第10話「卒業の日、永遠の誓い~春風に乗せた約束」
3月1日・卒業式当日の朝、網谷家前
(インターホンが鳴る)
夏葉(声だけ)
「おはよう、駿輔……今日、楽しみにしてるね」
駿輔(玄関を開けて)
「おはよう、夏葉先生……うん、俺もだ」
(夏葉、優しく微笑みながら軽く手を振る)
夏葉
「じゃあね。先に行くよ」
駿輔(ポケットのリングに手を触れながら)
「気をつけてな」
(夏葉は笑顔のまま去っていく。カメラがゆっくりと駿輔の手元のペアリングに寄る)
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広陵学園記念講堂
以下の順番で…
卒業式進行表
•一同礼
•開式の辞
•国歌斉唱
•9:35~ 卒業証書授与
•9:55~ 校長式辞
•10:05~ 励ましの言葉
•お祝いの言葉(広島市長より)
•10:15~ 来賓紹介
•祝電披露
•10:25~ 在校生送辞(掲示板に全文掲載)
•10:35~ 卒業生答辞(掲示板に全文掲載)
•10:45~ 卒業記念品贈呈
•10:50~ 校歌斉唱
•閉式の辞
•一同礼
•10:55~ 卒業生退場
司会教員(壇上から)
「これより、令和◯年度広陵学園卒業式を挙行いたします。ご起立ください」
全員
「礼!」
(国歌斉唱。全員が静かに歌う。カメラは生徒たちの顔、保護者席、教職員席を映す)
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校長(式辞)
「広陵学園を卒業する皆さん。これからの人生、どんな困難も誠実に向き合い、周囲への感謝を忘れずに歩んでください。皆さんの未来に、心からの祝福を送ります」
(会場に静寂が広がる。駿輔は夏葉の方を見つめる)
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来賓代表・広島市長(掲示板にて読み上げられる)
「卒業生の皆様、社会に出てからも広陵の精神を胸に、活躍されることを期待しています。ご卒業おめでとうございます」
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在校生送辞(掲示板に全文掲載)
「先輩方の背中は僕たちの憧れでした。これからも応援しています」
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卒業生答辞(掲示板に全文掲載)
「この日まで支えてくれた家族、先生方、友人たちに心から感謝します。これからの道は違えど、皆で輝き続けましょう」
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全員で校歌斉唱。駿輔の隣に座る夏葉は涙をこらえ微笑む。
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式終了後・講堂出口
(生徒たちが次々に外に出ていく)
女子生徒A(胸をときめかせながら)
「網谷先輩!第二ボタンください!」
女子生徒B
「私も!記念にお願いします!」
駿輔(苦笑しながら)
「え、そんなに一気に来られても……」
(その時、講堂出口に立つ夏葉が駿輔をじっと見つめる)
夏葉(小声で)
「……まだ?」
駿輔(迷わずポケットから結婚指輪を取り出し、膝をつく)
駿輔(大きな声で)
「佐藤夏葉先生。俺と結婚してください!」
(会場が静まり返る。全校生徒の目が駿輔と夏葉に注がれる)
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女子生徒たちの驚きの声があちこちで湧き上がる
女子生徒C
「えええええええええ!?あの鬼教師と!?」
男子生徒A(声をあげて笑う)
「うっそだろ!?マジかよ!?」
男子生徒B
「俺、何見せられてんだこれ…」
女子生徒F
「えええええええええ!?あの鬼教師と網谷先輩が… 」
男子生徒E(声をあげて笑う)
「うっそだろ!?マジかよ!?」
男子生徒G
「俺、何見せられてんだこれ…」
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校長先生と教頭先生が顔を見合わせる
校長(小声で)
「彼らの関係には筋が通っているな。駿輔なら夏葉先生を守れるだろう」
教頭(苦笑いしながら)
「鬼教師に春が来るとは……まさか卒業式でプロポーズされるなんてな」
校長(頷きつつ)
「あの二人なら間違いありませんな。彼なら彼女をしっかり守るでしょう」
教頭(感慨深げに)
「鬼教師の春、これは伝説になりますよ」
校長(微笑んで)
「我々も時代の変化に柔軟でなければなりませんな」
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夏葉(涙を浮かべ、震える手で駿輔の手を握り返す)
夏葉(震えながらも力強く)
「はい。喜んで……結婚します」
(生徒たちの歓声が一斉に上がり、カメラは笑顔で泣き顔の生徒たちを映し出す)
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卒業式後・校庭の雑踏
女子生徒D(感動して)
「網谷先輩って、本当にすごい人なんだ……」
女子生徒C「うわ……佐藤先生、泣いてる……きれい……」
男子生徒C(冗談っぽく)
「マンガの主人公かよ、あいつ」
女子生徒E(涙をぬぐいながら)
「先生、今まで怖かったけど…今日の涙で好きになっちゃった」
男子生徒C「網谷、やっぱ主人公だったな。マンガ超えてるわ」
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カラオケ大会・生徒たちの選曲
1.女子生徒①:「やさしさで溢れるように/JUJU」
→「この曲、将来の結婚式で流したいって思ってたんです!」(感動系)
2.男子生徒①:「紅蓮華/LiSA(鬼滅の刃)」
→「全集中!カラオケの呼吸!壱ノ型ッ!」(ネタ系・絶叫気味)
3.女子生徒②:「恋するフォーチュンクッキー/AKB48」
→「サビでみんな一緒に踊って~!」(みんなで盛り上がる系)
4.男子生徒②:「CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ(ドラゴンボールZ)」
→「駿輔先輩のバットスイング並みにぶっ飛んだわw」(ネタ系)
5.駿輔:「時の流れに身をまかせ/テレサ・テン」
→「俺の母がよく歌ってた曲なんです……」(しっとりと、感動系)
6.女子生徒③:「I LOVE YOU/YUI」
→「佐藤先生の瞳に捧げます!」(ややネタっぽく、でも本気)
7.男子生徒③:「God knows…/涼宮ハルヒの憂鬱」
→「これはもう青春の代名詞でしょ」(本気の熱唱)
8.男子生徒④:「Butter/BTS」
→「駿輔の打球くらいバター並みに滑らかってことで選曲!」(ネタ)
9.女子生徒④:「Pretender/Official髭男dism」
→「“グッバイ”じゃなくて、“おめでとう”を言いたくて……」(感動系)
10.男子生徒⑤:「シルエット/KANA-BOON(NARUTO)」
→「駿輔先輩が走り続けた3年間に、この曲を捧げます!」(感動系)
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カラオケ後・生徒コメント
女子生徒①
「駿輔先輩、歌いながら泣きそうだったよね…やっぱりすごい」
男子生徒①(冗談ぽく)
「てか、先生の顔に見とれて歌詞忘れてたわw」
女子生徒②(感激して)
「プロポーズの時、私も思わず泣いちゃった…」
男子生徒②(ツッコミ)
「駿輔、少女漫画の主人公すぎるけど、体格は完全に野球マンガw」
女子生徒③「網谷って、ちょっとカッコよすぎない?」
男子生徒③「最近なんか様子おかしかったけど…まさか、これかよ」
女子生徒④「あれ、ガチの婚約指輪じゃん……高そう」
男子生徒④「いや、俺何見せられてんの?映画かよw」
女子生徒⑤「佐藤先生……なんか見直したわ……」
男子生徒⑤「夢?夢オチ?いや本編だったわ」
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2年後・網谷家リビング
俺はプロ2年目、年俸3000万円+契約金2.5億(+出来高5000万)
背番号は変わらず「18」
1年目成績:14勝1敗3S、防御率0.685、20本塁打、15盗塁。新人王&三冠獲得。ゴールデングラブ賞も受賞
前代未聞の偉業を達成。
駿輔(野球の試合をテレビ観戦しながら)
「新人王&三冠、ゴールデングラブ賞も取れた……ありがたいな」
夏葉(子どもたちを見ながら)
「でも、ちゃんと家族の時間も作ってよね」
駿輔(振り返って笑顔で)
「もちろん。夏葉のためなら、いくらでも時間作る」
夏葉(嬉しそうに近寄り)
「これからもよろしくね、駿輔」
駿輔(手を握りながら)
「こちらこそ。一緒に人生を歩もう
時間はたっぷりと休みは私達のために時間を利用して‼︎ 」
未衣奈
(2人がゆっくりキスを交わすと、子どもたちの元気な声が響く)
息子(3歳)
「パパー!ママー!あそぼー!」
夏葉(明るく)
「はーい♪」
ナレーション(駿輔・モノローグ)
駿輔(画面越しに)
「時間に追われていたあの頃とは違い、今度は“時間をつくる日々”が始まった」
(家族で笑い合う映像でフェードアウト)




