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第四章  ポーションを作ります

 結局、次の日になり

普通に学校である


「おはよう、アリサ結局どうなったの?」

「おはよう、リリアちゃん、呼び出したけど、無理だって…でもファストトラベルは、もらえたから今日の放課後行こうね!」


ファストトラベルなら、魔力酔いせずに山頂に行くことができるね


「きょう、確か、防御魔法の基礎前方展開の応用だよね…簡単すぎて、暇だよねぇ…」


まぁ確かに、簡単ではあるが…防御魔法はとても大事な魔法だし、おろそかにするのはよろしくない

防御魔法が、成功するか失敗するかで、死ぬか生きるかその究極の、二択となる。

とても大事だ、かのジリオンランクトップ魔法使いイアペテュス様も、最も大事な魔法は防御魔法だとおっしゃった。


「まぁ、私たちはもうとっくにできることだけど、それを履修をしてしっかりと復習することも大事だからね、それに今回の授業は、特別講師のトリリオンランク魔法使い、ディータ様の授業だしね」

「そうなんだ、知らなかった…ディータ様たしか私たちの一個上で歴代最速でトリリオンランク魔法使いになったんでしょ?すごいよね…黄金世代の真の人はディータ様かもね」


ディータ様は、私たちの一個上で、無属性魔法使いで、魔力も800ととても強力だ。

無属性魔法使いというのは、別名古代魔法とも呼ばれ、扱いがとても困難であるが、使いこなせたとき、その他の属性のほとんどの効果を使うことができるというものだ(回復魔法は使用できない)

それに、ディータ様の家系魔法は、反射魔法で戦闘にとても特化しており、17歳にして5名の魔族を葬り去った、英雄だ


「そんな先生に、教えてもらえるなんて…光栄の至りだね」


とても楽しみだ、どれほどの実力なのか、この目でしっかりと確かめることができる


「おはようございます、アリサさん、リリアさん、本日はトリリオンランク魔法使いのディータ様がいらっしゃるとお聞きしました、とてもうらやましい限りでございます…一度手合わせ名が痛い相手であります故」


ははは、そっちには特別講師でジリオンランクのデリフォン先生がいらっしゃるじゃねぇかよ、煽りか?

まぁこっちも、いずれはジリオンランク魔法使いのメリ様がいらっしゃる予定だから、変わらないか

全コースジリオンランク魔法使いの特別講師がいらっしゃるからね


 そういえば、魔法学校のコースの仕組みについて、まだ説明していなかったか…

四章にして、初めて紹介しましょう


コースには、杖コース、剣・刀コース、拳コース、弓矢コースの四つがある。

そのほかの武器を使うものは、その武器の特性によって、剣・刀コースまたは、弓矢コースに配属される

毎年、杖コースの人がほとんどで、今年の入学者数50名のうち、30人が杖コースだ

今年はむしろ杖コースの人が少ない方だ

 

今年は、杖コース30人、剣・刀コース10人、拳コース7人、弓矢コース3人となっている

杖コースを選ぶ人が多い理由は、杖魔法使いになると様々な部署に配属できる、つまりはオールマイティなのだ。

剣・刀コースは、大体近衛騎士団か、冒険者になることが多い。

拳コースは、冒険者か、護衛者になることが多い。

そして弓矢コースは、近衛騎士団の後方支援、狙撃者としての仕事しかなく、あまり職の幅が広くない

逆に言えば、弓矢コースを選んだ方は、確実に就職はできる杖に人手不足なので

給料も多いのに、なぜやる人がいないのだろうか

それは下級学年のクラス分けを見ればわかる

80名入学してきて30名ほどが弓矢コースを志願する、しかしその過酷さに大体の人が諦めてしまう

実際七色家には今現在一人として弓矢使いの魔法使いはいない。


と、そんなかんじだ

私と、アリサが杖魔法使いで、ラグナが剣・刀魔法使いで、ライオが拳魔法使いという感じ

まぁ家系的に代々受け継がれてきたものだね

私の母上は弓矢魔法使いだけど…


「よいしょっと、なんだかこの教室の椅子に座るの、すごく久しぶりな気がする、外での学習が多かったからね」


確かにここ最近は魔法陣制作や、防御魔法展開の練習ばっかりだったからね…

今日は、朝に魔法化学を学んでから、特別授業という形だ


「おはようございます、皆さん出席されていますね、どうもこんにちは初めまして、魔法化学を研究しております、スティーブン・ストラトスと申します。この授業では危険なものも取り扱いますので真剣に取り組むようにしてください」


やっぱり、魔法化学はスティーブン先生だと思ったよ、スティーブン先生の本はいっぱい読んできたからね、ストレートな物言いで、とても分かりやすくて、専門用語もあまり使わず子供でも読みやすい内容で、昔はよく読んでいた。最近はもう少し難しい内容の本になってきたけど。


「それでは、さっそく授業を始めます。今回は、回復ポーションの制作をしていきましょう、それでは化学実験室に移動しましょう」


結局、移動教室なのか…まじでこの教室使わないな…

魔法化学で、ポーションか…作り方は知ってるけど、本物を作ったことはないな…

まぁ薬品が手に入らないのもあるし、免許がない状態で、勝手に作ると捕まるからね

今日は、薬品使用許可証と、スティーブン先生が免許持ってるから、作れるけどね


「それでは、皆さん席についてください、まだ薬品には触れないでくださいね」


これは…なるほど、安全な薬品のみで簡易ポーションを作る感じか


「リリアちゃん、この材料…25%回復ポーションの材料だよね、私ポーション作るの初めてだから楽しみ!それに、作ったポーションそのまま使えるしね」


まぁ、正直自分で作ったポーションを飲みたいかと言われたら飲みたくはないかな…

やっぱり、信頼できる人が作ったものか、量産型がいいよね…


「それでは、説明をしていきます。まずそちらにあります、赤色の薬品、そちらが魔力増強剤、通称ルネオス結晶、そちらの透明で、Aのラベルが張られたものが、体力回復剤、リュミエール・フィオーネで、その二つを簡単に合成していきます」


この薬品なら、私たちでも簡単に手に入れられる薬品だね、そこら辺の森に生えてるし、それを凝縮して、できたのが、これらの薬品だからね


「さてさて、さっそくやりましょうか、それでは各位始めてください」


この薬品は取り扱い用によっては、爆薬にもなりうる

かなり危険な薬品だ。まぁ今回用意された薬品だけだと無理だけど


「やばい、リリアちゃん、これどうやってやるんだっけ…私結構の前にやったことしかなくて、あんまり記憶がないんだよね」


正直私も、あんまり覚えてないんだよね…

どうしよう、なんかこれをただ混ぜるんじゃなくて、魔力を込めながらやるんだっけ…それとも、なんかの魔法をかけるだっけ…もうわかんない!

まぁ、そのための授業なんだけどね…かってにできるものだと思い込んでやってたけど、みんなもできないものだし、ここは先生に聞こう…


「せんせい、混ぜる工程の時に魔力を籠めるんでしたっけ?」

「えぇ、魔力を籠めるだけでも、いいのですが魔法をかけてもいいですよ、より強力なポーションが作れます」


その魔法が何かも聞かないと…


「思い出した!アクア・メンディカだ!これをかけると…100%回復ポーションが作れる!」


あぁぁ…それは確か上級応用魔法だったような…本来なら私たちが使えるような魔法ではないんだけど…

まぁ、この先生なら多分私たちの事よく知っているし、多分使っても何も言われないだろう

前は、なぜそんな魔法が使えるのか!?と驚かれたからね…黄金世代といってもそう呼んでいるのは、今のところは七色家の人たちだけだからね…まぁそのうち魔法使い全員に言われるような偉大な魔法使いになって見せるんだけど


「アクア・メンディカ!」


おぉ、透明だった魔法薬が青色になっていく…

100%回復ポーションは戦闘時にとても大事だからね…まぁ戦闘になるようなことがあるのかどうか…

まぁ、私が魔族に狙われているかもしれないから、ありあえるか…


「おぉ、素晴らしい、これは全回復ポーションですね…さすがです!」


まぁ…魔法が分かればできるよね…ふふふ

アリサもすんごいドヤ顔…かわいいけど、

ただのあおりでしかないからやめた方がいいかも…

はっ、私も口角が上がってしまっていたか⁉…危ない危ない…セーフ(アウト)


「素晴らしい出来です…感動しましたよ、今回は魔法薬の作成がメインなので、お二方はもうおかえりいただいて結構ですよ、そちらのポーションもお持ちになって」


えー、普通にやったー

今日も、森の図書館に行こうかな…

アリサがよければ


「じゃぁ、アリサどうする?今日も森の図書館行く?私はアリサの好きなところでいいよ」

「あっ、そうやって適当なこと言って!もてないぞ~でもまぁ私が、好きなところでいいんでしょ?じゃぁ、街の真ん中にある、お菓子の城シュルガルシア城に行きたいなぁって、昨日お母さまから二人分のチケットもらったんだけど、誰とも行く予定なかったし、リリアちゃんがよかったら一緒にどう?」


シュルガルシア城か…一回入ってみたかったからいいかも

まぁ、アリサみたいにいっぱい食べることはできないけど…

アリサと行けば、余裕で元取れそうだな…


「じゃぁ、行こうか私も行ってみたかったし、私自身は特に行きたいところとかないし…」


まぁ、正直言うと森の図書館行って調べ物したかったけどそういうkとは一人の時にやればいいしね

アリサといるときは、極力一緒に遊びたいし


「おや、アリサさんにリリアさんじゃありませんか、授業はもう終わりですか?」


ラグナか、確か剣・刀コースと、拳コースの学生は今日は、特別授業だったような…デリフォン先生とセト先生の


「ラグナ君!授業はどうしたの?特別授業じゃなかったっけ?デリフォン先生の」

「えぇ、そうですよしかし、一対一の手合わせ方式で時間指定型なので僕は、まだまだ後なのですよ」


なるほど…


「ラグナの、時間はいつなの?」

「僕は、あと1時間後ですね…」


1時間か…少し待てば一緒に行けるか…

まぁチケット2枚しかないけど、剣聖だということの特権か何かでなくても入れたりしないかな?


「残念…一緒にシュルガルシア城に行こうかと思ってたんだけど…」

「そうでしたか、今度ご一緒参りましょう、あそこは我が家の管理ですゆえ、お二人も特別に工場見学へご招待いたしますよ」


ほほう、めっちゃきになる!!

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