君は一体何者なのだ?
私は今、バイキング会場で美味しい朝食を味わっている。
ここは北の大地、ご飯には綺麗なオレンジ色の粒……
「美味い」
しかし……気になって仕方ない
隣の席には異国の人達が朝食を楽しんでいる。
ふと目に入ったのがミニトマトの量だ……2個3個ではない……10個はあるな。ミニトマトが好きなようだ。
私はトマトが苦手だから持っては来ない。旅の途中ならば野菜不足になる為、野菜も食べる。しかし……本日はのんびりしたい為だ、野菜はいらない。マカロニサラダのみ手にした。
私が気になっているのは、ミニトマトの量ではない。
何故、そんなに貧乏ゆすりするのだ?
君は大地の神なのか?最近の地震は彼のせいか?
視界に入るんだよ……気になって仕方ない。周りには食事中に携帯を弄る私がおかしいと思われているだろう。
しかし、私は今、この瞬間を文字に起こす事を選んだ。
イクラご飯は、美味い。厚切りベーコン……美味いな。
しかし、視界に入る激しい貧乏ゆすり……。頭に浮かぶ感情を文字に起こしたい衝動、上手く表せない文章力のなさに……冷たい牛乳をいただく。ベーコンと牛乳は合う。
中の国の人よ。まだ食事を楽しむのだろうか……。
ピタリと止まる貧乏ゆすり……すぐに始まる貧乏ゆすり……辛い……辛すぎる……しかし、大地の神は再びバイキングコーナーに足を運ぶのだった。
神は何を選ぶのだ?ミニトマトか?
私はそして、誰にも読まれないであろうこの話を完成させ、投稿ボタンを押すのであった。