登場人物紹介(第三部終了時点)
【登場人物】
◯烏夜朧/月野入夏
本作の語り部。
せっかく運命の十二月二十四日を生き延びたと思ったらエレオノラ・シャルロワの正体がネブスペ2の原作者であることを知らされ、第三部のエンディングを迎える前に世界が滅んでしまう運命にあると知らされ、そしてネブスペ2の原作者が前世の自分の幼馴染であると知らされた。
最初の世界が滅んだ後、トゥルーエンドの条件を満たすために全てのヒロインのグッドエンド・バッドエンド、そしておまけエンドを回収するために奔走。
元々彼は前世の記憶を殆ど失っていたが、彼の人格の半分は作中の登場人物である花菱いるかに残されていた。そして何十周とループを繰り返した後、ローラこと月見里乙女と約束を交わした。
ローラ同様に何度も死に戻りを繰り返してきたため、若干狂い始めている。
~ネブスペ2第三部の主人公・ヒロイン~
◯明星一番
ネブスペ2第三部の主人公。
本来第三部のプロローグである星河祭の終わりにローラから告白されるはずだったが、代わりに朧が告白された。その後は受験勉強で忙しい中、友人であるローザ、クロエ、ベラ達の身にふりかかるトラブルの解決のために奔走していた。
かなり生真面目で完璧主義な人間だが、意外な所でセンスを発揮することがある。
朧達によって三人のヒロインとハーレムを築けるように仕組まれていたが、恋愛に関してはかなり鈍感。
◯エレオノラ・シャルロワ/月見里乙女
ネブスペ2第三部のヒロインの一人。
星河祭の終盤に朧を呼び出して告白、半ば強制的に交際を始めた。原作にはない突飛な行動を見せることが多々あったが、朧と同じように前世の記憶を持っていた。
最初こそ自分がネブスペ2の開発者であるとしか明かさなかったが、実は朧、もとい月野入夏の前世の幼馴染である月見里乙女。何度もループを繰り返している内に精神を病み永遠に繰り返される短い人生に嫌気が差していた。
最早ループすら諦めかけていた時、入夏が駆けつけてきたことで一念発起。過去のループでいつも六月一日に月ノ宮を去る朽野乙女を引き留めることに成功した。
ネブスペ2のヒロイン達に邪な感情を抱いて興奮しがちだが、それは死に戻りの繰り返しで気が狂ったわけではなく、素。
◯ロザリア・シャルロワ
ネブスペ2第三部のヒロインの一人。
月ノ宮駅前のケーキ店『サザンクロス』の事実上の経営者であり、夏休みから始めたケーキバイキングが好評だったが、マンネリ化や隣町で新たな喫茶店の開業などでサザクロの客足が減ったことに危機感を抱いていた。
一番や朧達からの助言を受け、クリスマスシーズン向けにカップルやファミリー向けのイベントを次々に開催。クリスマスには自らサンタコスをするなど気合を入れてある程度客足を戻すことに成功していた。
バッドエンドでは経営難に陥るサザクロの改革に頭を悩ませ、日々のストレスから幼児退行してしまい、明星一番に依存してしまう『退行』エンドを迎える。その姿は高貴なるシャルロワ一族らしくないとして、エレオノラがロザリアを殺害し、そして偶然現場を目撃してしまった朧も命を奪われる。
グッドエンドではサザクロを全国にチェーン展開出来るほど繁盛させ、共同経営者である一番とドタバタな日常を送ることになる。普段は結構ツンツンしているが、ベッドの上では素直。
◯クロエ・シャルロワ
ネブスペ2第三部のヒロインの一人。
シャルロワ家を姉のエレオノラが継いでくれるため、本人は自由気ままに趣味のオカルトに傾倒しており、月見山に眠るらしいビッグバン事件の真相を追っていた。
しかしシャルロワ家の血筋であるためか政略結婚のため多数のお見合いを申し込まれる事態となる、予定だったがその前に世界が滅んでしまった。
バッドエンドでは明星一番と駆け落ちを試みるも、シャルロワ家の追手に見つかってしまい始末されてしまう『逃亡』エンドを迎える。なお、二人の駆け落ちを手引きした朧も始末されてしまう。
グッドエンドではシャルロワ家の一族という身分から解放されて、オカルトに興味ない現実主義者の一番に呆れられながらも自由気ままな生活を送る。ベッドシーンでも心霊現象が度々起きるが、クロエ本人は気にしない。
◯ベラトリックス・オライオン
ネブスペ2第三部のヒロインの一人。
朧がエレオノラに振り回されている間に明星一番に自分がゲーム配信者であることがバレてしまい、開き直って彼をゲームに誘うようになる。
しかしある日の配信で有名なアイドルグループのメンバーを泣かしてしまったことが原因でお互いのリスナーが攻撃し合って炎上。彼女のルートに入っていたら明星一番、そしてライバルだったシャウラ・スコッピィと協力して火消しに奔走することになるのだが、その前に世界が滅んでしまった。
バッドエンドでは、信頼していた従者である銀脇リゲルに毒を盛られて死亡する『毒殺』エンド。自分から一番を奪ったエレオノラがベラに嫉妬し、銀脇リゲルをそそのかして毒を持った。なお、同じ毒入りドリンクを飲んだ朧も死亡する。
グッドエンドでは暴走癖もなくなって顔バレしてしまうが、逆にさらに人気が出てしまい顔出し配信をするようになる。そしてどういうわけかリゲルが買ってきた美少女ゲームをプレイして、そのシーンを再現してみようと一番に持ちかける。
~その他登場人物~
◯花菱いるか
エレオノラの初恋相手であり、月野入夏の人格の半分を注ぎ込まれた少年。
ネブラ人の過激派が悪巧みしていることを偶然知り、彼らの計画を阻止するために宇宙船に侵入。過激派に追われていたメルシナを助けるために自分の命を犠牲にして自爆ボタンを押した。
エレオノラ(月見里乙女)がなんとなく自分の幼馴染である入夏をモチーフにキャラを作ったため、前世の入夏の記憶の半分が彼に移ることになった。
ループの度にエレオノラの下着を見させられるため、大分鮮明に頭に残っている。
◯メルシナ・シャルロワ
エレオノラ達の妹。
八年前のビッグバン事件の際、病に倒れた母親に薬草を調合するためにネブラ人の宇宙船へ侵入。その際、ネブラ人の過激派に追いかけられ、彼女を助けた花菱いるかという少年と共に宇宙船の自爆ボタンを押した。
クリスマスパーティー後はかなり憔悴していた。
◯テミス・アストレア
スピカとムギの母親。
ローラを占ったことで彼女も朧と同様に転生していたことを知る。なんならローラが何度も死に戻りを繰り返していたことも看破した。
地球最後の日はスピカとムギと一緒に空を眺めていた。
◯アントニオ・シャルロワ
エレオノラ・シャルロワの叔父。
月ノ宮宇宙研究所の副所長である一方で、かつて兄のティルザと一人の女性を巡って争ったことを根に持ち、シャルロワ財閥を破滅させるためにネブラ人の過激派を率いていた。
最終的にはバグで消滅してしまう。
◯ミネルヴァ・ローウェル
初代ネブスペのヒロインの一人。ネブラ人。名前の由来は冥王星の命名候補と冥王星を発見した天文台の名前から。
月学のOGで、現在は霊能力者として活動している。しかし本人は霊能力という非科学的な力を信じておらず、そんなオカルトが存在しないことを証明するために日々修行しているが、霊能力者としての素質を持ちすぎているためか未だに証明できていない。
初代ネブスペ発売時には冥王星は惑星から準惑星に格下げされたためモブヒロインという扱いだったが、アペンドディスクで攻略可能なヒロインの仲間入りを果たす。
◯マルス・クライメイト
初代ネブスペのヒロインの一人。ネブラ人。名前の由来は火星とアメリカの火星探査機から。
月学のOGで、現在は刑事。月学時代は薙刀部に所属しており厳格な風紀委員長として名を馳せていたが、初代ネブスペの主人公に牙を抜かれてしまい、その淫乱っぷりからムッツリ風紀委員マルちゃんという愛称がついた。
背中に「正義」と書かれたジャケットはお気に入り。
◯ジュリエット・アレクサンダー
初代ネブスペのヒロインの一人。ネブラ人。名前の由来はイギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品である「ロミオとジュリエット」とイギリスの詩人アレクサンダー・ポープから(天王星の衛星が二人の作品にちなんで名付けられているため)。
月学のOGで、現在は探偵。普段は浮気調査とか人探しをしているが、マルスに依頼されてシャルロワ家について嗅ぎ回っていた。某少年名探偵っぽく颯爽と登場しようとしたが失敗した。
なお探偵としての調査力は一流だが、それらの情報や証拠を元に推理をするのは苦手。
◯ブルー・マーブル
初代ネブスペのヒロインの一人。ネブラ人。名前の由来はアポロ17号の乗組員が撮影した地球の写真「ザ・ブルー・マーブル(青いビー玉)」から。
月学のOGで、現在は夫である天野太陽と共にエンジニアとしてロケットを開発している。ビッグバン事件の直後に月学に転校してきた。太陽の幼馴染であるカグヤに瓜二つで、太陽は死んだ幼馴染の幻影に苦しみながら彼女とのイベントを進めていくことになる。
カグヤは生き別れの双子の姉にあたる。生真面目そうな雰囲気だが、シラフで羽目を外すのが好き。
◯カグヤ
初代ネブスペのヒロインの一人。ネブラ人。名前の由来はかぐや姫から。
太陽の幼馴染だったがビッグバン事件で彼を庇って死んでしまう。初代ネブスペの開始時点で既に亡くなっているが、メインヒロインであるブルールートから分岐して彼女のルートへ入ることも出来る。
ブルーは生き別れの双子の妹にあたる。
◯天野太陽
初代ネブスペの主人公。名前の由来は太陽から。
月学のOBで、現在はシャルロワ財閥傘下にある企業でロケットを開発している。
一見すると人畜無害そうな好青年だが実は中々のスケベ野郎で、月学の演劇部に所属していたコガネの衣装の採寸を手伝って欲しいと頼まれた時にはドサクサに紛れて胸やお尻を揉んだり、病床のナーリアの性欲処理を手伝おうかと提案して実際に手伝ったり、レギナから写生に行こうと誘われたときにはその同音異義語である愚かな行為を彼女に見せつけたりとぶっ飛んだ行為を初代ネブスペで何度も繰り返していた。




