第2話:「出会いと告白 〜隣人の秘密〜」
(放課後の教室。数人の生徒が夏葉の周りに集まり、質問攻めにする。)
女子生徒A
「先生、駿輔先輩とどうやって出会ったんですか?」
男子生徒B
「最初の告白はどんな感じだったんですか?」
夏葉(やさしく微笑み、昔を思い出すように)
「私たちは隣同士の家に住んでいました。駿輔は高校に入ったばかりの18歳の少年で、私は教員として同じ学校に勤めていたの。」
(シーンが切り替わり、数年前の夏葉の自宅玄関先。駿輔が荷物を持って立っている。)
夏葉
「入学式の翌日、彼が元気よく挨拶に来たんです。」
若き駿輔(元気に)
「佐藤先生、よろしくお願いします!」
夏葉(微笑み)
「こちらこそ、よろしくね。」
(シーンは再び現在に戻り)
夏葉
「彼は本当にまっすぐで、時には厳しい私にも真っ直ぐ向き合ってくれました。」
男子生徒C
「先生、子供ができてお休みしていた時はどうでしたか?」
夏葉(少ししんみりと)
「子供の誕生は、人生の中で何よりも大きな出来事でした。夜泣きで寝不足になり、家事と育児に追われる日々。教員としての仕事を一旦離れて、家族の時間を優先しました。でも、教育への情熱は決して消えることはなくて。」
女子生徒D
「復職する時、不安はありませんでしたか?」
夏葉
「もちろん。不安もありましたが、生徒たちの顔を思い浮かべると、教壇に戻る決意が固まりました。駿輔も『先生なら絶対大丈夫』と言って支えてくれたんです。」
(再び生徒たちが質問)
女子生徒E
「告白された時、どう思いました?」
夏葉(ほほ笑みながら)
「突然のことだったので驚きました。でも、そのまっすぐな気持ちが嬉しかった。彼の真剣さに、自然と心が動いたんです。」
(時計が鳴り、夏葉が席を立つ)
夏葉
「今日はこの辺で。授業の準備がありますから、また話しましょう。」
(生徒たちは名残惜しそうに見送る。桜の花びらが窓の外を舞う。)




