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Times Limit Lover ~ プロ野球入団予定の私と隣人の鬼教師の時間制限の恋 〜  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
改訂版『Times Limit Lover ~ プロ野球入団予定の私と隣人の鬼教師の時間制限の恋 〜』
19/39

第9話 最後の試練と挑戦〜卒業考査とマラソン大会


◆広島東洋カープとの契約後…卒業考査前の夏葉先生の問題


 1月末。冬の冷たい空気の中、広陵高校の応接室に緊張感が漂っていた。

 そこに並ぶのは、校長先生、野球部監督、そして俺――網谷駿輔。

 向かいに座るのは、広島東洋カープのスカウト部長、広報担当者、そして球団副部長。

 この日のために積み重ねてきた時間が、今、実を結ぼうとしていた。


 「網谷君、君の入団が正式に決まりました。広島の未来を頼みますよ」

 スカウト部長が穏やかに言いながら手を差し出す。その手を、俺は真っすぐな気持ちで握り返した。


 「はい、必ずチームに貢献します」


 校長先生も、野球部監督も、静かにうなずきながら目を細めていた。

 この広陵で過ごした3年間のすべてが、ようやく報われた瞬間だった。


 「君の実力と人間性に期待している。カープの一員として共に戦おう」

 球団副部長のその一言が、胸の奥深くまで響いた。


 面談を終え、玄関を出て見上げた空は、まだ冬の色を残していたが、どこか春の匂いも混ざっていた。

 いつかプロとして成長し、ここへまた戻って来よう。後輩たちに、夢は叶うと伝えられる存在になろう。

 そう心の中で誓った。



 2月。冬の寒さが少し和らぎ、校内に微かな春の気配が漂い始めた。


 カープとの面談が終わった翌日から、俺は自主トレに打ち込みつつ、夜は夏葉先生が用意してくれた自習プリントで受験並みの猛勉強を開始した。

 「今しかできないことを、今やろう」――そんな気持ちだった。


 2月1日からは、プロの世界での第一歩となる春季キャンプが沖縄で始まる。

 その前に、俺には広陵高校での“最後の関門”が待っていた。


 ――卒業考査、そしてマラソン大会。


 どちらも、高校生活の締めくくりとして気が抜けない行事だ。


 放課後には野球部のトレーニングと両立しながら、夜は自室で一人黙々と問題集と格闘。

 夏葉先生からは、「このプリント、簡単には作ってないからね」と釘を刺されながらも、分からないところはLINEでこっそり質問し、丁寧に教えてもらった。

 もちろん、それは誰にもバレないように。


 プロになっても、俺はまだ“高校生”で、“彼女の教え子”なのだ。


◆卒業考査


駿輔は自主トレを続けながら、卒業考査の勉強にも真剣に取り組んだ。


卒業考査は4日間にわたり、14教科に及ぶ。


1日目は数学Ⅲ、世界史B、英語表現Ⅲ。

2日目は日本史B、古典B、科学、現代社会。

3日目は数学B、物理、家庭科総合、英語総合。

最終日は生物、保健体育、現代文B。

さらに音楽は試験日の前に別途行われた。



駿輔の試験結果(14教科の点数)

•現代文B:90点

•古典B:80点

•数学Ⅲ:75点

•数学B:70点

•日本史B:100点

•世界史B:100点

•現代社会:95点

•英語表現Ⅲ:95点

•英語総合:95点

•生物:60点

•物理:65点

•科学:60点

•家庭科総合:70点

•保健体育:90点


合計:1,145点(14教科)


結果は学年1位。

クラスの順位も当然1位で締め括った。





◆マラソン大会


春季キャンプ出発を目前に控えたある日。

広陵高校では、卒業前の恒例行事――マラソン大会が開催された。


コースは南正門をスタートし、硬式野球グラウンドを抜けて、清風寮とゴルフ場の間の上り坂を走る。その後、インドアターフ、メディアセンター、新生徒館、広陵学園記念講堂、陸上グラウンドを経由して再び南正門へ戻る一周コース。総距離は約7km。地形に富み、体力と精神力の両方が試される本格的なものだった。


俺は、夏葉先生と1週間の走り込みを行い、万全の状態でこの日に臨んだ。放課後の並木道、薄暗い住宅街、そして時折手をつないで走った夜の河川敷――その全てが、今日のこの瞬間に繋がっている。


スタートの合図とともに、全学年の生徒が一斉に走り出す。前評判通り、各部活動のエースたちが序盤からハイペースで競り合った。


だが、俺の足は止まらなかった。冬の間、地元で続けてきた自主トレ。夏葉先生とのランニング。そして何より、「これが最後の広陵での戦いだ」という強い気持ちが、体を前へと押し出していた。


結果――

俺は見事、1位でゴールテープを切った。


ゴール後、体育の先生が記録を読み上げると、グラウンドにいた全校生徒から拍手が湧き上がる。息を切らしながらも笑顔を浮かべる俺のもとに、夏葉先生が近づき、タオルを手渡してくれた。


「おめでとう、駿輔。最高の走りだったわ」


小さな声でそう囁いた夏葉先生の目に、ほんの少しだけ涙がにじんでいた気がする。


上位10名の記録は以下の通り:


1位:網谷駿輔(野球部)

2位:近藤翔(陸上部)

3位:三谷優斗(サッカー部)

4位:佐々木廉(バスケ部)

5位:山本拓海(バレー部)

6位:木村颯(テニス部)

7位:坂井陸(野球部)

8位:吉田大翔(ラグビー部)

9位:青木駿(野球部)

10位:藤田悠人(野球部)


「プロ野球選手でも、やっぱり駿輔は広陵のエースだな」

「本気出すとやっぱり速ぇなー!」

「もはや高校生のスペックじゃないって」


同級生たちが口々に声をかけてくれる中、俺は心の中で、もう一人の「観客」にもそっと手を振った。

ありがとう、夏葉先生。俺は、あなたのためにも、これからもっと強くなる。


◆カラオケ大会(卒業前夜)


マラソン後日、クラスでカラオケへ。

みんなのテンションは最高潮。

•女子は 西野カナ「トリセツ」, Aimer「カタオモイ」, YOASOBI「夜に駆ける」 などラブソング。

•男子は 「ウィーアー!」(ONE PIECE), 「残酷な天使のテーゼ」, 「紅蓮華」, 「前前前世」。

•駿輔は

カラオケ選曲例

・女子生徒①:「アイノカタチ / MISIA」

・ 女子生徒②:「カブトムシ / aiko」

・男子生徒①:「残酷な天使のテーゼ」

・男子生徒②:「ウィーアー!(ONE PIECE)」

・ 駿輔: 尾崎豊「卒業」, サザンオールスターズ「TSUNAMI」 を熱唱。

  ↪︎「時代 / 中島みゆき」(「俺の原点です」と前置きして)

・その他生徒:「ドライフラワー / 優里」「Butter / BTS」「怪物 / YOASOBI」「I LOVE… / Official髭男dism」



他の生徒は、K-POPのBTS、TWICE、YOASOBI、SEKAI NO OWARIなどで盛り上がり、最後は全員で「小さな恋のうた」を合唱。


カラオケ後の生徒コメント(プロポーズ前)

(クラス)な皆は駿輔が夏葉先生に告る事を知らない

1.「駿輔先輩、今日はいつもよりなんか優しい感じしました!」(感動)

2.「ちょっ、今日の網谷やたらキザじゃなかった?彼女でもできた?」(ネタ)

3.「卒業しても応援してます!カープでの活躍楽しみです!」(感動)

4.「マジで第二ボタン狙ってる女子多すぎて草」(ネタ)

5.「最後の『卒業』、歌に感情こもってて泣きそうになった…」(感動)

6.「あれ?夏葉先生と目合ってなかった?いやいや、まさかねw」(ネタ)

7.「勉強も野球も完璧で…ほんと尊敬してます!」(感動)

8.「あいつあの歳でモテすぎだろ…現役高校生でプロとか反則」(ネタ)

9.「駿輔くん、笑顔が昔より柔らかくなったよね」(感動)

10.「先生、網谷にだけ態度違わない? 気のせい?」(ネタ)

11.「同じ時代に卒業できて本当によかった」(感動)

12.「第二ボタンは命がけで取りに行く!」(ネタ)

13.「あの『TSUNAMI』の選曲ずるいって、泣くでしょあれは…」(感動)

14.「ラブソング選んだ女子、みんな網谷の前で歌ってたのバレてたよw」(ネタ)

15.「先生と駿輔くん、雰囲気だけで絵になる」(感動)

16.「いや、ほんとまさか夏葉先生が笑ってる日が来るとはな…」(ネタ)

17.「先生、今日はどこか切ない顔してたような…」(感動)

18.「なんか今夜、伝説が生まれそうな気がしてならん」(ネタ)

19.「また皆で会いたいね。プロになっても私たちのヒーローだよ」(感動)

20.「なぁ、あの2人の間に…絶対なんかあるよな?」(ネタ)


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