コラッツ予想2(15)消えた1/2
3/4が基本だというなら、末尾11(2)の時の一桁しか消えないことをどう説明するのか。
実に巧妙な罠があった。それは桁あがりの1である。これは出会いがしらなんかじゃなく、予約された1だ。
つまり、将来、確実に消える1なのである。1が増えて0になればそれはそれで効率がいい。しかし、1が残っても+!によって一気に消すことが出来る。
残った1/2は、数列の中に1として残され、将来ついでに消えてもらうようになっているのだ。だから、発散することなく3/4が保障される。
これは暗号化だ。余りを数列の中に巧みに隠していく。
少なくともコラッツ自身は気付いていたはずだ。でなければこんな問題は作らないだろう。数学者というのは秘密主義なんだろうか?動作原理の細かい解説を残せば、もっと早く解決したろう。それとも、周囲を苦しめて楽しんでいたのだろうか。
末尾が01(2)でも11(2)でも3/4は保障されるので、桁数に応じて確実に収束するのである。