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第二十三章 魔人

俺は、修行のためライコ様のもとへ

メアは薬草を取るために森に入ったが

どうも嫌な予感がする…それに今日の瘴気予報は濃厚だ…

いくらメアでも迷ってしまうかもしれない

さすがに心配しすぎだろうか…


「おはようございます、ライコ様」

「おう、ベラトール、じゃぁ早速始めるか」

「あの、メラにテレポート教えたのはライコ様ですか?」

「あっ?いや、俺はそんな高等魔法使えねぇよ」

「じゃぁ…いったい誰が…あぁそれと、メアが裏の森に入って薬草を取りに行くって、それで魔族とか魔人にあったら、危ないから護衛に行きたいのですが…」

「あぁ、いいかもなそれも、今日の修行はそれだ」

「いいんですか…ライコ様」


ライコ様はなにかと俺の家族のこととなるとやさしい…メアのことを守りたいと思う気持ちはきっと同じなのだろう


「そんじゃ、さっそく森に入ろう、探すのはお前の仕事だ、俺よりもおそらく見つけるのが早いだろうからな」

「いえいえ、そんな…私は魔力探知が得意なだけですので…」


さてと…俺の得意の魔力探知でも、この濃い瘴気の中じゃ、さすがに見つからないな…

そんなに、奥まで入ってはいないと思うんだけどな…


「私の魔力探知では見つかりませんね…」

「そうだろうな、この瘴気だからな、お前は魔力探知に頼りすぎだ、もっと足元を見てみろ、足跡があるこれはまだついてから時間のたっていない足跡だ、大きさ的にも女性のものだ」

「確かに…すみません、こんな単純なことを忘れていたなんて…」


かなり、森の奥まで入ってきた

確かに薬草は奥のほうにしかないが…さすがに危ないだろ…


「あっ、魔力探知発見しましたここから800メートル先です」

「まじか…この瘴気の濃さでそこまで正確に魔力探知できるんだな、魔族って…」

「いえ、これは私が得意なだけで、みんながみんなここまで魔力探知ができるわけではありません」


しばらく見守ることにした

この森が魔力の瘴気に覆われているのは、以前魔人戦争という魔人同士の激しい戦いがあった

我々が、理解もできないような戦闘だった

それらの、魔法をたくさん使ったため、その魔力が分散できず、ここに集まってしまっている


「暇だな…修行にならんなこれじゃ…」

「まぁ、メアに何もないならいいじゃないですか」

「ねぇ…さっきからバレバレだけど…何しに来たの?不倫なんかしてないよ!」


なっ!ばれてたか…さすがだ


「すみません、やっぱり心配で…追いかけてきました」

「大丈夫だよ、わざわざこんな森に魔人は来ないよ、決戦の地なんだから」


まぁ、確かにこの森というと誰も近寄らないで有名だけど…

逆に言えば、魔力の瘴気が来いということは、魔人にとってはかなり好条件なんだよな…

魔人は、我々魔族と違って体内に貯蓄している魔力を消費せず空中に飛散している魔力を使用できる

つまり、このような魔力がとても濃い場所での戦闘はとてもまじんにとって有利に働くわけだ


「メア、この森では俺が報告してないでけで魔人が去年から3回ほど確認されている、完全にいないわけじゃないんだ、村長も立ち入り禁止を検討している場所なんだ、だからもう帰ったほうがいいぞ」

「そうなんですか?だからベラトールはとめてくれたわけか…」


いやまぁ…普通に俺の出身の村があって危ないかなぁと思ったのと魔人がいそうだなぁ程度だけど

やはり、存在の確認はされている

つまり、俺の出身の村に魔人が出入りしている可能性が高い


「さぁ、帰りましょうか」

「うん、そうだね」


これらの会話の最中にもおれの魔力探知には、三体ほど映り込んでいる

まぁ、こいつらは魔族だろうけど

魔人は群れて行動しないからな


「わざわざ、ライコ様まで来てくださってありがとうございます」

「あぁ、まぁこいつの修行もかねてと思ったのだが、だれも出てこねぇのか…魔族ぐらいは出てきてほしかったな」

「魔族くらいって…魔族でも十分強いですよ…」

「ろくな、魔族ならすぐにやれるさお前なら、まぁこの先の村はいわくつきの怪しい村なんだがな…お前はそこ出身なんだろ?」

「えぇそうです…だからこそあそこの村の魔族の強さは誰よりも知っていますよ」


魔力の多い魔族が生まれやすく、かつ魔法の英才教育を受ける

もちろん、攻撃魔法が多いのだが…ますますエクスターミネーターである可能性が高くなってきたな…


「じゃぁ…俺はメアを送り届けてくる、俺が戻るまでここで待機だ、その間になんか来たらまぁ頑張ってくれ、魔人が来たら俺でも勝てるか怪しいから、逃げてもらっても構わない」

「わかりました、メアを頼みます」

「おいおい、いいのかよそんな簡単にほかの男に嫁渡しちまって…」

「ライコ様はそんなことしないですよ、わかってますから」

「わからねぇぞ?まぁ無駄話はあとだ、じゃぁな」


待機か…まぁわかっていってるんだろうけど…確実にこの距離なら魔族と戦闘になりそうだな…

いやだなぁ…魔法使いとの戦闘はあんまり経験ないから、得意じゃないんだけどな…

魔力属性がわかる距離まで相手が来ている…近づいてきてるのか?俺は魔力探知に引っかからないのだがな…メアたちを追っているのか!なら強制的に戦闘じゃないか


「まじか…三人いっぺんに相手するのはさすがに無理があるだろ…」


まぁあいにく、魔力がないから背後から回り込んで暗殺ができるか

相手も早く、移動しているわけではない

さて、一人目の背後についた

まぁ、魔力探知を発動しているときは環境への五感を使っての探知がおろそかになるのは、俺も同じだったからわかる


「相手とかなり、距離が離れた少し早く移動するか?」

「いや、まだ隠れた傭兵がいるかもしれん、如何せん戦士の村だ、魔力のない人間位いるかもしれんからな、俺らの魔力探知に引っかからず現れることもできるだろ」

「そうかもな、じゃぁ少し急ぐくらいで行くk…」


よし、一人目しゃべり声が大きいからわかりやすかった

まぁ、魔力を使っての会話だけどな…俺の魔力探知でも会話の内容がわかるのは、さすがに無防備すぎる

魔力会話は暗号化できるとかなんとか…まぁ高等魔術所に乗っていた内容だから、こいつらには扱えないのかもな


「あれ?チュベがの血族が消えた…やられたか…暗殺者だ警戒しろ!魔力がないぞ」


まぁ、戦闘訓練はよく仕込まれているな、いい陣形だ

しかしまぁ…上からじゃ予想もできるまい


「よっと、失礼」


メアから閃光魔弾をもらっておいて正解だった、一人は不意打ちで殺せたけど

もう一人は気が付いていたな…戦闘能力自体は高いな、まぁ頭が悪いんだろうね

意外と簡単にかたずけられたね

比較的弱い奴をよこしたのだろう

相手にライコ様がいることを知らないのだろうか…


「こりゃ、殺しちまったから報復戦争がはじまるかもな…しかし魔族は半殺しにするのが一番難しいからな…それにあの村がエクスターミネーターだと分かれば…こっちのもんだ」


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