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短編集

フンに消ゆ

歳をとったな。ということが周りから、第三者によって感じることが大きくなっていった。


 それは街並、世相に娯楽はたまた勤務先。

 私側ではそういった事象が曲線の先の鋭角な部分を巡って円を描くようなクルクルと回転しながらたまに発光するかの如く立体円柱にまとわりつきながら二転三転と何度も何度も発光線を導きながら描かれてゆき月を跨いでいるようだ。

 

 裏のトタン屋根は錆び付いた茶色だと鼻歌交えながらも自販機の光を便りに手元を照らすように端末操作を行う。「あそこからあそこまでパイプをバラしたようなものがあるな。闇市場か?」という即興歌詞を口ずさみながら進む。

 田舎の道なんてこんなものよ、と誰一人も居ないであろう空間に即興ソングを唄っている。

 ニュースで囃し立てるようなものも何一つないものだから本当に何にもない。 

 空気はまぁ、うまい・・・だろうけどさ。ニュースお前さ、フィクションなんだろう?本当に何もない。そんな報道するくらいならとっくに地球滅亡してるんじゃないの?何もない話をそのままほじくり返す。終いには決め台詞を発したいが為に無理矢理結末を捻じ曲げる。

 何か間違ってる気がしていたのだが現実は道を踏み外して寄り道をし過ぎていただけらしい。帰ろう。


 何気無い第一声が出そうにも出なくて横たわる。

 落ち込んだ雰囲気がなんとなく仄暗くて薄気味の悪さを出している。胸がムカムカするような気がすると思いつつも煙草は煙を巻いている。なにやってんだか、そう思いたくはなるが治そうとはしない。

 

 フンの話ばかりが口から出る理由を頭を掻きながらお下劣話に交えながら小出しにしていく。ぶりぃぶりぃ・・・。はぁ・・・死にたくなる。色んな色が混じったようなこの色はボクが考えましたとでも言ってるクソ坊主のような感情を形容しがたい感情なんだろうな、と私は思った。

 

 これは何かがズシりと背中と下腹部の上でのしかかりながら暴れるフンなのだろうな、と更に付け足していく。

 

 景色はまだ灰色のようで時間はあまり過ぎてないかのように思えてくる。

 気力ないときは注意力散漫してただ恨めしい話ばかりしかやることもないのでしょう。

 

 あゝイヤイヤ!観点が不時着しそう。

 ふと我に返ると駄目なんだろう、そういうこと。

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