チーム分け
正式社員になりました。
今日は正式社員になって初めての朝。
「おっと!いけない、いけない。」
試験合格の証のバッジを付けてアルカディア・サイコに到着した。
ちなみにアルカディア・サイコから家までは歩いて30分くらいしか離れてない。
「おっはよー!」
レナが笑顔でこちらに挨拶してきた。
「お、おはよう。」
余りにも元気な挨拶に少し戸惑う俺。
そんなときにグリーテがこちらにやってきた。
「やぁ、おはよう昇くんとレナ。」
「おはようございます。」
「あっ!!」
レナが急に叫んだ。
「どうしたんだよ?レナ。」
グリーテが静かに言う。
「今日はチーム分けの日なんだよ。昇くんが何班になるか楽しみだ。」
チーム分け?正式社員をグループに分けるのか。
レナが不安そうな顔をしているのが気になるけど大丈夫か?
「では、メインアリーナで会おう。」
そう言うとグリーテは去って行った。
一応、レナに聞いてみるか。
「なぁレナ、チーム分けってなんかあるのか?」
レナが答える
「あるもある!大アリよ!これで決まった班で1年間過ごすんだからね。」
1年間過ごす?
一緒にでも暮らすのか?
「過ごすって何を?」
レナは少し口調を荒げて
「任務を遂行する班よ!ろくな奴がいなかったら最悪よ!」
任務ってことはその班が何か依頼を受けてそれを遂行するってことかな?
「確かに良い奴と組みたいよな。」
「まぁ多分アタシならどんな奴でも大丈夫だけどね!」
そんな会話をしながらメインアリーナに向かう。
「まぁ、超能力者ばっかりだから思ったほど人数はいないな。」
「シッ、静かに!」
レナが忠告する。
するとなんだかゴツい体の男がやってきた。
「おはよう諸君!」
なんて声のでかさだよ.....
マイクいらねぇだろ。
「私が任務課担当のザンクだ!これから1年間君達が一緒に任務を共にするチームを発表する!」
ザンクがマイクを切り息を吸い込む。
「耳塞いで!早く!」
レナが急かして指示してきた。
言われるがまま耳を塞ぐ。
「ねっけーーつ!!!!!!」
爆音が辺り一面に響き渡る。
「なんだよ.....これは。」
数人は耳を押さえているようだ。
馬鹿みたいに大きな声だったな....
「では!いくぞAグループ・・・・・」
そこから発表が続いた。
「では最後の班だなFグループ!」
まだ呼ばれてないってことはFグループか。
「Fグループ!昇!レナ!クリフ!龍牙!ライナ!以上五名!」
レナと一緒か。知り合いがいるのは安心するな。
「よろしくね!昇。」
「あぁ、よろしく。」
「では、チームごとにミーティングをしておけよ!解散!」
こうしてチーム分けが終わった。
一体レナ以外の3人はどんな奴らなんだろう?
キャラクターの名前がややこしい。