表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/28

新たなる誓い

昇が扉から出てくる。

そこには、昇以外の全員が揃っていた。

皆体中が傷だらけになっている。


龍牙「どうやら、全員終わったみたいだな。」



レナ「私も修行ちゃんと終わったよ!」


グリーテも微笑みながらこちらにやってきた。


グリーテ「おめでとう。しかし一つ問題が出来てしまった。」



ローズ「問題?僕達はちゃんと修行をこなしたじゃないか。」


皆もグリーテの発言に首を傾げる。


グリーテ「実は近々ブラッティ・ネオ討伐のメンバー選抜があってな.........」


皆の顔つきが一斉に変わり、グリーテを見つめる。


グリーテ「そして、メンバーの方がランク4以上が条件なんだ。」


クリフ「.........!」



ライナ「そんな........!」


ランク4以上がメンバー選抜の条件となると、昇たちのランクは1。

このままではメンバー選抜には入れないということになる。


龍牙「ふざけるな!なんとかしろ!」



カイラ「おいおい、冗談だろ!?」



ローズ「まぁ、僕はランク4だから大丈夫だけど昇たちも今度のブラッティネオ討伐にはかなりの戦力になるはずだ。」


グリーテは少し考える。


グリーテ「ではとりあえず、ランク4にまでどうにか昇格してもらうしかないな。」



龍牙「それしか手がないなら早くしろ!」



グリーテ「いや、まてランク2昇格試験は今から一ヶ月後だ。」


皆は少し残念そうな顔をしたが、同時に少しホッとしたような顔をしていた。


カイラ「俺は今ランク3だからそこまでは試験には参加しない。」


そこでひとまずは、昇達は傷を癒すため帰ることになった。


―――――――――――

その日の帰り道


レナ「昇!昇の修行はどんな感じだった?」



昇「あぁ、いや.........」


昇は今からブラッティ・ネオ討伐のメンバー入りを目指している仲間にあのことを言いたくなかった。


レナ「どうしたの?」



龍牙「やめておけ。あまり修行の事は話すな。」


龍牙は昇の気持ちを察してくれたのかレナを止めた。


クリフ「まぁいいじゃあねぇか。」



レナ「...........うん。」


レナも仕方なく口を閉じた。

その時、昇が皆の前に立って口を開いた。


昇「あの.........言いづらいんだけど俺はしばらく一人で修行する。もちろんこれから一ヶ月間。」


皆の様子が変わり、驚きを隠せない。


レナ「なんで!?」



龍牙「そうか............なら俺達全員一人一人で修行することにしよう。」


龍牙はすまして答えた。

他の皆はあまり納得いかないようだ。


レナ「皆でやった方が絶対いいよ!」



ライナ「そうだよ!なんで一人でやるなんて言うの!?」


昇は少し困った顔をしてしばらく沈黙する。


昇「..............理由は今は言えない。けど、皆なら一人でも大丈夫!」



龍牙「その通りだ。今はどうこう言う時ではないからな。一人の方がやりやすいと昇が言うんだ好きにさせてやれよ。」


レナは悲しそうな表情を浮かべて黙ってしまった。


ライナ「分かった。私も一人で頑張る。」



クリフ「俺もだ。一ヶ月後にまた強くなって会おうぜ!」


レナは少し俯いたまま何も言わずに黙っていたがライナが肩を叩くと同時に頷き笑顔を見せ、


レナ「私も一人でも修行頑張る!でも絶対強くなって会おうね!」


そうして皆は頷き帰っていった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ