プロローグ2
「そろそろいいかのぉ~」
いつの間にか現れていた爺さんが話しかけてきた。
「うおっ」
「うひっ」
「ん?」
俺,将馬,貴士がいきなり現れた爺さんに驚いていると,
「もう落ち着いたかの~。色々と話したいことがあるんじゃがの。」
爺さんが話を続けてきので3人を代表して俺が答える。
「こちらも色々聞きたいことあるんですが・・・」
すると爺さんは髭を撫でながら
「それならば先に質問に答えていこうかのぉ」
それを聞き,俺達は色々質問をしていく。
「貴方は誰で此処はどこですか?俺達は車でサバゲー会場に向かってい
はずなんですが?」
「えっ?会場に着いたんじゃないのか?」
アホが何か言っていたが無視だ。
「そうだのぉ~まず此処はミストルティアの神界で儂はこの世界の創造主でゼヴィウスと言う。次にお主らがなぜ此処にいるのというと,向こうの世界で事故にあったであろぅ?」
「!?。確かにトラックが突っ込んできました。」
「その事故でお主ら死んでしまったのだがのぉ。お主らの世界の神が手違いで本来ならまだ死ぬはずではないお主らを死なせてしまってのぉ。向こうの世界で生き返らせる事が出来ないのでこちらの世界に転生して欲しいと頼まれての。」
「神の手違いって・・・」
将馬が驚愕の表情で呟いた。
「だがのぉこちらの世界に転生させる時に色々便宜を図って欲しいを言われおっての。お主らに色々能力を授けてやろうと思う。」
「「「チートキタ━(゜∀゜)━!?」」」
(まさか俺達が神の手違いで死んでいて異世界に転生されるのには驚いた。だが向こうの両親や彼女,知り合いには悪いがチートをもらえるのならそれはそれで悪くないかもしれない。)
「でも転生ってことは赤ん坊からか?それに俺達はバラバラになるのか?」
貴士が珍しく真面なことを聞いた。
「それをお主らに聞きたのだがの」
「う~~ん」
(流石に赤ん坊からは色々面倒くさいなぁ。それに何も分からない世界でなんだかんだ言って10年以上付き合いのある親友達と折角一緒なので別れるのはなぁ。)
「こちらの世界で成人は何才からなんですか?」
「ミストルティアでは15才で成人じゃの」
「15才で3人とも同じ場所で転生できますか?」
「可能じゃの~」
「お前らはどう思う?」
「「いいんじゃね(ないか)。」」
こいつらも良いらしいしこれでいいか。
「年齢と3人一緒なのは分かったが種族の方はどうするかのぉ?まずミストルティアにいる種族は人族,獣人族,森人族,土人族,竜人族,海人族,魔族じゃが,正直魔族はオススメしないぞ。」
「ん?なんでですか?」
「魔族は魔族以外の種族と敵対しておるからの~」
「へ~」
(まぁなんだかんだで人族が安定だろうな)
親友達に目線を送ると二人との同じことを思っていたのか,頷いてみせたのでみんなで
「「「種族は」」」
「「人族で」」「ドラぁg 人族で」
訂正どうやら目線をそらして口笛を吹いているアホは違うことを思っていたみたいだ。