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一度目の通知

皆さんは異世界転生というのをご存じだろうか。俺は一年程前に知った。

異世界転生とは自分のいる世界とは別の世界で色々するはなしである。異世界転生でよくある話が平凡な人が転生して勇者としてチートスキルで無双するなんて話だ。

現実にはあり得ないことだけど、俺はこういった話にあこがれた。

なんたって凡人の自分が対して努力もせずに天才以上の力が手に入るのだ。これで何も思わないやつはたいてい今に満足している奴が大体だろう。

俺、松本優斗は普通の凡人だ。特に頭がいいわけでもなく、身体能力が高いわけでもなく、努力だって自分の精神を削ってまでするような奴じゃない。クラスの中心みたいなやつとそれなりに付き合いがある程度、知り合いみたいな感じだ。そもそも俺はあまり人が好きじゃあない。だって、何考えてるかわからないから。自分の陰口叩かれてていい気分のするやつはいないだろう。そんな奴はマゾだ。

まあそんな話はおいといて、だ。俺は今異世界転生ものの小説にとってもはまっている。毎日家に帰ってはちょくちょく読んでいる。俺の親は基本的には俺の勉強にはノータッチなので問題ない。親曰く自分のことだから、らしい。まあ、今時珍しいとも思うがそのおかげで俺は毎日小説が読めるわけだ。感謝感謝。・・おっとまた話がずれてきている。修正修正。

そんなわけで俺は今日も小説を読むために学校で勉強をして、帰宅していた。こうゆうときにたいていは車にバーン!とやられて転生するような流れがよくある感じではあるのだがここは現実、そんなことして一生を棒に振るつもりは俺には無い。それに死ぬって痛いだろうし。というわけで今日も俺の楽しみである異世界転生ものを読もう。そう意気込んで俺は自転車で帰った。

家に帰るとどうやら我が母と父は帰っていないようだ。ちなみに俺に兄弟はいない。本当はかわいい妹とかがほしかったんだが現実はどうせクソ生意気な妹しかできないともあきらめているのでむしろ夢は夢のまま、いなくてよかったと今では思っている。そんなことを考えながら俺はPCをつける。そうしてPCをつけて起動するまでの一、二分の間に片づけをする。といっても、そこまで片付けるものはないのですぐに終わる。

そうして片づけを終えてPCの前に戻ってくると、画面には異世界に行きますか。『YES』or『NO』という二択が表示されていた。・・・やば、変なサイトに引っかかってる。そう思った俺だが、自分でどうにかできるわけもなくとりあえずNOをクリックする。こうゆう場合YESの方を押してしまうと個人情報の流出とかになりかねない。さすがにそれはまずいので俺はNOを押す。すると次の瞬間にはスタート画面に戻っていた。いったい何だったのだろうか。今のは、まあいいや。そう思い今日も俺は異世界転生ものの小説を読む。

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