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通知と向き合う

そして放課後。俺と鈴木さんは二人で向かう。向かう先はもちろん俺の家だ。ここまで来るのにもたいへんだった。教室に戻れば人が雪崩のように質問を繰り返し何人かはさりげなく俺をけってきやがった。これだから俺は人が嫌いなんだ。何にもしていないというのに気に入らないというだけで蹴ったりしてきやがって。陰湿な。

ちなみに俺の学校では表立っていじめというものがあったことはない。まあ、俺たちが入学するまえはあったらしいが。どうせ鈴木さんが入学するからその前に掃除したってところだろう。鈴木家恐るべしである。そしてまあ、その鈴木さんご本人と自宅へ向かってるわけですが、・・・うん、結論言うとね、すごくつらい。周りからはなんであいつが、みたいな視線で見てくるしにらみつけるようにしてくるやつもいる。まったくもって理不尽である。なんたって鈴木さんのみてないところでしてくるんだもの。そしてとうの本人である鈴木さんはまったく気づく様子もない。ひどくない?なんで俺だけこんなめに・・もう泣きそうである。そんな感じに周囲の冷たい目線にさらされながらも俺は鈴木さんと帰る。とっととこの話を終わらせよう。そうしてついた我が家である。「それじゃあ、あがって」「あ、はい」本当なら美少女が自宅に来ているという喜ぶべきイベントのはずなのにどうしてこんなに悲しいのか。はぁ。まあ、モブAの俺の家に鈴木さんみたいな子が来る時点でそれはもう奇跡なわけなので気にしない。気にしないったら気にしない。「それじゃあさっそくだけどいいよね」「あっ、はい」言葉だけ見るとちょっとあれだが別に変なことしてるわけじゃあないので気にしてはだめだ。そうしておれはいつものようにPCをつける。そうしてしばらくするといつものように異世界に行きますか『YES』or『NO』という通知がでた。「これだよね。鈴木さんの言ってたのって」「あ、はい。これで間違いないです。」いつもならNOを押すが今回は鈴木さんの保証もあるのでYESを押した。そうしてしばらくして、俺の意識は飛んだ。

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