第55話 兄貴と呼ばれることに
今話も楽しんでいただけたら幸いです。
「あぁ、すまねぇあんた、いやヴォードの兄貴」
えっ?ヴォードの兄貴?何の事だ? わけわかめ。
「えーと、何で兄貴なの?やめてねその呼び方」
「そんな事言わないでくださいよ兄貴」
「だから嫌がる事はしないと言ってるでしょ!」
そう話してる間に何か数名の冒険者達が近づいて来たそしてボンガと呼ばれた男の後ろについた。
「あんた達もボンガを止めなきゃ駄目だろ!そしてあんた達も謝んな。パーティなんだからさ」
どうやら後ろに立った3名のボンガと同年代の男達はパーティらしい。
「「「あーっ、ハイすいませんでした」」」
「私にじゃないだろ」
「「「すいませんでした」」」
「もう本人からも謝られたからいいですよ」
「ボンガだっけ、これでもういいけど、これからはあまり人に絡んだり、力に頼ったら駄目だよ。自分に返ってくるからね」
「おおーっ、さすが兄貴いいことを言う。これからは気を付けます、そして許してくれてありがとうございます」
「そうだよみんなヴォードみたいに寛容じゃないんだからね、冒険者の喧嘩は死を招くこともあるんだからね。もちろん向こうを意味なく傷つけることも駄目だからね。あんたらには一から教えていかないといけないから大変だよ」
「「ははははっそうだぞ気を付けないとな!」」
周りからそんな声が聞こえてくる。
「あんた達もだよ!絡んだボンゴを止めるのも先輩冒険者や同業者の仕事だよ。少なくともギルドや見えるところではね」
「「うげっ、こっちにまで飛び火した」」
「ハッハハハハハ」
「「なに笑ってんだよ!」」
「すまん、厳つい顔してる人達がハンナさんの一言に反応しまくってるのが面白くてつい」
「うっ!お前さんは知らんかもしれないがハンナさんは昔、冒険者しててそれもかなりの腕っぷしだったんだぞ。結婚して辞めたけどな」
へえーそうなんだ。
知らないことだらけだ、まぁー昨日来たのだから当たり前だけど。
「過去の話なんかいいからあんた達さっさと仕事受けて出ていきな」
「「「ヘーイ」」」
「じゃー、ヴォードの兄貴また」
「兄貴じゃないって!まぁーどう呼んでくれてもいいかぁー」
「へへへ、兄貴と呼ぶこと認められた、じゃーまた」
こうしてほとんどの冒険者が出ていった、なので急に静かになった。
「ヴォードも依頼を受けに来たんだろ、騒がしくなくなったからゆっくり探してくんな、あとあの子達も根は悪くないから適当に扱って頂戴ね」
「はい」
そう言いながら壁に貼ってある依頼から昨日と同じギルドの解体の仕事を選んで受け付けに持っていき、解体部屋に入っていく。
そこにはバルダンさんと数人の男達がすでに解体をしていた。
「うん、ヴォードだっけ、今日も解体を手伝ってくれるのか」
「はい、解体の腕を少しでも磨きたいのでよろしくお願いします」
「よし、今日は大型の魔物が何体も入ってるから頼んだぞ」
数時間後、解体も終わり受付でのやり取りも終わりギルドをあとにした。
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