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Times Limit Lover ~ プロ野球入団予定の私と隣人の鬼教師の時間制限の恋 〜  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
改訂版『Times Limit Lover ~ プロ野球入団予定の私と隣人の鬼教師の時間制限の恋 〜』
20/39

第10話「卒業の日、永遠の誓い~春風に乗せた約束」



3月1日・卒業式当日の朝、網谷家前


(インターホンが鳴る)


夏葉(声だけ)

「おはよう、駿輔……今日、楽しみにしてるね」


駿輔(玄関を開けて)

「おはよう、夏葉先生……うん、俺もだ」


(夏葉、優しく微笑みながら軽く手を振る)


夏葉

「じゃあね。先に行くよ」


駿輔(ポケットのリングに手を触れながら)

「気をつけてな」


(夏葉は笑顔のまま去っていく。カメラがゆっくりと駿輔の手元のペアリングに寄る)



広陵学園記念講堂


以下の順番で…


卒業式進行表

•一同礼

•開式の辞

•国歌斉唱

•9:35~ 卒業証書授与

•9:55~ 校長式辞

•10:05~ 励ましの言葉

•お祝いの言葉(広島市長より)

•10:15~ 来賓紹介

•祝電披露

•10:25~ 在校生送辞(掲示板に全文掲載)

•10:35~ 卒業生答辞(掲示板に全文掲載)

•10:45~ 卒業記念品贈呈

•10:50~ 校歌斉唱

•閉式の辞

•一同礼

•10:55~ 卒業生退場


司会教員(壇上から)

「これより、令和◯年度広陵学園卒業式を挙行いたします。ご起立ください」


全員

「礼!」


(国歌斉唱。全員が静かに歌う。カメラは生徒たちの顔、保護者席、教職員席を映す)



校長(式辞)

「広陵学園を卒業する皆さん。これからの人生、どんな困難も誠実に向き合い、周囲への感謝を忘れずに歩んでください。皆さんの未来に、心からの祝福を送ります」


(会場に静寂が広がる。駿輔は夏葉の方を見つめる)



来賓代表・広島市長(掲示板にて読み上げられる)


「卒業生の皆様、社会に出てからも広陵の精神を胸に、活躍されることを期待しています。ご卒業おめでとうございます」



在校生送辞(掲示板に全文掲載)


「先輩方の背中は僕たちの憧れでした。これからも応援しています」



卒業生答辞(掲示板に全文掲載)


「この日まで支えてくれた家族、先生方、友人たちに心から感謝します。これからの道は違えど、皆で輝き続けましょう」



全員で校歌斉唱。駿輔の隣に座る夏葉は涙をこらえ微笑む。



式終了後・講堂出口


(生徒たちが次々に外に出ていく)


女子生徒A(胸をときめかせながら)

「網谷先輩!第二ボタンください!」


女子生徒B

「私も!記念にお願いします!」


駿輔(苦笑しながら)

「え、そんなに一気に来られても……」


(その時、講堂出口に立つ夏葉が駿輔をじっと見つめる)


夏葉(小声で)

「……まだ?」


駿輔(迷わずポケットから結婚指輪を取り出し、膝をつく)


駿輔(大きな声で)

「佐藤夏葉先生。俺と結婚してください!」


(会場が静まり返る。全校生徒の目が駿輔と夏葉に注がれる)



女子生徒たちの驚きの声があちこちで湧き上がる


女子生徒C

「えええええええええ!?あの鬼教師と!?」


男子生徒A(声をあげて笑う)

「うっそだろ!?マジかよ!?」


男子生徒B

「俺、何見せられてんだこれ…」


女子生徒F

「えええええええええ!?あの鬼教師と網谷先輩が… 」


男子生徒E(声をあげて笑う)

「うっそだろ!?マジかよ!?」


男子生徒G

「俺、何見せられてんだこれ…」



校長先生と教頭先生が顔を見合わせる


校長(小声で)

「彼らの関係には筋が通っているな。駿輔なら夏葉先生を守れるだろう」


教頭(苦笑いしながら)

「鬼教師に春が来るとは……まさか卒業式でプロポーズされるなんてな」


校長(頷きつつ)

「あの二人なら間違いありませんな。彼なら彼女をしっかり守るでしょう」


教頭(感慨深げに)

「鬼教師の春、これは伝説になりますよ」


校長(微笑んで)

「我々も時代の変化に柔軟でなければなりませんな」



夏葉(涙を浮かべ、震える手で駿輔の手を握り返す)


夏葉(震えながらも力強く)

「はい。喜んで……結婚します」


(生徒たちの歓声が一斉に上がり、カメラは笑顔で泣き顔の生徒たちを映し出す)



卒業式後・校庭の雑踏


女子生徒D(感動して)

「網谷先輩って、本当にすごい人なんだ……」


女子生徒C「うわ……佐藤先生、泣いてる……きれい……」


男子生徒C(冗談っぽく)

「マンガの主人公かよ、あいつ」


女子生徒E(涙をぬぐいながら)

「先生、今まで怖かったけど…今日の涙で好きになっちゃった」


男子生徒C「網谷、やっぱ主人公だったな。マンガ超えてるわ」



カラオケ大会・生徒たちの選曲



1.女子生徒①:「やさしさで溢れるように/JUJU」

 →「この曲、将来の結婚式で流したいって思ってたんです!」(感動系)

2.男子生徒①:「紅蓮華/LiSA(鬼滅の刃)」

 →「全集中!カラオケの呼吸!壱ノ型ッ!」(ネタ系・絶叫気味)

3.女子生徒②:「恋するフォーチュンクッキー/AKB48」

 →「サビでみんな一緒に踊って~!」(みんなで盛り上がる系)

4.男子生徒②:「CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ(ドラゴンボールZ)」

 →「駿輔先輩のバットスイング並みにぶっ飛んだわw」(ネタ系)

5.駿輔:「時の流れに身をまかせ/テレサ・テン」

 →「俺の母がよく歌ってた曲なんです……」(しっとりと、感動系)

6.女子生徒③:「I LOVE YOU/YUI」

 →「佐藤先生の瞳に捧げます!」(ややネタっぽく、でも本気)

7.男子生徒③:「God knows…/涼宮ハルヒの憂鬱」

 →「これはもう青春の代名詞でしょ」(本気の熱唱)

8.男子生徒④:「Butter/BTS」

 →「駿輔の打球くらいバター並みに滑らかってことで選曲!」(ネタ)

9.女子生徒④:「Pretender/Official髭男dism」

 →「“グッバイ”じゃなくて、“おめでとう”を言いたくて……」(感動系)

10.男子生徒⑤:「シルエット/KANA-BOON(NARUTO)」

 →「駿輔先輩が走り続けた3年間に、この曲を捧げます!」(感動系)



カラオケ後・生徒コメント


女子生徒①

「駿輔先輩、歌いながら泣きそうだったよね…やっぱりすごい」


男子生徒①(冗談ぽく)

「てか、先生の顔に見とれて歌詞忘れてたわw」


女子生徒②(感激して)

「プロポーズの時、私も思わず泣いちゃった…」


男子生徒②(ツッコミ)

「駿輔、少女漫画の主人公すぎるけど、体格は完全に野球マンガw」


女子生徒③「網谷って、ちょっとカッコよすぎない?」


男子生徒③「最近なんか様子おかしかったけど…まさか、これかよ」


女子生徒④「あれ、ガチの婚約指輪じゃん……高そう」


男子生徒④「いや、俺何見せられてんの?映画かよw」


女子生徒⑤「佐藤先生……なんか見直したわ……」


男子生徒⑤「夢?夢オチ?いや本編だったわ」



2年後・網谷家リビング


 俺はプロ2年目、年俸3000万円+契約金2.5億(+出来高5000万)

 背番号は変わらず「18」

 1年目成績:14勝1敗3S、防御率0.685、20本塁打、15盗塁。新人王&三冠獲得。ゴールデングラブ賞も受賞

 前代未聞の偉業を達成。

駿輔(野球の試合をテレビ観戦しながら)

「新人王&三冠、ゴールデングラブ賞も取れた……ありがたいな」


夏葉(子どもたちを見ながら)

「でも、ちゃんと家族の時間も作ってよね」


駿輔(振り返って笑顔で)

「もちろん。夏葉のためなら、いくらでも時間作る」


夏葉(嬉しそうに近寄り)

「これからもよろしくね、駿輔」


駿輔(手を握りながら)

「こちらこそ。一緒に人生を歩もう

 時間はたっぷりと休みは私達のために時間を利用して‼︎ 」


未衣奈


(2人がゆっくりキスを交わすと、子どもたちの元気な声が響く)


息子(3歳)

「パパー!ママー!あそぼー!」


夏葉(明るく)

「はーい♪」



ナレーション(駿輔・モノローグ)


駿輔(画面越しに)

「時間に追われていたあの頃とは違い、今度は“時間をつくる日々”が始まった」


(家族で笑い合う映像でフェードアウト)


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