〜財閥家の姉と弟の攻防戦〜
どうも!!妙月です!!!!
始めての投稿ですが、頑張って
投稿して行きたいと思います!!!!
「ハァー…宿題面倒だな…」
彼の名は、華堂院 薫 今年で14歳の少年。
日本3大財閥の一角、華堂院家の御曹司だ。
文武両道を掲げる華堂院の掟通り
成績優秀、運動神経は随一と言う完璧な人間だ。
だが、彼には1人苦手な人物が居る。
「おーい、薫〜お姉ちゃんと一緒に遊ぼー」
ドゴンと大きな音でドアを開ける彼女は
華堂院 優凪。今年で16歳、薫と同じく成績優秀で
運動面では100m走全国1位と言う驚異的な
身体能力を兼ね備えている。
圧倒的モデル体型で、雑誌の表紙を飾る程の
美貌も持ち、彼女のファンも大勢いる。
そして、彼女は薫の事を好きすぎて
構い倒す悪い癖がある。
「ちょ…今宿題中…それに…姉さんは今日仕事でしょ…」
そう、彼の苦手な人とは姉、優凪の事である。
「仕事なんてどーでもいいの〜
それに、宿題なんて後でやればいいじゃ〜ん」
「姉さん…俺は、来年で受験生なんだ…構わないでよ…」
自由奔放な姉に対し、大人しく慎重な彼にとって
姉の存在は邪魔そのものである。
―――――――――2時間後―――――――
「…………………………」
「ふんふ〜ん♪」
「………………………………」
(姉さん…いつまで俺の部屋に居座るんだろ…
宿題は終わったけど、終わった事が
姉さんに知られたら……………考えたくないな…)
「♪〜楽し〜」
(薫ったら今日も私と遊ばないつもりね〜
でも、そうはいかない。今日こそ薫と楽しく遊ぶんだから!!)
かれこれ1時間もこの状態。2人の思考は
己の都合の良い状態になる為の経路を積み立てていく。
「………………」
(良し…まずは無言でこっそり部屋を出ればいい。
姉さんはきっとスマホに夢中…だからその隙を突いて
この部屋から出れば俺の勝ちだ…)
「ん〜これはこうかな〜」
(流石にもう宿題は終わっているはず。
あともう少ししたら薫を縄で縛るなりすれば
私の好きにできる!!!!)
この部屋で今、2人の思考戦が続いているのは
誰も知らない。だが、
このあと起こる運命も2人は知らないのだ…
姉と弟の攻撃戦、今後どうなって行くか
乞うご期待です!!!!