第87話 他の転生者ばなし 林田 桂吾の場合
今話も楽しんでいただけたら幸いです。
最初は会社でのストレスが理由だった、上司に怒られ同僚からも軽んじられイライラしていた、あげくに残業までさせられて帰れたのは日が変わった頃だった。
夜道を歩いていると翌日に捨てるはずの新聞紙の束が民家の前に置いてあった、いつもなら気にもとめないのだがその時は違った。
詳しくは覚えてないが目の前で新聞紙が燃えていた、慌ててその場から逃げ出した。
自分が火を付けたのだろう事は明らかだ、その後は家に帰って寝た。
テレビのニュースでも騒いでいた。
何かすっきりした気持ちが湧いてきていた。
しばらくは何もなかった。
数週間後何か心の中がむずむずするのだ、理由は分かっている火をつけた時の高揚感、人に騒がれる快感、炎を見たときのえも言われぬ喜びだ。
その日の夜また火をつけてしまった。
そこからは坂道を転げ落ちるように火をつけまくった。
そしてとうとう捕まり刑罰も決まり刑務所に護送される事になった、周りを見たらどいつも悪そうな奴ばかりだった、このまま一生刑務所の中なのかそれはそれで良いかもしれない自分では火をつけるのを止められなかったから。
そう思っていたのだが全く違うことになった、刑務所に入ることはなかった、その前に死んだからだ神とやらのミスで死んだのだから。
ラッキーな事に別の世界で生きられることになった力も貰えるようで向こうではストレス無く生きられるように魔法や戦闘がこなせる力を貰った。
そして何事も無く向こうの世界に飛んだ。
冒険者ギルドに登録し冒険を始めたのだ。
だが心の中のむずむずは残っていた、考えないようにしていた、魔物を倒すことでストレスを発散できていた、だがある時使用を禁じていた火魔法で魔物を焼き殺したときに全てが無になった。
その日からまた火をつける日々が続いた。
誰か私を止めてくれ、殺してくれ今度こそ地獄に落ちて終わりたいのだ。
転生は救いではなかった。
◇◇◇◇
転生させることは無かったのだ、だが主神様の言うやり直しも確かに必要だと思ったが、結果こうなった。
私の手で殺すことも可能だがそれは最後の手段だ現地人が何とかするか同じ転生者が何とかするかしばらく待つとしよう。
(火の神)
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