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14th water soil

作者: 遍駆羽御

water soil


詩:遍駆羽御


遙か天空へと注がれた命の水を僕らは分け合う

知恵も 肉も 生も 死も 僕らを支配できるのは水だけ


枯れていく舌を潤す

谷間に落ちる水滴 太陽の光に吸われてしまう前に

君の汗を含んだ水を舌で転がそう


君の涙さえ僕に栄養ってキザな台詞を言った日には

一週間キスなし宣言を喰らってもう頭が変になりそう

心地良いオアシスは君の唾液でしか勤まらない


遙か天空へと紡がれた愛の熱を僕らは継いで

本能も 美も 性も 子も 僕らを支配できるのは愛だけ


枯れていく心を直す

君の言葉は優しさなんて平凡な言葉では示せない

示せるのは君の存在だけ 教えてよ


優しさの全てを


人は自分の知り得ない心の温かさを求めて違う命の水に触れる

人は残酷にはなれない生き物 互いの熱の安心さを知ってる

もう 何億年も前から――


僕らは誰一人 弱さというコミュニケーションツールを胸に抱いてる

抱きしめ合う度に胸と胸から見えないLANケーブルが接続し合う

言葉はいらない ただ 命の水を触れ合い 混ぜ合い 哲学を創れ


愛は人を人として一人前にするための他人への 自分へのギフト


遙か天空へと注がれた命の水を僕らは分け合う

知恵も 肉も 生も 死も 僕らを支配できるのは水だけ



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