適当→作戦会議
一級守護戦士だから濃藍の作務衣着てるけど。
なんで言うに事欠いて青の指揮官なんだろう。
「優黎さん!良かった、呼ばれたの一人じゃなくて。」
ミチヨ・ファーリーさんが言った。
オレンジの目に茶色の髪の
グーレラーシャ人(中年)の膝の上で言うことじゃないと思いますよ。
「伯父上様もおいででしたか。」
グーレラーシャの黒猫軍師が言った。
「イェティウス殿下、ご健勝そうですね。」
オレンジの目のグーレラーシャ人が言った。
「ミチヨさん、誰?」
私は聞いた。
そういってる間もオレンジの目のグーレラーシャ人はミチヨさんの頭にキスしたりしてる。
恋人か?
グーレラーシャの黒猫軍師の伯父さんなら高貴な身分かもしれない。
「私の夫サルティーアス・ファーリーです。」
ミチヨさんの夫か...。
夫?成熟度差あるよね。
ミチヨさん、青年期、旦那さん中年期...まあ、いいか。
「私は来たくなかったんですよ。」
私は恨みがましい目でイェティウス軍師を見た。
「あなたをつれていかないとケイル殿に文句を言われますので。」
金の髪をグーレラーシャ人らしくミツアミにした絶世美人男が緑銀の目を微笑ました。
「だからって迎えに来ることはないでしょう。」
私は言った。
迎えにテントまで来やがったんです。
メール打ってたのに。
「あなたとこの間の作戦の評価もしたかったし。」
イェティウス軍師が言った。
「ほぼ、成功ですよ。」
私が言うと軍師もうなずいた。
この間の谷間で待ち伏せない作戦は
少し予定外があったけど成功した。
竜人の位置もう少し西にすれば良かったよ。
「私、一人じゃ嫌だから、今、優黎さんよぼうか悩んでたんです、イェティウス殿下が迎えに行ってくれて嬉しいです。」
ミチヨさんが端末を握りしめて言った。
わー、それされたら五十嵐本家の人間としても守護戦士としても逆らえないわ。
「ね、僕で良かったでしょう?」
グーレラーシャの黒猫軍師は言った。
「結果は一緒ですが。」
私は言った。
「では、ヘチファデの戦いでの作戦展開を。」
ケイル軍王さんが言った。
大型通信機に作戦展開が再現される。
「なるほど、あなたの発想面白いな。」
ケイル軍王さんが言った。
まあ、政治科とか料理科とか空間科だてに出てるわけじゃないし。
「ぜひ、アキュア軍に来ていただきたい。」
ケイル軍王さんが微笑んだ。
「優黎さんはグーレラーシャで傭兵登録してますので。」
グーレラーシャの黒猫軍師が言った。
うん、それでいいよ。
私、宗教の為に戦いたくないし。
アキュア聖王国は神の土地を守るを
コンセプトにファモウラ軍国と戦ってるからね。
「ユーリ殿をぜひ、アキュア軍にとファーリーの若長にお願いしたい。」
ケイル軍王さんが言った。
「優黎さんどうしますか?」
ミチヨさんが言った
「グーレラーシャの傭兵の方が気が楽なのでお断りします。」
というか、忠臣さん達の目が痛いよ。
「ケイル軍王陛下、志の無いものなど神の土地を守るわれらに並び立てません。」
ピンクの髪の忠臣?が言った。
うん、その調子でお願いしたい。
「...と言うわけないでしょうが!」
おい、ピンクの髪!狂ったか?
「そうだな、フオスト。」
軍王さんが微笑んだ。
「この際、神の土地うんねんはどうでもいいんでうちの軍に入ってください!」
ピンクの髪が言うと忠臣連中がうなずいた。
そっちのガン見かい!
絶対断る!
これ以上面倒嫌だしね。
ミチヨさん、なんか言ってよ。
キス旦那としてないでさ。