僕らの平和を壊すもの
小伏史央様主催の200文字小説コンテスト投稿作品。
長い歴史の試練を乗り越え、人類はついに平等な世界を築いた。
格差も迫害も無い平和。
しかし、そんな平和に影が刺す。
地球に小惑星が迫っていたのだ。
人類滅亡か。
万策尽きかけたその時、一人の男が立ち上がる。単身、ロケットで小惑星に突撃し破壊しようと言うのだ。
一人の英雄の自己犠牲で世界は救われる。世界は英雄を讃えた。
しかし誰かが言った。
「それは平等じゃない」
人々は、それはイカンと思い直し、仲良く平等に滅んだ。
作中で何人殺したかで、何のジャンルの作家なのかと申しまして。
まぁ、えぇ、絶滅させてこそSF作家。
だそうですよ。
拙作と共にコンテストもご贔屓いただければ幸いです。
http://text-poi.net/vote/56/
同コンテスト14位
ご投票いただいた皆様ありがとうございました。