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やはり連絡を絶たれてから1週間後、長文でDanielから連絡があった。言っていることはいつもと同じ内容で、連絡を絶ったことへの言い訳・謝罪・復縁要請だ。私はもう疲れ果てていたので、
「別れてください。私はもう疲れました。これ以上関わらないでください。話し合いができない、何かあると連絡を絶つような人とは結婚できません」
と送り、Danielをブロックする。その後、即座に鈴ちゃんにDanielと別れたことを報告。両親以外には言っていなかったけれど、Danielとは婚約破棄した。
「元奥さんのことも気にしてたしずっと心配だったよ。そんな人とは別れて正解。もっといい人がいる」と言ってもらえたので、やはり持つべきは友だと痛感した。もちろん両親にもDanielとの婚約破棄を報告したが、「あんたばかり会いに行ってたこととか、話し合いのできなさとか、結婚を急かすところとか気になってた」とのことだった。
結婚話がなくなったことのショックや喪失感、将来のことを思うと涙したこともある。「婚約破棄 死にたい」とネット検索したことも。それでも当面恋愛する気にはなれず、しばらく1人の時間を楽しむことにした。




