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メラ・フィーリア

俺はベラトールという魔族だ

この世界では、魔族と人間による戦争が起こっていた

もとはというと、魔族と人間はお互いに助け合っていたのだ

それは、どちらかがかけてしまったら両者の生活が破綻するほどには


しかし、その助けあう時代に終わりを告げたのは

人間による魔法の開発と、魔族の犯罪集団、エグゼによる人間の村破壊だ

それにより、人間にとって魔族が絶対的に必要な存在じゃなくなった

また、その犯罪集団への報復で戦争が起こった


俺は、生まれは魔族のだが、一切の魔力を持たず

魔族からしいたげられ、村を追い出された

ひどい話だよ本当に…

俺は、まだ若かった

体力もないし野垂れ死にそうにもなるさ


「…じょうぶか、大丈夫か?おい!」


俺は、とある村の戦士に拾われた

ライコ・イエローヴェインだ

このころは、まだ人間と魔族の関係は良好だった

このころはだが



それから、10年たった

俺には、嫁も娘もいた詳しくは本編にて


そのころからだ、人間と魔族の関係が崩壊し始めたのは

新聞でエグゼと呼ばれる、四つの魔族犯罪組織が人間の村を破壊した

人間の魔法使い協会と、聖騎士会はエグゼの一つエクセキューショナーの捜索に取り掛かった

だが新聞に書かれているその、情報からピンときた



「ライコ様、俺は行かなくてはいけません、俺と国のために」

「そうか、俺はほかのエグゼの組織を解体に出なくてはいけない、それにお前ひとりでやるから意味があるんだろ?わかってるさ」


正直言って自身はない、俺はいまだにライコ様を倒せていない

それなのに、魔族の一つの組織を解体しようとしているのだ


「ベラトール、ほい」

「うおっ、これは…」

「丸腰ってわけにはいかねぇだろ、俺が子供の頃に使ってた、剣だ昨日頑張って研いだだんだ、大事に使えとは言わねぇ、絶対に勝ってこいよ」


魔力を少しだけ感じるしっかりと使い込まれた、素晴らしい一振りだ


「ありがとうございます」


俺は、剣なんて使ったことはなかった

だけど、なぜだろう体の中にこの剣に刻まれた記憶が流れてくる

魔術だろう、俺の体にその記憶が刻まれていく

自信すらついてくる


「ほら、さっさといけ!相手は待ってくれないぜ」

「はい、それではお互いに頑張りましょう」


おそらく、序盤は俺が有利だろう

なぜなら、俺には魔力が一切ないから遠くからの感知は魔力探知しかない

それに引っかからないから、暗殺はできるだろう

ただ、大人数で囲まれたらぼこぼこだろうな…


「さてさて、最初の探知はこっちから一方的にできる…」


おれは、魔法の才能はないけど魔力探知だけは得意だ


「1,2,3…6人ってとこか、一人ずつの暗殺はなかなか骨が折れるな…」


順番としては一番右から順番で大丈夫だな、外の見回りにいるってことはみんなまだ未熟な魔法使いだろう


「こんばんわ、エクスターミネーターの村はこの先であってるかな?用事があるのだけど」

「うわぁぁぁ!びっくりした…っとすみません、その魔力調整…上級魔族でいらっしゃいますよね、はい間違いありません」


ははは…本当に未熟だガバガバなセキュリティすぎるだろ…


「ありがとう、じゃぁね」

「なっ…ごはっ」


はぁ…まだやっぱりこの感触なれないな…血なまぐさいのも嫌だし…

まぁこれで、最終確認もとれたし攻め込むことは確定だな


それにしても、かなり存在の認識がしにくい村だ

森の木々がいい感じに配置されているのもあるけど、それ以上に微量の魔力も感じる

認識阻害魔術の結界でも貼られているのだろうか…


「もうちょい、詳しく魔力探知してみるか…」


なるほどなるほど…見えてきたぞ

魔術の付与された魔力がまるで薄い霧のように、森全体へとしみわたっているわけだ

だから直接おれの魔力探知じゃ映らないわけだ、かなり注視しないと見えなかったぞ…

こりゃ、ろくな魔族でも探知できないな…

これは、まるで森全体が、巨大な魔法陣のようだな…


これは、わざとなのか?いや欠陥だな

本来結界は建物を中心に内向きに収束させる形状にするべきだな

まぁおそらく、外側からの認識を阻害したかったんだろうけど

外側まで、結界を張りすぎて収集つかなくなってそのまま放置したってのがオチだろうね


戦士の俺でも、魔法の勉強はしてたんだ、この結界が失敗作だってことは俺でもわかるわ

まぁとりあえず、一人ずつ暗殺していきましょう


「どうも、こんにちはあぁ、そのまま振り返らないで、私の顔を見てしまうと、死ぬので」

「はい…あの上級魔族様でいられますでしょうか?」

「いかにも、この先にエクスターミネーターに用事がありまして、間違いないですね?」

「はい…その通りでございます」


うーむ…これは再教育が必要では?まぁ、仮に本当に上級魔族だったら精神操作魔術でいくらでも吐かせることはできるわけだけど

まぁサクっと、殺してと

このまま、外にいる6人を全員暗殺してもいいのだけど、一人ずつやると大変だよな…

いっぺんにやりたいのだが

まぁ、ここは古来のやり方に倣って


「敵襲だ!二人殺されたぞ、門前に集合!」


これでよしっと

たぶん集まってくるだろう

これでいっぺんに殺せるといいのだが…

かなり面倒だな…いやはや、これでエグゼの中でも一番弱いとか

一番強いイグザースバーレイテッドはどうなってんだよ…

まぁ、今その対応にライコ様が当たっているわけだが…


「さて、疲れたしすぐに家に帰って疲れをいやしてもらおう…」


しかし正直言って、先ほどの村では人数が少ないし、200歳を超えている個体もいない

おそらく、上級魔族はあの場にいなかったのだろう

俺一人であの組織を解体できるはずがない…

俺の動向を察知していたのか?いずれにしろ、いまだにこの戦いは終わっていないだろう

一番最悪のパターンは、俺の村に現れることだ

そうなった場合、人間を交えた戦いになる可能性もある

もしかしたら、今すでに村に到着しているということも…

ライコ様もいないし、村を守る存在が不足している…


「はぁはぁ…こんなに全力疾走したのは久しぶりだ…まだ村には到着していないな…」


見たところ、建物の損壊もない

人の血も流れていない


「ただいま、メア、メラ大丈夫かい?」

「おかえりなさい、だいぶ長い修行だったわね、お疲れ様」

「この村に襲撃とかはなかったよね?」

「うん、大丈夫だよ、心配しすぎだよ」


よかった…しかしまだ安心するには早い

これから襲撃が来ることはほぼ確定だ


「おかえり、パパねぇ重力操作魔法を開発したんだけど、ためしてみていい?」


うん…重力操作ね…


「えっはっ?重力操作魔法っていった?それは、まだ未開発の魔法なんだが…」

「うん、開発した厳密には重力操作というより、引力操作が正しいかな」


なるほど…俺も魔導書で見たことがあるが…魔力吸収の応用で相手の、魔力を体を貫通して吸収する

それにより、体を引き寄せることができると書いてあったがそれだろうか…


「どれどれ、くらって見ようではないか」

「外に出ようか、室内だと危ないからね」

「おっおう…」


そんな強力なのか…もしかしたら死ぬ?


ヴィス・エフィシオ(体外式魔力吸収魔法)

「うおっ!」


次の瞬間、今まで味わったことない加速感が体を後ろへと引っ張っていく

見える世界が、前の方向へ急速に流れ、視界が暗くなる


「こりゃ…すごい」


体中に痛みを感じる、これは壁に高速でぶつけられたからではない

あの加速が、ここまでの体の痛みを感じさせているのだ

骨が5,6本ほど折れただろうか…動かせない


「ごめん、まだ肉体干渉魔術になれてなくて…もうすこし魔力抑えたほうがいいな…あっ、回復魔法かけてあげるね」


回復魔法まで使えるのか…教会の魔導書勝手に読んだなこりゃ


「すごいな、回復魔法はどうやって覚えたんだ?」

「覚えてないよ、これも開発した、魔力を物理的なものに変換してそれを肉体に入れていく、かなり魔力操作が難しいけど、最近できるようになったんだ」


つまり、魔力の物理的返還をしながらそれらを肉体結合するということを

細かい細胞一つ一つで行っているということだ

やりようによっては、クローン人間を作成することも可能なのかもしれないが

この魔法を使いこなせるのは、メラだけだろう

ここまでの、魔力操作はいくら魔人でも不可能だ

たとえるなら、難しいパズルを一気に100万個つくるようなものだ

ここまでの、魔力操作は天性のものだろう


「すごいな…やはり、魔法使い協会の検定を受けていいレベルだ…先ほどの重力操作魔法の原理はなんだ?」

「肉体に対して、干渉魔術をかけてそこに、高速移動魔法をかける、本来高速移動魔法は座標指定での移動だから、そこまで加速感を感じずに移動できるけど、それを空間を操作することによって加速感を残したまま、移動させるからダメージが入ってしまったというわけ、いっかい座標指定型の高速移動による重力操作も試したけど、やっぱり加速度を保存はできなかったよ」


うん…何言ってるかわかんないけど、とにかくすごいことはわかったよ


「メラ、この魔族と人間の争いが収まったら、魔法使いになろう、メラはどうだい?」

「私は、もう魔法使いのつもりだよ」


確かに、この魔法の完成度はかなり素晴らしい


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