表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/25

第十四章 私の気持ち

午前中の授業がすべて終わり、お昼休みに入った


「リリアちゃーん、ご飯食べに行こう!」

「うん、いこっか」


…というか、これめちゃくちゃ目立つんですけど…

出したりしまったりできないわけ?

友獣なんだから、できるとは思うんだけど…やり方がわからん…

このまま、連れていたら、悪目立ちするし、何があるかわかったもんじゃない…


「あのさ…アリサこの子達、気にならない?」

「あぁ…うん目立ってるよね…でも私の知っている限り友獣を収納する魔法はないし…このまま連れていくしかないんじゃない?」


いやぁ…何かしらはあると思うんだけどな…

あっ!ラグナ!ラグナなら知ってるかも


「おーい、ラグナー!」

「はい!どうかされましたか?」


うおっ…びっくりした…この距離でテレポート使うなよ…


「おぉ、こんなに近くにいたのですね…テレポート使わなければよかったですね…と…それよりもとても立派な友獣ですね…こんなむき出しで連れていたら、目立ちますよ…収納カバンがあるのでそれに入れてはいかがですか?お話はお聞きしておりました…盗み聞きするつもりはありませんでしたが、聞こえてしまって…」

「話が早い!それってどこに売ってるの?」

「城下町にあります、たしかモンスターフレンズという、お店でした」


安直な名前だな…まぁわかりやすくていいか


「わかった、ありがとう放課後行ってみるよ」

「本日午前中授業なので、このままいかれては?」


あぁ、今日は午前中だけだったか…もう最近いろいろありすぎて、ぐちゃぐちゃだったわ…


「じゃあさアリサ、城下町でご飯食べてお買い物しよ」

「うんいいね!」


城下町にはジェラルド・ワルツというお店がある

セーニョシェフの実家で、父上が作っているそうだ

昔は父上が私の家のシェフだったんだけどね

その後兄のダカーポシェフに引き継いで

いまの、セーニョシェフになったと


「僕もご一緒してもよろしいですか?」

「うん、いいよ!ライオ君は…」

「かれは森の中で修行中ですので、恐らくこないかと…」

「はっ!勝手に決めつけんなよ!いくわ」

「あぁ、ライオさん修行はどうされたのです?」


ははは…アリサに呼ばれたから速攻飛んできたってか?


「うるせぇ!あっそうだ、アリサ…これ頼まれてた薬草こんだけで十分か?」

「うわぁ!こんなにたくさん!頑張ったね!ありがとう!」


くっ…ぐはっ!てぇてぇ!

やっぱり呼ばれたから飛んできてんじゃねぇか!


「それでは参りましょうか、あっそうだこのお店、しっかりとした正装出ないといけないのですが大丈夫ですか?」

「まぁ私とアリサとラグナは大丈夫だろうけど…ライオもってる?」

「ん?学校の制服じゃだめか?それしかねぇぞ」

「大丈夫、私がおしゃれさんにしてあげるから」


これで、付き合ってないのかよ…いや付き合ってほしくはないけど…


「それじゃぁ、私がジェラルドシェフに連絡しておくから現地集合でいいよね、私は先に行っておくけど」

「それでしたら、僕も一緒に先に行っております」

「はーい、じゃぁそういうことで」


何年ぶりだろうか、こうやって4人全員で食事をするなんて、いやもちろん食事会自体はあるのだが、こうやって水入らずで、ただただ楽しい食事会は、今まで1,2回だろう


「ジェラルドシェフに、ご連絡は大丈夫ですか?」

「うん、四人で行くっていったら、すぐに席を準備してくれるって…なんか申し訳ないな…」


ゆっくりと、こうやって歩いていくのも悪くない

まぁ、友獣が目立つけど…


「リリアさん、僕の友獣は小さいので外に出しておけます、なので僕の収納カバンを使ってください」


そういえば、ラグナの友獣をみたことなかったな…


「じゃぁ、お言葉に甘えて…」

「それでは、おいで我が友獣、フローネ」

『ん…よんだ?どうしたの?戦闘?この女が敵ね!』

「いやいや、待ってくれ彼女は仲間だ、君の収納カバンを貸してあげてほしいんだ、この友獣に…」

『いやよ!私のだもの…ってソルセリオン様⁉どうして…絶対に契約しないって言ってたじゃないですか…』

『あぁ、するつもりはなかったよ、召喚されたときは、だがリリアがあまりにも面白かったのでな、だってこいつ三色もちで、リラ様と契約するとか言ってるんだぜ?そんなこと言われたら契約するしかねぇだろ』


ラッキーとは思っていたけど…やっぱりソルセリオンってすごい友獣なんだ…

フローネは本で読んだことがある…確か人里に現れた魔族をその小さな体からは予想できない、魔力で抹殺したとか…それが崇めてるんだから、ソルセリオンはそれ以上ということか…

私結構すごい友獣と契約しちゃったな…実質ソルセリオンメインかもしれない…

本来サポーターなんだけど…


「みんな~!ごめんごめん少し遅くなっちゃった!」

「おぉ!ライオさんとても素敵ですよ!さすがですね…」

「アリサ!めっちゃ可愛いんだけど!どうやったのその髪!すごーい!ねぇねぇ私にもやってよ!」


それにしても、アリサは友獣を置いてきたのか?姿が見えないが…

私は収納カバンを貸してもらえたから、今はこの中だけど…


「ねぇアリサ、アクヴァリオンどうしたの?おいてきた?」

「あっちょっと動かないで!アクヴァリオンはライオ君に収納カバンかしてもらって、今はここにいるよ」


へー…まぁライオならたくさん持ってそうだな、収納カバン…

森で暮らしてるからな…友獣もたくさん飼ってるだろうし


「できたっ!じゃぁ行こうか!」


わお、馬車用意してくれたんだ…

全部白馬だ…さすがグリーンリーフ家…

馬車の中も…空間延長魔法か…すげぇ広い…

もはや、動く家だ…


「ライオ君見てみて!リスだ!かわいい!」

「おぉ、本当だなちょ、連れてくるわ」


ちょぉ!いきなり飛び出して…まぁライオなら追いつけるか…


「よっと!ほら、かわいいよな、ここら辺は少し寒いから、いるんだなホワイトスクワロル」

「本当にかわいい!いいこだねぇ」


ふぅ…尊いねぇ


「リリアさん、ジリオンランク魔法使いの試験をお受けになるのでしょう?」

「えっ?あぁ、うんそうだよ、耳が早いねぇ…どうかしたの?」

「いえ、特に何かあるというわけではないのですが、お気を付けください」


なんだろう?なにか言いたげだけど…

まぁ、きっと告白でもしようとしてるんでしょ、いつも通り


「そろそろ、つくよあのお城だよ」


シュルガルシアは本当にお城って感じだったけど、こっちは神殿って感じだね


「お足元お気を付けください」


すっごーい…とても景色がいい、上ってくる最中は気が付かなかったけど、かなりたかいところにあるんだね…

ルミエール大湖畔があんなところに見えるなんて…


「お待ちしておりました、皆様。二階のテラス席のご案内なのですがよろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です!みんなもいいよね?」

「うん、大丈夫だよ」


いやぁ、この景色のいいところでかつ、テラス席かぁ…最高だねぇ…

今日はぽかぽかしてて、暖かいし


「みなさま、アレルギーや、苦手なものなどありましたら、お伝えください」

「私は、アレルギーはなくて、苦手なものはトマトですね…

「えっ!リリアちゃんトマト嫌いなんだ!意外…私もアレルギーはなくて、苦手なものはグリーンピースですね」

「僕は、牛乳がアレルギーで苦手なものはありません」

「俺は、どっちもない」


まじか…ラグナ牛乳アレルギーなんだ…


「承知いたしました、お飲み物をお持ちします、コーギー、紅茶、緑茶、水からお選びいただけます」

「じゃぁ、私はブラックコーヒーで」

「私は、紅茶に、お砂糖とミルクをお願いします」

「僕は、緑茶で」

「俺は水で」


もう、かなり満足しちゃってる…この癒される景色に、木造だから気のいい香りがする…ほのかに聞こえてくる音楽も素晴らしい…

こんな、レストランの見習いとはいえ、シェフを私の家の専属シェフにしてるのはもったいないな…

前面窓だから、日が入ってきてとても暖かいし、景色をより広く見わたせる


「お待たせいたしました、お飲み物でございます」


うーん…コーヒーもとてもいい香り…私好みの深くて苦いコーヒーだ…


「なんだろう、この場所初めて来たのに、実家のような安心感がある…」


ここにずっといたくなる…


「お待たせいたしました、本日は新鮮取れたてのお魚、クプラーのブランダードでございます」


美味しそう…ブランダード…西洋のほうの王道の料理だったけ、初めて食べる…


「いただきます」


これは…違う…全然違う…レベルという以前の問題、もはや同じ料理というカテゴリーに入ってこない

これは、神様のワルツ…口の中に幸せそのものを放り込んでいるような感覚…

あぁ…ここが天国か…最後の晩餐ならここがいい…


「はぁ…だめだぁ…私おいしすぎて意識が飛んでいきそうだったよ…」

「私も…あぁ!ライオ君!手で食べないの!ほらあーんして!」

「っ!いいっての、ちゃんと使おうと思えば使えるし!」


くっ!しかし、この料理よりもまぶしい、てぇてぇ…

ぐはっ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ