分類番号:914.6(エッセイ・随筆)『きつね』
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初版 2015年 07月25日
狐が溶けていた、という衝撃的な始まり方をするショートショート連作短編集。
はい、たっぷりの休憩の後はこちらでございます。6作目かつ、連作短編集きつね。
ブログ形式の様に、ひたすら力を抜いて、日常あった事を語る位の文体で、狐が混じった生活をのんびり書いている作品群です。
実話を元に書いている部分が多々あるので、エッセイ等の分類の棚に分けてみました。多分、図書館によっては913.6の[日本の小説]に区分されると思います。まーここは、司書の好みが反映されるものなんです。本当にホントですよ?
◇自分の得意な文体、語り易い文体。
実は[玉藻式オムニバス。]の後に、断筆していた時期が二年程ありました。その間に何をしていたかというと、ひたすら読。映画・舞台・演劇を見る等の吸収の時間でした。細々としたブログ等も書いていたりして、普段の自分の喋り方に近い書き方というのが何となく分かってきた感じがありました。
で、真夏の猛暑の中で、近所のお稲荷の神社の横を通った時に出来たイメージを、私自身の目線で書いてみたのでした。正直、物凄く書き易いです。読み易いとのお言葉も頂きました。文で何かを魅せよう! なんて事は一切考えていない自然体。一度これが出来るとそこから固い文章・柔らかい文章の幅が何となく分かる様になって、書くこと自体が楽になりました。
一旦、自分のニュートラルな場所が分かった。これは凄く今後に活きてきたなというのが実感出来ました。
二年間の色々な経験は無駄では無かった上に、肩の力を抜くという書き方を覚える事が出来たのは、自分に対しても優しくなれました。