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■キャラ紹介&用語解説③

主に第11章から第16章までのキャラ紹介です。

年齢と民族の隣に、初登場回もしくは名前の初出回を記載しています。



◆サウザス町の名士◆


【エミリオ・コスタンティーノ】 32歳 砂鼠(すなねず)族 第8章

彼の人生は3年前に終わった。市場を握るコスタンティーノ家の末弟。先々代のカルマから3代にわたり町長の第三秘書を務めていたが、腰骨を折る事故の後は『ボティッチェリ』で過ごしている。学生時代はクレイトの高等学校に通っていた。


【コスタンティーノ兄弟】 37~32歳 砂鼠族 第8章

市場を握る6兄弟。上からマルコ、ピエトロ、ジャン、ファビオ、ステファノ、エミリオ。両親は彼らが20代のうちに亡くなっており兄弟愛が強い。市場運営はマルコ、ファビオ、ステファノが行い、『ボティッチェリ』にてピエトロがシェフ、ジャンがウエイターとして働いている。そっくりな年子だがジャンが一番美形で、ピエトロは少々太っているなど多少の違いはある。全員独身。


【カルマ町長】 故人 土栗鼠族 第5章

第53代サウザス町長。町長職を5期20年にわたって務めあげ、ユビキタスに代替わりした翌年に死去した。シルバーロングの顎髭が特徴。北区育ちで若い頃は鉄鋼業に従事していた。サウザスの老人の中には未だに町長がカルマだと思いこんでる者もいる。



◆サウザス町の人々◆


【ニコラスとルチアーナ】 第1章 (第11章)

酒場ラタ・タッタのオーナー夫妻。夫のニコラスは46歳の土栗鼠族。妻のルチアーナは43歳の砂鼠族。彼らは異種婚であり子供がいない。その代わり下宿や酒場従業員を子供のようにかわいがっている。


【ジーン・フェルジナンド】 87歳 森狐族 第14章

貧民街の静かなるボス。アーサーの祖母で元サウザス出版社の新聞記者。引退後はアパート『ジュード』周辺の母的な存在だった。名前の由来はジーンマイセの丘から。風の神様を信仰し緑色の物を好む。エメラルドのピアスを孫のアーサーに贈った。


【フィリップ・フェルジナンド】 故人?? 森狐族 第9章

ロジャーとジーンの一人息子で、妻ジェシカと3人の息子を持つ。出稼ぎのためクレイト市でジャーナリストをしていて、10年前に重大な秘密を長男アーサーに告げて姿を消した。次男と三男もクレイトへ行き所在不明。



◆アルバと警察◆


【ベンジャミン・ダウエル】 38歳 猫狼(ねころう)族 第12章

弾丸のような金色の瞳を持つ。帝国調査隊としてクレイト市警に協力し、ラヴァ州の治安を守っている。黒マントを愛用し、夏でも着こんでいる。非常に気位が高く、魔術学校を首席で卒業している。母親と2人暮らし。


【マーロウ警部】 56歳 土鼠(つちねず)族 第12章 

丸まった背中には多くの傷が残っている。クレイト市警の警部。市警随一の電信技術を持ち、各地区の警察と密に連携している。若い頃は獰猛で「酷烈無慈悲のマーロウ」と呼ばれた時期もあったらしい。


【オールディス警部補】 37歳 雲銀狼(くもぎんろう)族 第11章

ラヴァ州警察の警部補。ブーリン警部の直属の部下で、囚人護送の際に副隊長を務めた。非常に背が高く州警察の中では細身。部下としては細かい所に気がつき優秀だが、優柔不断な面があり上に立つには向いていない。警察では珍しく銀の神を信仰している。



◆魔術学校◆


【オーストーリー・バロメッツ教授】 ??歳 ??族 第14章

魔術学校で彼の杖の音を聞かぬ日はない。魔術学校の教授で卓越した魔術の腕を持つ。夜の色をした爪を伸ばし、立派な顎髭は真鍮眼鏡とつながっている。羊の頭角を持ち、背中からは木と葉っぱが生えている。


【エリ・エクセルシア】 20歳 巻鹿(まきじか)族  第14章

真面目なエリートおかっぱ娘。エクセルシア一族の本家の出身。魔術学校ではショーンとは同期で、学校の成績は入学から卒業までトップ層を走った。現在はアルバとして帝都で勤務している。



◆ルドモンドの神様◆


【火の神 ルーマ・リー・クレア】 第11章

火と汗を司る、鍛冶・製鉄・陶工の神様。筋肉質な女性で、右手に火鉢、左手にろくろを持っている。燃えるような情熱を持ち、右手の火で鉄を打ち、左手の火で土を燃やす。彼女の元へ来る客を歓迎し、汗を流させ奮起を促す、運動の神でもある。赤色。


【風の神 リンド・ロッド】 第15章

風と旅を司る、情報と自由と運命の神様。爽やかな青年の姿をし、右手に手紙を持ち、左手で緑の帽子を押さえている。風に乗って旅をして手紙と情報を届けに行く。彼が帽子を手で押さえているのは、運命を風に左右されず、自らの意志で決めることを表している。緑色。


【地の神 マルク・コエン】 第15章

土と家と司り、豊穣、貯蓄、守護の神様。頭のはげた老父であり、腰は曲がり、節くれだった両手には麦の穂を持ち、肩には鳥が止まっている。農民の拠り所である神様で、土地と家を守る守護神でもあり、彼の持つ麦は尽きることなく民の飢えを満たすという。黄色。


【光の神 デズ】 第15章

生と死を司る。出生時や死亡時、魂がデズの元へ行き来するため白いおくるみを着させられる。亡くなった魂はデズの元へ行き、デズに守られながらまた生まれるまで時を待つ。人の形をしておらず、見た目は光そのものである。白色。


【夜の神 モルグ】 第15章

闇と願望を司る。出生時や死亡時、魂がデズの元へ行き来する際に無事に行き来できるよう願う。人の形をしておらず、見た目は闇そのものである。また夜にモルグへ祈りを捧げると、願望を叶える手助けをしてくれるという。黒色。



◆???◆


【仮面の男】 第12章

黒い森の色をしている。角持ちの民族と思われる。木の葉の仮面をつけ、黒い襤褸マントを着ている。優れた呪文の使い手で禁術を習得している。どうやらキノコに興味があるようだ。



●用語解説●


【ルクウィドの森】 第12章

ラヴァ州北に広がる森。場所によって子供たちが遊ぶ茂みになり、豊富な鉱脈が巡る鉱山になり、鬱蒼とした深緑の林になる。森の向こう側はオックス州である。


【ラヴァ州】 第12章

大陸の北東にある州。7つ地区があり西からグレキス、クレイト、ノア、コンベイ、グラニテ、サウザス、トレモロ。州都はクレイトにある。北にはルクウィドの森と州街道が、南には州鉄道とウィスコス峡谷があり、北隣にオックス州、南隣にファンロン州がある。


【グラニテ地区】 第13章

鳥と陶器と果樹園の町として知られる。オリーブ畑が一番有名。果樹を守るため鳥族が多く住んでいる。陶器も作られており外壁のレンガがカラフル。空の上の虹の国のような町だ。


【ジーンマイセの丘】 第13章

約800年前にグラニテで起きた奇跡の話。これを機にグラニテ地区がオリーブ園が広がり、一帯に富をもたらした。教訓話として現在もラヴァ州で語り継がれている。


【警護官】Wall Lock 第13章

ルドモンドの警察組織において、要人の身辺警護を専門とする警察官のこと。エリートであり優秀な人物しかなれない。要人の傍らに立つ様子を「Wall clock (柱時計)」に見立て、そこへ「lock (鍵)」とかけた。


【コルク・ショット】Cork-shot 第15章

ルドモンドの警察が持つコルク製の軽量拳銃。ゴム弾の中に真鍮眼鏡の材料である《生命が直接触れると、ルドモンドで最も重い鉱物よりも、重たく感じる物質》が仕込まれており、相手を足止めする。アルバには効かない。


挿絵(By みてみん)

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