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老将軍を潰す方法→耐久

雫老将軍が前線で戦うそうだ。

年寄りに冷や水だ。


「権力欲だかなんだか知らんがいい迷惑だ。」

これから、ファモウラ軍国を平和的に休戦に持ち込もうとしているのに。

「ロビン様、どうすれば和平につながるのでしょうか?」

アレンが言った。

「やはり、オレが前に出るしかないだろう。」

場合よってはオレ一人が責任をおう覚悟だ。


...優黎、その時はすまん。


「ロビン様、いくらなんでも危険すぎます。」

アレンが言った。

危険は重々承知している。


優黎が紹介してくれた、

レシファードとコルネウスは

貴重な存在だ。


もし、優黎がいなければ

...一生会わなかったな。


「雫老将軍はかつて麻ブラッドの軍師だったな。」

オレは呟いた。


元天才軍師(クソジジイ)は古い陣形は知りつくしている。

でも、新しい事は苦手のようだ。


優黎も軍師だが

...ああ、あの作戦も

あの陣形も優黎が考えたのか。

スゴいな...どっから出るんだ?


「雫老将軍を押さえられればファモウラに平和が訪れるのですね。」

どこかうっとりしてアレンが言った。

「まあ、他の老害も何とかしないとだが...雫老将軍がリーダー的存在だからな。」

あの男させいなければ...。

総崩れだろう。


「グレン様は調子はいかがですか?」

アレンが聞いた。


前総統、麻グレンは病気療養をしている。


「まあ、調子はいいようだ。」

まあ、穏やかな生活がいいようで調子も良いようだ。

母上が付きっきりだ。

この間の訪問は珍しいことだ。


「ヴィクトリア嬢の恋人のイアンは蹴り倒されたとの事です。」

アレンが笑った。

「イアン...か?」

オレは言った。

「ええ、潜り込ませていたイアンは恋人のヴィクトリア嬢に情報をもらしていたようです。」

アレンが言った。


それで色々知っていたのか。


「やはり、優黎の怪我はオレのせいだな。」

オレは言った。

「イアンのせいです、報復しておきました。」

アレンはニコニコ言った。


いったい、どんな報復をしたんだ?

さっき偶然イアンに会ったら、後ずさりされたぞ。


「大事なロビン様の伴侶を傷つける手伝いをしたも同然ですから。」

アレンが言った。

そらおそろい雰囲気だな。

「そ、そうか。」

オレはそのことはもう触れないことにした。


「ヘチファデ平原で雫老将軍とヴィクトリア嬢はどうでもいいが、全滅しないように敗走させないと。」

兵士たちも大事な国民だからな。

コルネウスを通じて優黎から作戦が

来ているが...やはりこっちが本当の

『天才軍師』だな。

青の指揮官の呼び名は伊達じゃない。


「アレン、絶対にファモウラを和平に導くからな。」

オレは言った。

「はい。」

アレンが嬉しそうに言った。


オレはファモウラ軍国を

和平に絶対に導く!

たとえそのために自分が命をうしなっても。


優黎と一緒にいたいが...。


ファモウラ軍国の総統として

ファモウラ軍国を平和にする

というの責任は果たさねばならない。

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