第92話 他の転生者ばなし 天堂 雪代の場合
私は天堂 雪代と申します。
神父を勤めさせて貰っております、子供の頃から両親が休日に教会に連れて行ってくれていたこともあり、普通に神様に感謝することを覚えました。
神学学校を卒業し無事、牧師と呼ばれるようになりました。
牧師になった後もさらに修行に励み、教会内でもそれなりの地位になれたが、そんなことはたいしたことでは無いのです。
ですが地位が上になれたという事は、認められたということで嬉しくはあります、それに人々に神の教えを広く伝えることが出来るようになりましたから。
ですがそんな生活の中でも思うことはあります、同僚の司祭に危険な思想を持つものがいるのです、その者はこの世は1度破壊され新たに作り替えられるべきだと言うのです。
それも神の手によりです、そんな馬鹿なことがあってはなりません、確かにこの世の中は色々悪意に満ちてます、だがそれを乗り越え変えていくことが人生なのです。
神への信仰はそのあと押しなのです、決して神に全てを任せることではありませんし、まっして人々に不幸を与えることなどあり得ません。
ですが、その男 吐黒はそうすることが正しいと思い込んでいる、だがそれで何かが起こるわけでもないので、注意して見てはいましたが特に何も起きなかったのは幸いでした。
ですがそんな日々にも終わりがまいりました、私は死にそして神の御前に立つことになったのです。
私の前にいらっしゃる神様に聞いた話だと、創造神様の手違いにより幾人かの者が亡くなったとそして別の世界に輪廻転生させてもらえるとのことでした。
私は神に出会えたことが嬉しく、恥ずかしいのですが色々お訊きしたりしてしまった。
ですが神様は嫌な顔ひとつせず答えてくださった、だけでなく私の普段の活動もお褒めくださりました。
別の世界に行ってもこれまでと同じように、否これまで以上に神への信仰と人々のために精進することにします。
そして名残惜しいのですが、神の下を離れ異世界に飛ぶことに、最後に創造神様は私に頑張りなさいと言ってくださった、ありがたき。




