人材確保する方法→実践中
青の指揮官に会った。
不味い。
もろ好みだった。
「ロビン様、青の指揮官はいかがでしたか?」
アレンが聞いた。
「麗しい人だった。」
オレはうっとり言った。
青みがかった黒い髪が朝焼け色の赤みがかった紫の瞳を彩っている。
シチューを食べたあの唇...まるで花のようだ。
「...ロビン様可笑しくないですか?」
アレンがオレが隠し撮りしてきた。
青の指揮官...優黎の映像を見ていった。
「どこがだ、しかも話してて楽しい女なぞ早々いないぞ。」
オレは彼女との会話をはんすうした。
あのさきよみ力、発想の豊かさ。
加えてあの麗しさだぞ。
ほしい...。
「ロビン様の好みなのはわかりました、たしかに美人で印象的ですね麗しいほどではありませんが。」
アレンが言った。
まあ、アレンは本人にあってないからな。
「老害の孫娘よりよっぽど良いだろう。」
オレは言った。
まあ、オレの母も
老害たちのうちの一人の娘だが。
まあ、気が強いな。
救いは父しか興味がないところだ。
昔から絶対に父に嫁ぐと決めてて。
ライバルは撃退してきたらしい。
「ともかく、引き込めればいいですね、雫ヴィクトリアが気がつく前にものにすればあるいは...。」
アレンが言った。
ヴィクトリアが例の老害の孫娘の最有力嫁候補だ。
はっきり言ってオレはあの女性は嫌いだ。
「優黎はヴィクトリアのような陰謀女と違う。」
オレは言った。
「まあ、ある意味、陰謀以上の事をしてますけどね。」
アレンが言った。
「アレン、優黎とヴィクトリアを同列であつかうな。」
オレは言った。
アレンはため息をついた。
「恋に盲目とはこのことですね。」
アレンが言った。
おい、別にいいだろう。
恋人...いや妻くらい好みの女がいい。
「少なくともヴィクトリアよりは麗しいと思います。」
アレンが言った。
まあ、ヴィクトリアは美人だが意地悪さがにじみ出てるからな。
母上でさえたじたじになることがある。
優黎のあの知識にあの美貌はファモウラの
総統の妻としてふさわしい。
ヴィクトリアなんぞいらん。
「今度はヒエラウディの地を攻めるそうです、老害どもは。」
アレンが言った。
「あそこは特にいらんと思うが。」
なぜ余分に戦おうとするんだろう。
たたかいにでた民兵が余分な犠牲を払うだろうが、お前らはともかく。
.「権力を示したいだけですよ。」
アレンが言った。
別に権力なんぞ示さないでいい。
ヴィクトリアもいらん。
オレはなんとか老害どもを排除して
戦争を終結させたい。
ユーリならよい案があるかもしれない。