説得→アキュア聖王陛下
アキュアの聖王陛下は
大分、お歳なんだね。
強い事いえるかな?
「優黎殿とはあなたのことじゃな。」
やさしい山羊ひげのお爺ちゃんが言った。
誰だろう?
「アキュアの聖王陛下ですよ、優黎さん。」
黒猫軍師が言った。
「フィオル・アキュアじゃ、ケイルにひっはりだされてのう。」
聖王陛下は言った。
「軍王陛下はまだ諦めてないんですか?」
私は言った。
「軍王妃も応援しておるしのう。」
聖王陛下は言った。
わー、やばすぎ、友達になったの不味かったかね。
「私は、一、グーレラーシャの傭兵ですので。」
私は言った。
「じゃが、青服の傭兵は別口のはずじゃ。」
アキュアの聖王陛下が言った。
まあ、私以外は短期だしね。
「では、依頼しますか?」
守護業務ならここより最優先だよ。
守護戦士だし。
「依頼しよう、アキュアの軍師となってもらいたい。」
聖王陛下が言った。
「そちらは、守護業務の範囲外ですね、お受け出来ません。」
私はニコニコ言った。
まあ、笑ってないけどね。
「...守護対象者がいればするということかのう。」
聖王陛下が考え込んだ。
「そうですね、まあ、ファーリーの若長を通していただけると嬉しいですが。」
私は言った。
「ミチヨ殿には、優黎殿に直接聞くようにいわれておる。」
聖王陛下が微笑んだ。
ミチヨさん丸投げはやーめーてー。
「イェティウスさん、なんとかしてください。」
私は言った。
「なんとかって…なんとかしたいですけど…聖王陛下に強い事いえません。」
黒猫軍師も爺ちゃんには弱いのか…。
お年寄りは大切にってか?
「どなたが守護対象者ですか?」
私は言った。
「…ケイルじゃな、ケイルのそばにつき助言してもらいたい。」
聖王陛下が言った。
「期間はどれくらいですか…。」
私は言った。
「ファモウラ軍国との戦争が終わるまでじゃ。」
聖王陛下が微笑んだ。
おお、神様みたいだ…イメージがだけど…。
杖もたせて雲に乗せたいな。
…って仙人かい。
「もっと短期でお願いいたします。」
いつ、終るかわからない戦争期間中なんて無理だよ。
「…10年はどうじゃ?」
いきなり10年かい?
「…とりあえず、一月でお願いいたします。」
そうじゃないとどんな感じかわからないし…。
「コルネウスとレシファードもやとってもらえますよね。」
あいつらもまきこんだる。
「いいじゃろう…イェティウス殿良いかのう。」
聖王陛下が言った。
「ええ、もちろんです。」
黒猫軍師が微笑んだ。
そんなに恐れ多いんかい?
「それから、軍師業はともかく側室にはなりませんから…かくれて聞いてる軍王さん。」
私は言った。
「気づいておったか…すごいのう。」
聖王陛下が言った。
ええ、気配を感じました…。
「よろしく頼む。」
あきらめたのかケイル軍王がモグラたたきゲームみたいにヒョコっと顔をだした。
「はい。」
ああ、めんどくさい。
まったく、私の都合と希望も考えてほしいよ。
グローリエ軍王妃は、誤解しないだろうけど…周りが誤解するかも…。
いいけどね…。
あー、ローさんに異動どうやって知らせよう…。
ローさんと付き合ってないけど…
話していて楽しいし…かっこいいし…また、会いたいけど…。
連絡先しらないんだよね…。




