三話 転校
…彼女は。その見知らぬ少女は。
またね。とだけ言って、ここから消えた。
ん?消えた?
しかし、考えてみてもわからないなと判断した私は急いで移動するのだった。
…バレていないだろうか。僕が男だってこと。そんなことを心配する。
「まぁ、帰るか」
そう呟き、今度こそ飛び立とうとする。
しかし、そこで一つ気づく。
あれ?そういえば僕人間界に来れてる…
え?ってことは、僕いま神じゃなくて人間?
ちょっとまて、てことは…
「僕人間界で遊べるじゃん!」
…数日後、僕はとある学校に来ていた。その名も…
第二魔術学院。
情報はもう集まっている。
この学校はこの國に存在する学校で有名な場所だ。
しかし、第二学院とある通り、第一学院が存在する。優等生等はすべてそちらへ行くので、あまり良い人材はないらしい。この魔術学院とは魔法や基本的なものを学ぶ場所である。
…たったのこれだけ。もう少し情報が欲しかったが、今回は仕方がない。
僕は…この学校に…転校することになった。
なんだか教室が騒がしい。
あの事件があってから、数日がたった。あの人とはまだあっていない。
あの人は、どこの学院の人なのだろう。
何をしているのだろう。
そんなどうでもいいことを考える。
そして、最初の授業。先生が告げた
「今日転校生が来る。入れ」
教室のドアがガラッと開く
そこには…
シエルです
今回の場合、主人は第三話で終わっている設定なのですが、80話くらいまで続くように致します
アドバイス等はツイッター等で宜しくおねがいします