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ドラゴンに首輪は、必要ですか!?   作者: takkaの包み
第1章 花冠の契約
3/43

異世界と悪意のない毒

「ーーーちょっと、ねえ。起きなさいよ」




 少女の声が微かに聞こえた気がする。ひどく聞き慣れたような鈴の音。



(ーーああ。やっと解放されたんだな)



ぼんやりとした意識の中で自身の身体が軽くなっていることに気付く。このまま天まで昇っていけるほどの軽さだ。




「起きなさいってば」




おそらく死後、迎えに来たであろう使者の急かす声がチヒロの鼓膜を揺らした。先ほどよりも近く、はっきりと聞こえる。まるで耳元で叫ばれているような大きさに思えて仕方がない。

意外とせっかちな天使もいるのだなと自然と笑みが浮かんでくる。


しかしなぜだろうーーー



ーーー起きる必要があるのだろうか?


いや、自分は終わったはずだ。絶望の果てに救いを求めて、完膚なきまでに。粉微塵に。

そう。あの少女リンがーーー。






「起きろ!この、アホ!」


「ぐえっ」



腹部に突き刺さる拳骨が、チヒロを現実に引き戻すのにそれほど時間は掛からなかった。








◇◇◇◇◇



「・・・おきた?」


「起きました・・・」



 この少女は、言葉よりも行動を是とする性分にあるらしい。まだ仰向けの状態で、チヒロは確信する。




「・・・あっそ。とりあえず無事で良かったわ」




「・・・」


「なによ。仕方ないじゃない。これしか方法がなかったんだから・・・」


「なんっ・・・」




 『なんで』、もう少しやさしく覚醒を促すことができなかったのかと。

反射的に体を起こし、不機嫌そうに口を(すぼ)める少女に対して文句を言おうとしたが、様変わりしている周囲の状況に己の目を疑う方が先だった。



(違う。彼女は殴ったことを謝っているんじゃない。それに身体が・・・。)



 これまでの人生の中で感じることのなかった充足感。

あれほどまでチヒロを蝕んでいた飢えも、絶望も。すべてが消え失せていた。


ーーそして何よりも、身体が羽のように軽いのだ。




喉まで出かかっていた言葉をなんとか吞み込み、現状把握に努める。

見たことのない木や草花。消えた一本杉。そして、自身の体の変化。

ここは間違いなく、元いた世界とは異なる世界だった。


 確信を持って言える。

このマナの充満する世界を、周りの空気の変化を。自分自身が一番敏感に感じることができている。

今までの時間を取り戻そうとするように。彼の身体は、この充満するマナを何の遠慮もなく取り込み、余すことなく循環させようとしていた。

 





「・・・ここは、知らない場所だ」


「そうね。少なくとも、今までいた世界ではないでしょうね」




 独り言のようにつぶやいた言葉にも、真面目に応えてくれる少女。

チヒロは驚くほどすんなりと、この異常な状況を納得することができていた。理解はしてないかもしれないが。

 それは、この少女が傍にいてくれていた事も大きい。こんな訳のわからない状況でも、平然としている彼女の姿が頼もしく思えた。

一人でこの森に置き去りにされていたら、こんなに冷静ではいられなかっただろう。


いまいちはっきりとしない意識の中で状況を整理していると、彼女の透き通るような双眼に見つめられていることに気づく。





・・・こちらの戸惑いが伝わってしまうだろうか?



一度意識してしまえば、顔を背けずにはいられなかった。

こちらの不安を見透かすような瞳が、容赦なく射抜いてくるのだ。それはチヒロにとって恐怖でしかない。


取り繕おうと言葉を探してみても、一向に出てこないのだからお手上げである。さらに、この状況下でチヒロの取れる行動はあまりにも少なかった。



(マズイ・・・)



チヒロのあまり高くない許容値が決壊を迎えようとしたとき、微動だにしなかった空間に突如、変化が訪れる。

視界の端でモジモジと身をくねらせる物体が、彼の思考の一切合財を消し去ったからだ。どこか見覚えのある、それでいてとても慣れ親しんだような。








少女はチラチラと横目で確認しながらチヒロの返答を待っていた。


その仕草は、なんとも愛らしくて小動物を思わせた。

少し手癖、足癖が悪いし、気が強そうに見えるがそれでも。優しいのだ、根本的に。

こちらが状況を理解するまで待ってくれているのだから。


それに。おそらくだが、彼女は自分と()()だ。

発せられる雰囲気から、彼女も『極度の人見知り』を患っているようだと気付く。

それと同時に、チヒロは情けない気持ちでいっぱいになった。不甲斐なさ、あるいは不誠実な自分を誰が許してくれるのだろうか、と。


何よりも先んじて伝えなくてはいけない言葉を、チヒロはまだ伝えてない。

少しそわそわと落ち着きがない優しい少女に。





(今の俺は、どうしようもなく・・・)




ーーー格好悪い。


 自分が如何に大変な状況であっても、(ないがし)ろにする事は許されなかった。

なにしろ、この少女はチヒロを・・・。




「リン・・・、助けてくれてありがとう」





心からあふれる感謝の気持ちを少女リンへ。


 予想していなかった言葉だったのだろうか。リンはキョトンとした顔を見せたが、少しだけ口角が上がる。きっと逃れられないであろう、イヤな予感があった。





「どういたしまして。チヒロ!」







ーーーボフンっと、自身の内側でなにかが爆発したような気がした。



(ああ、まずいかもしれない)


 目の前には、チヒロのすべてを壊しかねない少女の笑顔。チヒロの胸に、覚悟と諦めを同時に抱かせるには十分なほど。

そして、それは精神にとどまらず、彼の身体すらも変化させていた。


チヒロは、これを契機にもだえ苦しむ。

突然のことに、しばらく切り揃えていなかった前髪で必死に目元を隠すのが関の山だ。それでも、()()()()を隠すのには十分な効果があった。


それ以外、体の()()()を隠すには不十分だっただけ。






「ちょっ、大丈夫!?」



 先ほどから気持ちを顔に出さないように努力しているチヒロに声が掛かる。

彼女からしてみれば、苦痛を必死に耐えているように見えただろう。当の本人は、全く逆の理由で苦しんでいたのだが。


 恥ずかしさ、戸惑い、喜び。チヒロは、この感情・・を知っていた。





(ーーやられた。これは反則だ)


 もはや事故としか思えないほど唐突に、こうも簡単に落城させられるなんて思ってもみなかった。

こんな訳のわからない状況で、こんな感情を抱くとは。そんな自分に落胆する。



それでも、チヒロは嬉しかった。湧き出た感情を表に出さないように細心の注意を払う。





「・・・大丈夫。まだ体の変化に慣れなくて」



「大丈夫・・・なの?ソレで!?」




「ん?」




噛み合わない会話、そして何よりも彼女の視線の先が気になった。

先ほどまで交差していたはずの視線、それが今は別の方向へと向けられていることに。

向けられた先、チヒロの下腹部を凝視しながら浮かべる表情に。それはまるで信じられないものでも見たかのような表情だった。


当然、チヒロもその理由が気になった。うら若き乙女がなぜ、自身の股間へと興味を示しているのかを。


ーーー冷や汗を掻くほどの嫌な予感が襲う。

まさか、と次の瞬間には自身の股間へと顔を向けていた。よもやこんな状況で、あんな状態に・・・




「・・・あ、れ?」



間の抜けた声が抜けていく。危惧していた状況には至っていなかった。

チヒロのチヒロはいつも通りのチヒロのままだ。


この時、彼に訪れたのは一瞬の安堵と、それを覆いつくすほどの疑問。図らずも、目の前のリンと寸分違わぬ表情を浮かべている。

何やら見慣れない物体がユラユラと(うごめ)いていたからだ。










「シッポ?」


「・・・うん」



幾重にも重なった鱗はまるで金属を想わせるような鈍色。それでいて、動きに合わせて形を変える柔軟性。

蛇の尾にしてはあまりにも太すぎるソレを辿っていくと、驚愕の事実が明らかになっていく。

彼は得体のしれない何かを確かめるように、自身の腰を両手で(まさぐ)っていた。

そして一つの結論へとたどり着く。



「シッポ!?尻尾が生えてる!!?」





呆れるように肩を落とすリンが見守る中、チヒロは体を捻ってみたり、ぐるぐるとその場で回ってみたりと大忙しだ。

地面を転げまわる彼の様子が不憫で仕方がない。



「ちょっ!この!おとなしくーーーぐぼぁっ?!」



「犬もこんな気持ちで尻尾を追い掛け回してるのね・・・」



制御不能に陥った尻尾がチヒロの後頭部を打ち付ける。見た目を裏切らない強靭な鱗は、痛みで悶絶するほどの威力を有しているようだった。

頭部を押さえ、(うずく)まるチヒロ。

そんな様子を遠巻きから眺めていた彼女もチヒロへと駆け寄っていく。



(腰、脊椎から伸びてる?少なくとも生物としては破綻していない?それにしてもこれはーーー)




登山用ジャケットの裾から、はみ出る様にして生えていた。

ちょうど仙骨の上部から伸びる尻尾は、おおよそ本人の身長と同じくらいの長さを有している。

彼の心境を代弁するかのようにピクピクと痙攣するそれは、間違いなく身体の一部として機能しているように見えた。

痛みで悶絶するチヒロを気にしながらも、彼女の心境は完全に二分していた。

一つは、純粋に彼を案じる気持ち。そしてもう一つ、




「失敗した?そんな、契約はちゃんとーーー」



成功しているはずだ、と。

そう確信するだけの理由が、彼女にはあるはずだった。チヒロと()()()()()()という事実。

それは契約が今も正常に行われているということに他ならない。

しかし、目の前の状態はあまりにも異常なことだった。


ーーー彼がこの世界に順応しようとした結果だろうか?いや、それは自身が行った〝契約″という行為を真っ向から否定していることになる。

この〝結果″ではどうやっても辻褄が合わなかった。




「ーーーいてて。リン、契約って・・・?」



「私とチヒロの、よ。チヒロは私と契約してこの世界に・・・いや、逆ね。ここに転移するために契約したの。まあ、結果に対する代償みたいなものね」


「・・・ふ、ふーん?」




チヒロの暴走したマナを利用しての異世界転移。

肥大した魔力を放出するには・・・この方法しか選べなかった。今のチヒロにとっては理解できない事象だろうが彼女はそれ以上の説明を拒んだ。

彼女自身もよくわかっていないのだ。説明できるわけがない。



「それじゃあ、この尻尾も?」


「それは・・・正直わからない。たぶん()()の過剰使用による反作用。それに近いわ」







―――契約、そしてマナ。



彼女から発せられた単語に眉をひそめる。

ひどく聞き慣れているようで、実際に耳にするとまるで実感がわいてこない。


マナとは、この体を血液のように循環している何かを指示していることは予想できた。

どちらかといえば空気のような感覚。今までは希薄すぎて感じることができなかったもの。




「その、マナっていうのは目に見えるものなのか?」


()()の状態では見えない。感覚で・・・そう、なんとなくそこにあるなぁってわかる程度ね」




(感覚・・・。それならわからなくもない、か?)



「・・・見えるのは、マナを使役するときくらい」






  リンはおもむろに手のひらをチヒロに向け、ゆっくりと呼吸を整える。

一瞬、彼女の掌にゆらぎのような現象が起こると、それからの変化は劇的だった。

 

 茜色した極小の粒がゆらゆらと揺蕩たゆたう。蛍火のような光の粒が、尾を引きながら中心に向かっていくーー。


ボンッと水素爆発を起こしたように赤色のマナが破裂し、小さな炎があがった。



「熱ッ!?」





実際はそれほど熱くはなかったが、チヒロは驚いた勢いで声を上げる。

リンはその反応に満足したのか、あまり主張の激しくない胸を突き出し、人差し指を立てて自慢していた。



「ふふっ。すごいでしょ!」


 凄いことには変わりないが、素直に褒める気にはなれない。

リンもちゃんと加減してくれてはいるが、彼女は何をするにも突飛に過ぎるのだ。





「そういうことはちゃんと宣言してからやってくれよ・・・」



「大丈夫よ、加減したし。それよりも、ちゃんと見えたでしょ?」




 暖簾に腕押し。チヒロは自分がこれ以上反論しても、何の意味も成さないことを悟る。むしろ悪化するような予感があった。

・・・今は、素直に聞いたほうが無難だ。

いつか仕返しする事を心に誓って、会話を続ける。





「あー、なんかオレンジ色の粒のような光が・・・」



「それがマナを操作したときに起きる発光現象よ。色とか密度で、ある程度どんな魔法を使うかわかるわ」




「・・・もしかして、俺にも使える?」


期待に胸を膨らませながら、核心に迫る。

空想でしかなかったものが、目の前で行われたのだ。心が高ぶらないわけがない。

どこか縋るような気持ちで彼女の瞳を見つめていた。



「それはマナと知識があれば誰でーーーブフッ」

 



リンが正面からチヒロの身体を注視したかと思うと、噴き出すようにお腹を抱えて笑い出した。


腰をかがめ、笑う姿はとても魅力的ではあったが、今はそれどころではない。

自分にとって、御伽噺の世界だったものが使えるかもしれないと期待しているのに。





(・・・とりあえず馬鹿にされていることはわかった)



「リン!まさか俺は魔法がつかえなーー」


「多分使える・・・ふふっ。ホント、チヒロはおかしな人ね」




リンは遮る様に言葉を発しながら、時折チヒロの身体を凝視すると、思い出したかのように小さく笑う。

ーーーまさか自身の想像していた予想と真逆だったとは。彼女は独り納得するようにうなずいた。


これは〝反作用"なんて代償めいたものではなく、その逆。まさか過剰摂取(オーバードーズ)による()()()なんて思いもしなかったのだ。



彼女はひとしきり腹を抱えながら笑っていたが、腹筋の限界を感じたのか一息入れるように「ふぅ」と息を吐き、呼吸を整える。

そして。





「さっきからマナが〝ダダ漏れ”してる。尻尾が生えた原因はソレね」




「・・・え?」




本来は視認できないはずの無機質なマナが、その圧倒的な量でもって存在を主張している。

チヒロはあわてて自分の身体を見渡すと、確かに全身から何かが抜けている感覚に気づいた。





「うおっ!なんだこれ!?」



体から、漏れているとは言い難い量のマナが放出されている。

 チヒロがそれに気づかなかったのは、吐き出すよりも吸い込む量の方が多かった為だ。その証拠に、彼の調子は時間が立つにつれ良くなっている。


 しかし、いくらマナが潤沢な世界といえども限度があり、チヒロがこのまま同じ場所に留まっていれば目も当てられない状況になるだろう。


 元いた世界の黄色い花がチヒロの頭を過り、額に汗を浮かべる。




「過剰に放出されたマナは嫌でも世界に影響を与えるわ。圧縮された空気が熱を帯びるように当たり前なこと・・・まさか尻尾が生えるなんて夢にも思わなかったけど」




「・・・これ、どうやって止めるんだ?」



どこか楽しそうな、それでいて困惑しているような彼女の表情。顔を引きつらせながら助けを求めるチヒロの顔とはまさに天と地ほどの差があるように思えた。

事実。知っているか、いないかではとらえ方がだいぶ違うのだ。


焚火の炎を恐れる人間はいないが、野生動物は違うだろう。ましてや、未知の現象が自身の尻を焼いているならば尚更だ。





「かわいそうなくらい不便なカラダ。ちょっと同情するわ・・・」




尻尾の生えた理由、その根本的な原因はわからないまま。しかし、少なくとも方向性を与えられていることは確かだった。

尻尾が生えるという、謎の方向性ではあるが・・・暴走しているわけではないのだから危険は少ない。




「まあ、いいわ。やってあげる!」


「ッ!できるのか!?頼む、自分では止められそうにないんだ」



「普通は自分で制御できるんだけどねぇ。・・・これは仕方ないかもだけど」





彼女はそう言うと、トコトコと背後に回る。チヒロは何事かと顔を向けようとするが、彼女の両手にそれを阻まれてしまった。



「そのまま、前を向いて。あと、シッポ邪魔!」



 少し真剣さを取り戻したリンに言われるがまま、正面を向く。パタパタと落ち着きのなかった尻尾も、この時ばかりはシュンと項垂れているようだった。


ーー直後、腰から背中にかけて撫でられるような感触がした。



(く、くすぐったいなこれは)


 リンのひんやりとした、少し小さめの手が直接肌に触れている。ちょうど心臓のあたりまで手が伸びてくると、ピタリと静止した。

 自分の心音が伝わってしまうことに無性に恥ずかしくなるが、これ以上鼓動が速くならないよう無心を心がける。








「ーーチヒロ、契約の時を思い出して」



リンを深く理解し、自分を受け入れてもらった瞬間を。

感じるはずのないリンの鼓動を背中越しに感じ、心音が自分と重なっていく。



ゆっくりと落ち着きを取り戻す心臓の鼓動に合わせ、チヒロからあふれていたマナもその勢いを失っていった。







「・・・はい。これでおしまい」



彼女の手が背中から離れ、正面に戻ってくる。身体から溢れていた淡い白色の光はピタリと止まっていた。



(た、たすかったーッ。いろんな意味で)




いつのまにか呼吸するのを忘れていたようで、ドッと息を吐き出す。




「ふーっ。リンはすごいな・・・」



 チヒロが率直な感想を告げると、リンは少し恥ずかしそうにフンッと鼻を鳴らした。そむけた顔が薄く紅潮していたのは気のせいだろうか。そんな疑問が浮かぶが、話を本筋に戻す。



「それで、リンは俺の体になにをしたんだ?」



「その聞き方はなんか、ものすごく失礼な気がするんだけど・・・。とりあえず、・・をしたから大丈夫。契約のついでみたいなものだから簡単だったわ」




他人の保有するマナに干渉し、操作することは不可能だ。ましてや、マナの出口を塞ぐなんて普通・・は出来ない。

二人が『契約』によって、お互いの大部分を『共有』しているからこそ許される行為だった。



「これからは自分でも出来るようにならなきゃダメだからね?」



ちょんちょんと彼女は自身の臀部を指し示す。

白のワンピースが彼女の動きに合わせ、ゆらゆらと踊っていた。その様子をぼんやりと眺めながら、つられるようにチヒロも手を伸ばす。







「---あ、シッポなくなってる」





制御不能だった体の一部が消失したことに、少しだけ喪失感を感じたチヒロは不快そうに顔を歪めるのだった。





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