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必見←息子の嫁(予定)

ファモウラ軍国が終戦をむかえた。

それはどうでもいいのよ。

夫も気がかりがなくなって病気がよくなったし。


でも、息子のロビンに嫁ってなに?


「五十嵐優黎です。」

息子の嫁(予定)は言った。

息子はとろけそうな目で見ている。

「麻エミリアよ、夫のグレン。」

私は珍しくソファーに起きた夫を紹介した。

「初めまして、優黎嬢、あえて嬉しいよ。」

グレンが言った。

「初めまして、お義父様(オトウさま)義母様(オカアさま)。」

優黎さんが言った。


戦争が終わってからアキュア聖王国の

軍王ケイルが一度視察に来たわ。


一応、国の状態は納得したみたいね。


『総統は良い政治をなさってたようだ。』

軍王はそういったわ。


ええ、自慢の息子だもの。


軍王は息子に...

いいえ、息子より息子の嫁(予定)

に会いたかったみたいだけど。


ちょうど、嫁(予定)の実家に

ロビンと挨拶いってて居なかったのよね。


「で、いつ頃結婚するのよ。」

私は言った。

「なるべく早く。」

息子が言った。

「ファモウラが落ち着いてからで良いのに。」

優黎さんは言った。

「オレがもたない、優黎が他の男が良くなったらどうしようと思ってしまう。」

あの、冷静な息子が言ったわ。


私、ロビンは絶対に老臣の誰かの

孫娘と結婚と思ってたわ。


雫ヴィクトリアあたりとね。


「ロビンさん、ご両親の前で少し恥ずかしいです。」

優黎さんが顔を赤くした。


本当にファモウラ軍を翻弄した。

青の指揮官なの?

全然イメージと違うんだけど。


「優黎さんは本業は戦士よね。」

私は聞いた。

「はい、守護戦士です。」

優黎さんが言った。


守護戦士...青服の傭兵よね。

一騎当千の強さを誇る。


でも、戦い方が青服の傭兵は

違うらしいわね。

護りながら戦闘?


「守護戦士って本来どんなところで活躍してるの?」

私は異世界人な嫁(予定)に聞いた。

「えーと、明正和次元中で活動してます...守護業務...護衛が本来の仕事なんです...パーウェーナ世界に来てたのは、准一級者が指揮官研修するためです。」

優黎さんが言った。


護衛が本来の仕事なのに

強すぎよ。


まあ、良いわ。

優黎さんも強そうだし。

頭も良いわよね。

軍師してたくらいだし。


孫に期待よ。


「ロビン、早い方が私も良いと思うわ。」

明るいニュースは国民を活気づかせるし。

「そうだね。」

グレンが微笑んだ。

病気でやつれてても格好いいわ。

ライバル蹴落として良かった。

「ファモウラが大変な時なのに...。」

優黎さんが言った。

もう、遠慮深いわね。

「ファモウラ本土まで戦場がこなかったから復興は容易よ、それより、国民は心が落ち込んでるのよ、だから、明るいニュースがあるといいのよ。」

私は言った。

「そうですね。」

ロビンが言った。


ああ、なんかやる気になってきたわ。

優黎さんは美人だし。

ロビンだってグレンと私に似て格好いいわ。

きっと明るいニュースになって国が

活気づくわ。

結婚式楽しみだわ。

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