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プロローグ 必要→私が戦場にいるわけ。

あー、資格ってとっておくものだよね。

私はしみじみそう思った。


優黎(ユウリ)さん。」

なに?その期待するような眼差しは?

私は正式な軍師じゃないよ。

「ファモウラ軍がこちらの谷に集結という情報を得ました。」

赤毛の傭兵は端末...大型通信機だっけ?

で地形を出した。

「ユーリ、どうするか?」

のんきに言ったのは銀に緑の鱗の竜人だ。


まったく、お前ら、ホンモンの軍師

に意見聞けよ。


私がこんな対ファモウラ軍国の戦場に送り込まれたのには事情がある。


私はこのパーウェーナ世界人ではない。

明正和次元人だ。


「優黎、いい加減定職を定めろ。」

ある日、五十嵐の長老に言われた。


確かに私はここしばらく資格をとりまくっていた。

家業の守護戦士、

リンティ様の身代わりのため政治学、

ニーナに影響された料理、

空間能力があったので空間管理師。

さて、次はどうしようかな♪

と言うところでさっきの御言葉です。


「と言うか、いい加減、家業を手伝え、一級とって。」

長老が言った。

まあ、准一級の資格ばっかりだしね。

「准一級の女って言われてるんだって?優黎ちゃん。」

宇水の妖怪が言った。

「ええ、まあ。」

私は言った。

気がついたら准一級ばかりそろってたんだよね。


結局、一級守護戦士とらされた。

別に文月(フヅキ)お姉ちゃん(従姉?で次代五十嵐家当主)を手伝う気だったからいいけど。

本業は元々、守護戦士って言う意識だしね。


「では、優黎、パーウェーナ世界にいけ、ファモウラ軍国の戦場でしばらく実戦経験積んでこい、期限は無期限だ。」

五十嵐の長老が言った。

「グーレラーシャ傭兵国で傭兵登録して行ってね、はい、紹介状。」

宇水の妖怪に紹介状を渡されて。

「分かりました、行きますよ。」


私はグーレラーシャ傭兵国経由で

この対ファモウラ軍国の戦場にきた。


「コルネウス、そこは、うらのうらかいていかない。」

結局指示出してるよ。

「分かりました、優黎さん。」

赤毛の傭兵、グーレラーシャの傭兵、コルネウスが嬉しそうに言った。

「ユーリ、オレはこうしたい。」

ギアムジュ竜連邦の竜人レファシードは

大型通信機上で動きを示した。

「もうすこし、西でこの動きよろしく。」

私は言った。


「優黎さん、貴女にはかないませんね♪」

ホンモンの軍師さん登場。

悪いけどさ、私のせいじゃないんだよね。

「軍師さん、後はお任せします。」

私は言った。

「優黎さん、じゃあ今度はこちらを一緒に考えましょう。」

軍師さんが新しい画面を出した。

だから、本職がやってよ。

「イェティウスさん、グーレラーシャの黒猫さん、本業は貴方でしょう?」

私は言った。

「使えるものは、親でも使えって言いますよ。」

イェティウスさんは微笑んだ。

あんたの親、グーレラーシャの先代国王夫妻じゃん無理だよ、使えないよ。

ある意味お父さんはつかえるけどね。

お母さんは無理、絶対無理。

「例えばなしですよ、さあ、作戦たてましょうか?」

グーレラーシャの黒猫軍師は言った。


ああ、最初に出た作戦会議で

言うんじゃなかったよ。

あの作戦当たりまくりで

ファモウラ軍総崩れでさ。

それ以来なぜかたよりにされまくって

こまってるよ。

望むは普通の傭兵生活だって言うのにさ。

なんで大型通信機の前で

毎度毎度作戦会議でにゃならんのさ。

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