分類番号:442.3 (地学・宇宙・天文:新書)『見つめる瞳と浮かぶ宇宙』
http://ncode.syosetu.com/n7370cw/
初版 2015年 09月20日
広い宇宙の海に、ただ一人浮かぶ「彼」。彼は後輩が決まった事を知り、自身の仕事を振り返る。それは一つの歴史なのだった……。
7作目は、SFです。さいえんすふぃくしょんです! うわーカッコいい響きですね。
実はこの作品。コニカミノルタプラザという美術館の展示・映像を見て得たイメージから、あっという間に書き上げた作品なんです。受け取ったイメージをダイレクトに文字にした感じなのです。
意外と良い評価を頂け、今でも読んで下さる方がいらっしゃる作品でございます。
◇イメージを文字に起こす
この辺りから、感情・映像・音等の、イメージから小説を書くという事を少しずつやる様になってきました。この作品に関しては映像と音。宇宙空間に浮かんでいるアレをイメージして、その中で独りの「彼」を思った時、勝手にこの語り口、話が出来ました。内容自体も歴史をちゃんと踏まえて書いておりますので、嘘は無いものとなっております。
絵画を見て、作品を書く、モチーフにする等の書き方をする方もいらっしゃいますが、強く何かを感じた時に、それをどう表現するのか。それは個性が非常に強く出ると思います。その個性がまた味になると思います。
前にも少しお伝えしましたが、同じものを見た時に、感じ方や表し方は人それぞれ。それを自分の言葉、自分なりの言葉に変えて誰かに伝えたら、実はもうそれは表現なんだと思うのです。