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第四話

 秦国は、大将軍を蒙驁(もうごう)にして、魏国を攻めいていた。

 そこに信陵君の檄に応えて、諸国が集まって来たよ。


「危ない、危ない。遅れるところだった」


「流石、春信君です。先見の明がありますね。五ヵ国連合であれば、勝利は間違いないでしょう」


 一緒に来てくれたのは、昌文君だ。

 政治を任せていたけど、今回はついて来てくれた。


「ここで勝てれば、魏国にも恩を売れるよね~」



 信陵君は、強かった。

 兵法が違うよね。『魏公子兵法』だっけ?

 秦軍は、撤退した。

 その背を追うんだけど……。


「函谷関か~。落とせれば、秦国を滅亡させられるけど、難しいんだよね……」


 始皇帝時代までは、不落の関所だった。

 信陵君も、ここで軍を解散させてしまった。

 最後に挨拶をして、俺も帰路に着く。


「どうすっかな~。武関から攻めよっかな~」


 昌文君は、絶句しているよ。

 でもそうだな……。まだ、秦国は弱り切っていない。

 始皇帝になる人も、即位した頃だろうし、まだ攻め滅ぼすには時期尚早だよね~。



 陳に着くと、考烈王に歓迎された。


「常勝無敗の最強宰相、春信君! 君最高!」


「考烈王さま、まだまだ、これからです。秦国は、ここから本気を出して来るでしょう」


 ――シーン


 戦勝に沸いていた周囲は、静かになった。

 流石に謙虚過ぎたかな~。

 でも戦国時代は、これからなのよね。

 今までも熱い時代だったけど、もっと熱い時代が来るのよ。





 嬴政(えいせい)と呂不韋が、秦国の中枢に立つと、各国の国境を脅かして来た。

 密偵を放って、各国の情報を集めて行く。


 まず、廉頗だな。趙国の元大将軍。王様に嫌われてて、兵権を奪われるんだよね。

 楚国で受け入れると手紙を書くけど、返事は来なかった。

 まあ、待とう。


 それと、同時に魏国だな~。20城を奪われるんだよな~。山陽の戦い?

 奪われた土地で、『東郡宣言』されるんだよな~。

 秦国は、魏国の土地を奪って、その後に趙国に襲いかかる。

 そんで、趙国に負けるんだよね。その後に、韓国を滅ぼすんだ。どんだけ兵士を抱えてんだよ。食料生産苦しいくせに。


「もうすぐ合従軍だ……。函谷関の戦いだな~。俺の最大の見せ場であり、敗北する戦い……」


 どうすっかな~。

 避けるか、勝ちに行くか……。

 歴史を変えられるんだ。負けを避けて、勝ちを拾って行きたい。



 数年が過ぎた。

 廉頗将軍も食客として、楚国に来てくれた。

 遷都も終わっている。今の国都は、寿春だ。そう何度も、遷都するなと言いたいけど、王命だししょうがないよね。

 速やかに終わらせた。


 そんで、趙国から連絡が来たよ。


『皆、秦国に恨みがあるばい。合従軍せん? 趙王の幽繆王より』


 有名な函谷関の戦いの始まりだな。

 う~ん。このまま行くと、主攻が楚国になるんだよね……。


「別動隊として、趙の龐煖(ほうけん)が総大将……だったか。歴史書には、そっちの方が有名なんだよな~」


 このまま行くと、負けるな~。

 でも、合従軍に加わらないと、韓・魏・趙が攻めて来そうだな~。今、土地の取り合いしてんだし。



 更に一年が過ぎた。

 ついに、趙国が秦国に出兵した。攻められていた、韓国と魏国は、同調している。

 燕国まで出兵したよ。


「楚国は、どうすっとばい?」


 考烈王からだった。


「まあ……。私が行きましょう。昌文君、内政をお願いね」


「OKっす。任せてください」



 結局俺は、合従軍に参加することにした。

 国境の兵を使って、函谷関に攻め寄せる。近いと楽だね。

 それと、一手打っておいた。

 史記では動かなかった、斉国も動いてくれたのだ。

 これは、俺の功績と言っていい。

 趙国では動かせなかった国が、俺の呼びかけで出兵してくれた。


 史記では、五ヵ国連合だったけど、これで六ヵ国連合になった。


「出だしは、好調かな?」


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