分類番号:913.6 (文庫・日本の小説) 『僕の彼女はチベットスナギツネ』
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初版:2015年 10月27日 10時28分
チベットで近年初めて撮影された『チベットスナギツネ』。その独特な顔は狩りの際に相手の距離感を惑わし、さらに動物界の中では怖い顔という事で、他の狐も頼ってよって来るが、縄張り意識が低いので気にしない。そんな狩人チベットスナギツネが、何故か女の子になった上に、今我が家にいるんですが、どういう事なんでしょう……。
はい、8作目。やってきてしまいました。『僕の彼女はチベットスナギツネ』
……あの、チベットスナギツネの顔見た事あります? あ、無い?
でしたら、画像検索してみて下さい。凄いですから。いやホントにあれは凄いんですよ……。何故か窓際の会社員のオジサマに見えてくる顔なんですよ……。私も一応眷属ではあるとは思うんですけど、悩みますね。でも、愛嬌のある顔だと思いません? え、私だけ? おかしいなぁ……。
◇起承転結。さらにそれを破る事。
実は、今までは案外プロット(話の流れの基礎)を作るという事をしないで書いていたわたくし。この作品は、そこを徹底して作っています。
何故かというと、読んだ方は分かると思いますが、海外映画のノリなんですこの作品。
海外の映画は、冒頭で説明よりも先に激しい爆発シーンがあったり、いきなり人が殺されたりとスリリングな展開が多かったりします。何故でしょう。それは、観客を引き込む為の作戦だからなのです。それを参考にしています。
普通の物語ですと--
起:説明 状況や人物、さらには時代等の、その世界の背景を読み手に見せる
承:それを受けて、物語がスタートします。ここまではゆるやかに進行する事も多い印象です
転:何かアクシデントだったり、一気にドラマが展開します。物語が転がっていく為の事件だったりします。
結:最後にまとめます。【起】で伏線や、人物の葛藤等があった場合は、こちらでしっかり処理すると、綺麗にまとまり易いです。
簡単に説明すると、だいたいこんな感じだと思います。
しかし、この作品は敢えて【転・起・承・結】の順番に変えています。さらには途中の描写自体も省く場合もあります。映像作品のスピード感やリズム、テンポを取り込み、さらにコメディーなので、読み手を引きずり回した上で、最後に落とす(オチ)。これを狙っています。
なので、作る方は今までの三倍位大変です……。連載開始してすぐの頃は、5000文字書いた後に、順番を入れ替えて、さらに削って~という手間のかかる方法でしたが、慣れてきたら大分省略しています。
後は、実写の海外映画の雰囲気に、ライトノベルな主人公が巻き込まれている体で進む為、助長な流れはどんどんカットしています。これも全てはテンポの為です。映像作品並に、絵コンテを脳内で作って編集している時もあります。
ふぉっくすている:アニメ・ライトノベル
冒険者かく語りき:海外の映画(古典)、ハードカバーの往年の冒険小説
三千世界のヴァルハラ:記録映像
不意打ち:短編映像
短編きつね:ブログ
この位に、書いた後で気づくと印象が実はそれぞれありました。私も映像作品をよく参考にしているので、視点移動はカメラの動きを意識しています。なので、他の方と比べると少し印象が違うかもしれませんが、こういう書き方もあったりします。
◇◇◇
ちょっと長くなったので、お茶とおまんじゅう置いておきますね! あ、フレンチトーストと珈琲の方がいいですか? ホテルオークラのレシピだと24時間かかるから、簡易レシピで作りますね。
ちなみに、今まで書いたどの作品よりも、キャラクターが強いです。スナギツネさん達、強い……。




