第58話 他の転生者ばなし 郷田 哲護の場合
今話も楽しんでいただけたら幸いです。
俺は殴られ屋の郷田 哲護と言う者だ、殴られ屋とはお金を貰って殴られる者の事を言う、うさを晴らすためや、腕自慢で来るものも居る。
前は腕自慢の者達に当てられたら賞金を出すと言って参加費を貰っていたがあまりにも避ける為、客が居なくなったのだ。
だから今は全て受けることにいてる、素手では殴る方が怪我するからグローブを着けてもらっている、意外かも知れないが客の半分は女性だ、女性の時はかなり楽だ。
客の中には元プロの格闘家や喧嘩自慢の男達もいるし特にめんどいのがグレーの業種の者達だ何発殴っても倒れない俺に用心棒にならないかとの誘いがたまに有った、しかしそんな奴らの仲間になるつもりは毛頭無いから断るのに一苦労する。
それでも俺にはこんなことぐらいしか思い付かないし出来ないから殴られ屋をしている。
体力は有るから肉体労働をすることも考えたが倒されたことが一度もなく無敗を誇った為どうしても戦いの場に身を置きたかった、これを戦いと言うならばだが。
昔の知り合い達からはバカなことは止めて普通の職業につけとか知り合いの会社を紹介してやるとか言われた、確かに安定した生活に憧れがないわけではないだがやはり中途半端なところで夢が断たれたことがモヤモヤしてるのだ。
皆は終わったことだ、前を向いて生きろと言うしかし人間そんな簡単にはいかない、俺はボクシングの王者に成りたかったそしてなれるはずだった、自分で言うのもなんだが鉄壁とも言う守りの技術そして根本的に強すぎる打たれ強さ、パンチ力はまぁー人並みより少し上ぐらいだったが。
しかし総合力で皆を圧倒していた為快進撃とも言えるほど順調に勝ち進んで世界チャンピオンに挑戦出来るところまで来ていた、だがそんなある日事故にあい並みの人間なら死ぬほどの怪我おった、全身の至るところを骨折したり内蔵も傷ついたが特に酷かったのが両手の拳だった複雑骨折で何とか日常生活が出来るくらいだった。
リハビリも頑張ったおかげかほとんどは治ったのだが拳の違和感だけは治らなかった。
それで俺のボクシング人生は終わったのだった。
あとから噂で聞いたのがチャンピオン側かその支援者の誰かが仕組んだ事故だと言うことだった。
真相は分からなかったが俺としてはどうでもよかった、今さらわたったところで治るわけでもないから。
それからはすることもなく酒に逃げかけたが俺の体は酔うにもかなり酒耐性があるのかほとんど酔わなかった為できず。
ボクシング関係の仕事が無かったわけでもなかったがなぜかする気にならなかった、だが今思えば実戦さながらのところに身をおき中には武器を持ってくるものもいた勿論そういう者達にはこちらからも自衛として拳以外の所で倒した、別に試合でなければなんぼでもやりようはあるのだ。
それもさっき言った用心棒の誘いの原因にもなるのだがな。
因果なことで普通にトレーニングしていた頃よりも今の方が強くなってるくらいだった守りは圧倒的に強くなってるしな、それでも拳が使えないことは痛いがな、そんなこんなで体が持つところまではこの生活を続けていこうと思っていた、だがそんな生活にも終わりが来た。
死だ、それが全てに終わりをもたらし始まりをももたらした。
俺が死んだ原因は神のミスだと言う、少し笑えるてっきり路上で死ぬのかと思っていたのにだ、だが神の話を聞いていくと笑いも止まった、別の世界に生まれ変われると言うのだ、その上肉体は今のままだが怪我とか全て無かったことになり新たに力も貰えるとの事だ。
向こうの世界にはまだプロの格闘家専門と言うものはほとんどないらしいが日常的に戦闘の絶えない世界らしい、なかでも魔物による脅威は中々のものらしい。
新たな目標とまではまだ明確に決まってないが、向こうの世界で戦いに明け暮れようとおもう。
地球では格闘家とはいえ野蛮だとか云われることも有ったが向こうでは戦えるもの強いものは憧れの対象だと勿論それが目的で戦うわけではないが・・・・・・。
そして今居る世界に飛ばされたのだ。
町から離れた森の中に飛ばされた為普通に魔物にも襲われたがそこまで強いものも居なく、いや俺が強いのかもしれない以前以上に体が動き向こうでは考えられないほどの防御力、人の枠を越えてるくらいだ、刃物でもちょっとぐらいでは傷もつかいないくらいだ。
大型の猪の突撃を正面から受けてもピクリともしないし牙も全く刺さりもしない、自分でも怖いくらいだそしてこれでもまだまだ成長途中なのだから。
そんなこんなが有ったが無事に町に着き今は冒険者ギルドの前に来ている、そう俺は冒険者になるつもりだ、これから何があるかわからないが俺は戦いで身をたてていくのだ。
◇◇◇◇◇◇
この者向こうでは大成しなかったがこちらでは大化けするかもな。
面白いたまに覗くとしよう。
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