臨時→アキュア聖王国軍師?
…おーい、軍師業は良いんだけどさ。
やっぱり、なんでせまられてるのかな?
「優黎さん、お茶にしましょう。」
軍王妃グローリエさんが言った。
「グローリエ、すまんな。」
軍王ケイルさんが微笑んだ。
なのになんで私をみる。
「優黎さんに持ってきましたの。」
グローリエさんが言った。
旦那の前でそれは不味いよ。
「そうか...優黎殿は仕事中だあとにしてくれ。」
ケイルさんが拗ねたように言った。
なんだかんだいってなかがいいんだね。
「グローリエさん、あとでお茶にしましょう。」
私は微笑んだ。
グローリエさんもつられて微笑んだ。
「わかりましたわ。」
グローリエさんが言って。
そのまま出ていった。
「いつまでも子供で困る。」
ケイル軍王さんが言った。
そうだね、二人ともね。
「...この前の作戦ですが...。」
めんどくさいのでスルーした。
「優黎殿のような、大人の女性が軍王側妃になってくれたら、軍王妃も心強いと思うのだが。」
ケイル軍王さんが手を握った。
おい、くどくな、迫るな。
「ご冗談を...フオストさん、レシファードはここでこうやるんでいいかな?」
私は軍王さんから手を抜き取って言った。
大型通信機に動きかたを示す。
「わかりました、私の部隊はこのようにいたします。」
フオストさんが言った。
「わかった、仲間に伝えておく。」
レシファードがいった。
竜人の仲間だよね。
「私はどうすればよろしいか?」
ヤテギさんが言った。
「そうですね、丘の方にビレギスさんといってください。」
私は大型通信機で動きかたをしめした。
全く、指示ないと動けないんかい。
まあ、仕方ないか....。
「コルネウス、指示お願い。」
私は言った。
コルネウスなら黒猫軍師の元で長いし
適格な判断もつくよね。
「わかりました。」
コルネウスがビレギスさんとヤテギさんに
向き直った。
「お茶にしますか?」
作戦会議が終わったので
作戦会議場を覗いていた、グローリエさんに言った。
「はい。」
嬉しそうにグローリエさんが答えた。
ああ、小型のワンコがシッポふってるみたいだよ。
「私もいこう。」
ケイルさんがさりげなく肩をだいた。
まったく、この女好きめ。
配属後すぐから何かって言うと
さわりやがって。
グローリエさん、誤解だからね。
そんなに見つめなくても大丈夫だよ。
「ケイル様、がんばってくださいませ。」
グローリエさんが言った。
私はずっこけた。
「大丈夫か?」
ケイル軍王さんが言った。
「なんで、応援するんですか~。」
私は言った。
「ええ?だって、優黎さんがケイル様の側室になってくれれば、私の取り巻きに文句言わせないわ!いつも一緒にいられるし。」
グローリエさんが言った。
この人側室に意味わかってるのかな?
わー、めんどくさ~。
「私、彼氏がいるんで、側室にはなれません。」
私は言った。
嘘も方便ってね。
あー、でもローさんの事が頭に浮かんだよ。
好きなのかな?
「彼氏と結婚するとは限らないしな。」
ケイル軍王さんが言った。
「そうですわ。」
グローリエさんが微笑んだ。
グローリエさんにおしえた。
ゴールデンルールに基づいて入れた。
香り高い紅茶をのみながら思った。
ああ、軍王夫婦やっかいだよ。
グローリエさんは若いから多分ケイル軍王さんにいいように説得されたんだろうけど...。
ケイル軍王さんは私のどこが気に入ったのかね。
まあ、絶対に側室にはならないけど...。
美味しい紅茶大好きです。
ストレートティーも美味しいですが。
ミルクティー(砂糖抜き)も好きです。
レディグレイが好きです。
アールグレイも美味しいですよ。
フレーバーティーが好きなんです。
読んでいただきありがとうございます。




