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不手際と原因

上手く書けてなく申し訳ありません。

後日、追執させてもらうかもしれません。



あと、今回は、世界観説明のシーンになります。




人間が天国と呼ぶ国、トートフォンヴンダー。



天空に隔てた空間に造られし国は、天使と悪魔は勿論、ゴーストや死後の魔女、はたまたエルフに至るまで多彩な種族が己の力を生かし、生前と大差ない優がな暮らしをしていた。


強いて生前と変わる点をあげるとしたら、数多くの住人は生前の記憶を忘れている。特に、負の感情に最も近い<傲慢><憤怒><嫉妬><強欲><怠惰><暴食><色欲>に関しては忘れるように仕向けられていた。


多かれ少なかれ、例外はいるにはいるのだが。


例外が存在するにあたり、種族により信条やらが異なる事は当然お約束であり、多少の揉めごとを無くすため、遥か昔から種族ごとに暮らす区画が整備されてきた。今では多数の種族が存在し、数多くの区画もまた存在した。だからこそ目立った争いもなく、穏やかで平和が維持された特殊な国。それがトートフォンヴンダーであった。


トートフォンヴンダーがここまでに至るには、神話時代まで遡る。



語られる事の無いシリウス-アスタロットがまだ悪魔でなく天使だった時代。



問題はそこではない。



トートフォンヴンダーには、年に一度<転生の儀>もしくは<再生の儀>と呼ばれる儀式がある。己の魔力を極めしき者に対して名誉ある儀式だ。

例外者にとっては、それ以上に重要であろう。

なんだも、彼らにとって平和=退屈でしかなかった。


だからこそ、己の魔力を鍛え、己の望む退屈の無い世界へ航る。偉大な祭。


もともと、大々的に執り行う国儀で国民にとって一週間は飲めや歌えやと各地で盛り上がる祭りそのものであった。特に第一区画にとっては祭と生易しいものではない。


第一区画は中世ヨーロッパ風な街並みに上位悪魔の種族が暮らす。その上位悪魔は、人で言う『お役所』に携わっていた。


その中でも祭りの間、戦争の如く駆けずり回る部署がある。


お役所名は『命数管理局』


生死を管理し、下界の生物が飽和に陥らない様、調整が行われる場所。


転生の儀をえて、己が望む各下界に航る者かがいる。魔力・生命力を結晶化し、下界での時を刻む準備が行われる。


命数管理局の地下一室『時刻みの間』最奥に設置された転生の魔方陣によって。


螺旋階段で繋ぐ暗き空間。星空のごとく美しく輝くが正に各下界に生きる生き物たちの魔力・生命力を結晶化した魔生石が浮かぶ。


トコン、トコンと螺旋階段に不穏な響きが警備が厳重にひかれる『時刻の間』最奥まで届く。


異変をいち早く気付いた者が警備のアゼットだった。持ち場を他の者に頼み、音の方へと様子を伺うため歩き出した。だが、異変と言っても警戒を強める程でもないと思った。気のせいとさえ思った。


特殊な国のトートフォヴンダーの中でも特に特殊な施設が『命数管理局』であった。ある一定以上の魔力を有し、魔力波長を登録した者しか入ることができない侵入不可能施設。


だからこそアゼットは油断してしまった。階段下で慌てることの無い侵入者と対峙し、アゼットは一瞬で意思を奪われていた。侵入者の手駒として。


操り人形と化したアゼットの手で、その数分後、爆発により魔方陣が破壊された。

全壊とまでに至らなかった事がアゼットの最後の足掻きで侵入者にとっての誤算だった。



爆発の影響を受け、魔方陣と隣接していた複数の魔生石が破裂・破損等の被害が出ていた。

破損した魔生石には下界に生きる島宮葵のも含まれ、幽体離脱の原因であった。


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