には言えないけど。



 結菜が口を尖らせて凛のほうを向いて言葉を放つ。



「それでね~馬鹿宗太がね、そのなんとかの会の呼び出しに行くんだって。またボコボコにされたらどうするのよ。私、心配で仕方ないじゃないの~」



「なるほど、それで朝から喧嘩していたのね。内容はわかりましたわ。結菜が怒るのも無理ありませんわ。宗太が会いに行く必要などありませんわ。止めておきなさい」



 凛はキ〇ィちゃんの封筒と手紙をビリビリに破いた。本当に容赦ないな。



 HRのチャイムが鳴った。すずなちゃんが入ってくる。「今日の連絡事項はありませんが、近日に行われる運動会の競技で、自分が何の競技に参加したいか考えておいてください」と言って教壇を降りて、教室のドアの所で止まった。そして俺のほうを振り向く。ジーっと俺の目を見ている。見間違いじゃない。



「九条くん、ちょっと生徒指導室まで来てください。話はすぐにすみます」そう言って、教室から出て行った。


 俊司と慎が俺の元へやってくる。



「お前、また何かやらかしたのか?」



「一体、いつになったら落ち着くんだ」



 俊司と慎は俺をジト目で見てくる。しかし、俺には思い当たる節がない。



「今回、俺は何もやらかしてないぞ」



 席を立って、教室をでて、廊下をゆくっくり歩いて、生徒指導室へ向かう。生徒指導室に入ると、すずなちゃんが机に座って待っていた。そして机の上には俺が朝に捨てたはずの、大量の手紙が置かれていた。



 あ~それな~。確かに内容を読まれたら、問題になるよな~。



 俺はすずなちゃんの対面の席に座る。すずなちゃんは「わかっているわよね~」というような目でジーっと俺の顔を覗きこんでくる。



「用務員の方が、毎日、靴箱の近くのごみ箱に大量に手紙が入っていると、教えてくれたの。中身を読んだら、全て、九条くん宛ての手紙じゃない。それも全員が日下部さん絡みの内容だったわ。呼び出しの手紙も多くあったわ。ゴミ箱に捨ててるってことは、九条くんは取り合ってないみたいで良かったけど、1学期のような怪我をされたら困るのよ。今度、1学期のようなことがあったら、私も見ない振りはできないわよ」



 すずなちゃんの立場からするとそうだよな。俺は呼び出しに応じないほうがいいんだよな。



「日下部さんとの付き合いは九条くんも考え直したほうが良いと私は思うわ。日下部さんが2号でいいって言ってるからって、受け入れる九条くんも朝霧さんも異常よ。3人共異常だわ。私からすれば考えられないわ。どうしてこんなことをしているの」



 まさか、凛が俺のことをきれいに諦めるまで待ってるなんてことは言えないよな。言ってもわかってもらえるとは思えないし。普通からすれば考えられないよな。凛の心の傷が余計に傷が大きくなる可能性もあるもんな。



 でも、凛は俺に正確には告白をしてきてないんだよな~。ただ、2号宣言をしてきただけで、彼女、本妻になりたいとは言ってきてないんだよ。それなのに振るっていうのも振りにくいっていうか、2号もダメとは言いにくい。



 最近、段々と結菜と凛のほうが仲良くなってるくらいだし、それを止めろともいえないし。ややこしいな。これ以上、頭を使うのはやめておこう。今のままが俺達にとって良い距離だと3人が思っているんだから仕方がない。



 結菜も笑顔でいる。凛も笑顔でいる。そうなれば、俺は2人の笑顔を守るしかない。



「先生に俺達3人のことをわかってほしいとは思いません。俺だってややこしいんだから。ただ、結菜が許している以上、俺は結菜と同じように凛のことを許します。ただ、それだけです」



「はぁ~、最近の男女って進んでるのね~。私にはわからない世界だわ。とにかく、九条くんは呼び出しに応じないでちょうだいよ。わかった。これ以上、問題を起こされたくないの。1学期だって色々と騒ぎを起こしてくれたんだから。いい加減にしてちょうだいね」



 ん~、目が据わってる。これはマジだな。でも、そんなに問題を起こしたかな。



 俺がしたことって、サボり、結菜と付き合ったこと、結菜と付き合ったことでボコボコにされたこと、結菜と始終イチャイチャしているから注意されたこと・・・・・・けっこう、やらかしてんな。ほぼ結菜絡みだけど。無自覚というのは怖いね。俺もこれらからは気をつけよう。



「先生のいうとおり、1学期のような騒ぎが起こらないように、気を付けます」



「わかったら戻っていいわ」



 すずなちゃんに退室を促されて、俺は生徒指導室を出た。そして自分の教室へ戻り、普通に授業を受ける。



 実は俺はキ〇ィちゃんの手紙の内容を覚えている。結菜か、凛に手紙をビリビリに破られると思って、先に呼び出し場所と時間を覚えておいたのだ。



 先生のいうことを聞くなら、呼び出しに応じないほうがいい。それはわかる。俺も普通の奴等なら行かない。だが、この手紙を出した者達は、凛に振られてにも拘わらず、未だに未練を断ち切れず、ファンクラブを作っている。成仏できない不幽霊みたいな存在だ。誰かが成仏させてやらなければいけないと思う。



 凛の2号発言が、きっかけとなって、地面から這い出てきたゾンビと一緒だな。今の俺は逃げ足だけは自信がある。夏休みの間、10kmのランニングをさせられていたんだ。10kmまでなら逃げられる。



 だから、呼び出されて、手を出されそうになったら、逃げたらいい。呼び出しの手紙には、逃げたらダメとは書いていなかったからな。



 そんなことを考えている間に、昼休憩の時間になった。俺は席を反対に向けて、結菜の顔をみる。いつものようにフニャリと笑ってくれる。結菜の笑顔をみると心が和むな。癒しや~。



 弁当が2つ出してきて、俺にお弁当を渡す。凛が椅子を持ってきて、重箱のようなお弁当を置いて、お弁当を広げる。恒例のおかず交換会が始まる。凛も結菜も楽しそうに笑顔でお弁当を食べている。教室の外に男子連中が集まってくるのも恒例になっている。クラスメイト達も既に慣れてきていて騒ぐ者はいない。みんな順応性が高すぎだよな。



 俊司と慎、曰く、俺と結菜に拘わっていると、いちいち大騒ぎしていても仕方がないらしい。慣れてしまうのが一番だと言われてしまった。なんと器の大きいクラスメイト達だろう。大変ありがたい。



 俺達は楽しんでお弁当を食べ、雑談をして3人の楽しい時間が過ぎていく。お弁当を食べ終わると、凛は椅子を元に戻して、静かに読書をする。俺と結菜は廊下の人混みを分けて、屋上へ向かう。屋上の給水塔の下で結菜に膝枕をしてもらって、結菜の笑顔を見る。やっぱり屋上で2人きりの時が一番、落ち着くな。



 結菜が俺の頬を両手で引っ張った。



「なにゅをすりゅんでしゅか」



 結菜がムーっと唇と尖らせている。



「宗太、あのキ〇ィちゃんの手紙の内容を覚えてるでしょう。それで呼び出しに応じようか、考えているでしょう」



 さすが結菜、やっぱりバレてたか。



「うん」



「なんで、今回の呼び出しだけ拘ってるの?」



「ん~。俺にもよくわからないんだけどな。今回、呼び出してきてる奴等って、凛に告白して失恋した奴等ばかりなんだよ。それなのにファンクラブなど作って、草葉の陰から見守り隊なんて、ふざけたネーミングつけて、凛のことを遠くからジーっと見てるだけでいいって思ってる奴等なんだよな。なんか浮かばれないじゃん」



「本当だね。でもそんなこと宗太には関係ないでしょう」



「そうだな。俺には関係ないな~」



 結菜が俺を抱きすくめる。俺は抱きすくめられたままジッとしている。これって気持ちいいから好きだ。それに結菜の顔が間近にあって、心臓がドキドキする。自分の体温が上がってくるのがわかる。



「俺も結菜に捨てられたら、一生、引きずると思う。一生忘れないと思う。一生独身でいるかもしれない。だから他人ごとに思えない。奴等は結菜に振られた時の俺だと思うから。だから成仏させてやりたい」



「私が宗太のこと捨てるはずないじゃない。宗太は私をお嫁さんにもらってくれるんでしょ?」



「うん」



「私は絶対に宗太を離さないよ」



「うん」



「私は宗太のこと大好き。愛してる。だから捨てたりなんかしない」



 結菜が向日葵のように笑う。この笑顔が一番好きだ。この笑顔には敵わない。蕩けそうだ。



「宗太の好きにしたらいいわ」



「生徒が沢山いたら、今度は逃げる。10kmまでは逃げる自信があるから」



 結菜は「何~。それって、逃げる気満々じゃん」と言って笑った。そうだ。俺は逃げる気満々だ。



 結菜はケラケラと笑っている。



 昼休みが終わるチャイムが鳴った。俺達は大急ぎで教室へ戻った。そして午後からの授業を受ける。あっという間に午後の授業が終わり、HRが終わって放課後になった。俺は何がない感じで教室の外に出た。



 そして呼び出しの指定場所の校舎裏に行く。毎回、この場所だよな~。



 多くの生徒が集まっている。先頭に立っているのは勇者岡部だ。



「おお、勇者岡部じゃないか。久しぶり」



「なんだ?その呼び方は。俺はお前のことなんてほとんど知らないぞ」



「俺達は凛がお前を振った時に隠れて見てたんだよ。あのストレートな告白。そして見事なまでの失恋。本当に見ていて涙を誘ったぞ」



「お前に俺の何がわかる。お前はあの高貴な「氷姫」様を汚した。俺達の「氷姫」様はお前のような奴の2号になったりしない。俺達の「氷姫」様を返せ」



 ん~意味がわからん。



「昔も今も凛は凛だぞ。優しい凛だぞ。だからお前達に変に想いが残らないように、お前達を毒舌で心残りがないように、バッサリと失恋させたんだけどな。お前達にはわからなかったようだな」



「俺達はあの毒舌で失恋した時にわかったのだ。毒舌こそ愛だと。俺達はあの毒舌を思い出す度に、興奮が止まらない。あの高貴な唇から吐き出される毒舌。俺達はそれを愛している。俺達は毒舌に悶える」





 あ~これはダメな奴等だ。M素質を全開に開花させてる。大人になったら女王様にヒールで踏まれるのが好きなパターンだ。凛の奴、どれだけの変態を作り出したんだ。これは手に負えない。だって人の性癖は人の自由だからな。こうなってるとは思わなかった。これは困ったな。



 後からスタスタと歩いてくる音がする。振り返ると凛が俺の近くに佇んでいる。



「あなた達、ゴミムシは確か、告白した時に絶滅させたはずだけど、まだ生き残っていたのね。殺虫剤でもまかないといけないかしら。ゴ〇〇〇のような生命力ね。早く死んでちょうだい」



 勇者岡部が四つん這いに崩れ落ちている。何か体がヒクヒクしてる。そして恍惚とした顔で凛をみている。他の男達も全員、地面に転がって悶えている。全員が恍惚な顔をして、凛のことを見惚れている。



「「氷姫」様、もっと僕達を罵倒してください。僕達にとって毒舌、罵倒こそご褒美」



 凛がそれを見て「ヒっ」と言って、1歩後ずさる。凛の目が泳いでいる。俺を見る顔が引きつっている。



「何?この気持ち悪い生物は?本当に気色悪いんだけど?こんなはずじゃなかったのに、何が起こってるの?」



 その言葉を聞いて、勇者岡部は地面に転がって、悶えて、恍惚な顔をしている。



 そうだよな~。こんな結果になるなんて凛も考えていなかっただろうな。こんな結果になるなら、毒舌なんて使わなかっただろうし・・・・・・本当に可哀そうな凛。



「これは凛、お前が毒舌で振ってきた結果だ。こいつ等、どM素質を開花させたみたいだ。もう元に戻らん。こいつ等のような人間を作らないためにも、これから2度と毒舌や辛辣な言葉を使うな。こいつ等にも宣言してやれ」



「皆さん、私は2度と毒舌や辛辣な言葉は使いませんわ。残念ですけど、私に毒舌や辛辣な言葉を聞こうとしてもムダなことですわ。2度と使いませんから」



 その言葉を聞いた生徒達は、「そんな~「氷姫」様~。もっと辛辣なお言葉を~」と言って泣いている。号泣だ。



 俺は凛の肩を抱いて校舎裏から出た。これ以上、凛に見せるのは凛の精神衛生に拘わる。



 校舎に隠れて見ていた、俊司と慎と結菜も気持ち悪いものを見たといった感じで、複雑な顔をしている。俺は凛と結菜と手を繋いで、俊司と慎と歩いて校舎の中に戻った。2度と呼び出しなんかに応じるもんか~。



 1週間ほど後に日下部ファンクラブ・草葉の陰から見守り隊は解散されたことを噂できいた。そんなことどうでもいいわ。

読んでいただきありがとうございます。潮ノ海月でございます。


まず、最初に感謝の言葉を言わせてください。


多くの読者の方々が、この作品と私のために、励ましコメント・評価・ブックマークをいただき、ありがとうございます。この作品がみなさんに愛してもらっていたこと大変、嬉しいです。感謝いたします。

今後もこの作品を応援していただけたら、嬉しいです。よろしくお願いいたします。


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