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A.考える気起きないです
なんとか眠気を我慢しながら制服に着替え、朝食を食べる。
歯を磨き、顔も洗い、準備を終わらせ玄関を出る。
「…行ってきます」
眠そうな声だ。
登校中に特筆することはない。
空から女の子が降ってくるありきたりなパターンはつまらなくもないよね。
みてみたい。
まぁそんな非現実的なことが起こるわけがないし。
なんて考えながら上履きに履き替え、教室へ向かう。
教室へ入り、適当に挨拶をして席へ着く。
俺の席は窓側なのでぽかぽかとした陽気が眠りを誘う。
このまま居眠りでもしてしまおうか。